スマホをバイクナビ化するコツは?注意点からおすすめアプリまで徹底解説

スマホをバイクナビ化するコツは?注意点からおすすめアプリまで徹底解説

バイクツーリングに便利なスマホのナビ

引用元:https://pixabay.com/ja/photos/8E-7249769/

ツーリングや目的地を調べるなど、バイクでナビを使って走行する人が増えてきましたが、手軽にナビとして使えるのがスマホのナビです。

専用のナビゲーションシステムもいいですが、スマホのナビは専用ナビとは違い初期費用も必要ありませんし、その他にも様々な特徴があります。

無料で使えるナビアプリも多い

スマホのナビアプリは無料で使えるものも多く、それらを利用すれば初期費用が必要ありません。

専用のナビゲーションシステムを導入すると、数万~十万円前後円の費用が必要となり、スマホさえあれば無料で使えるナビアプリとの差は大きいです。

専用ナビには専用ナビの利点もありますが、まずは初期費用を抑えられるナビアプリを使用し、機能が不足していると感じるなら、専用ナビの導入を検討してもよいでしょう。

渋滞情報などリアルタイムで分かる

スマホのナビアプリは、渋滞情報や雨雲レーダーなどの走行時に必要な情報を、リアルタイムで獲得できます。

渋滞情報を得ることで、目的地までの時間短縮のためのルート再検討ができますし、雨雲レーダーがあることで、走行ルートや目的地の天気が予測できて便利です。

無料で取得できる情報は最低限の場合が多いですが、月々数百円~1,000円程度の課金プランを設けているアプリの中には、AIを活用した渋滞予測など、より先進のサービスもあります。

最新の地図データーが簡単に取得できる

常に最新の地図データーを簡単に取得できるのも、ナビアプリの大きな特徴です。

地図の更新はアプリの更新ボタン、地図の更新ボタンを押すだけでその時の最新データーに更新されます。

専用ナビで地図を更新するには、地図データーの入ったメモリーカードなどの記憶媒体を購入するか、メモリーカードを用意しメーカーのサイトからダウンロードをするなど、スマホのナビアプリより費用や手間がかかります。

<h3>目的地の設定が簡単</h3>

スマホのナビアプリは、目的地の設定が簡単に行えるのも特徴です。

スマホで観光地や店舗などの情報を検索し、そこに行ってみようと思ったら、住所をナビアプリに貼り付けるだけで、目的地設定が終わります。

例えば、人気の飲食店をスマホで検索し、行こうと思う店舗の住所をコピーしてナビの住所検索に貼り付ければ、住所を1文字1文字手動入力することなく、目的地の設定完了です。

スマホのバイクナビ化のコツ・ポイント

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スマホのナビを使う上でより便利に使うためのコツや、抑えておくべきポイントがいくつかあります。

長く安定して使っていくためのポイントも解説していますので、スマホをナビとして使おうと思っている方はぜひ参考にしてみてください。

「壊れてもいい」中古スマホやサブスマホを活用

スマホでナビを使う際は、壊れてもいい中古スマホや、サブとして使っているスマホを使うのがおすすめです。

強い振動によって故障につながったり、立ちごけや転倒の際にスマホが飛んでいったりして、地面に叩きつけられることがあります。

また、防水対応されていないスマホは突然の雨で故障につながることもあるので、壊れてもいい中古のスマホか、サブとして使っているスマホを活用するとよいでしょう。

SIMなしスマホをナビ化にするのもアリ

通信契約を行っているスマホとデザリングで接続することで、SIMなしスマホでもナビとして使うことができます。

データー通信のできるスマホ(普段使っているスマホ)と、SIMなしスマホを用意する必要がありますが、2台以上所有している方で少しでも通信費用を抑えたい方は、試してみるとよいでしょう。

ややネックなのが2台のスマホを持ち運ばないといけない点と、スマホナビはバッテリーの消費も激しくなるので、2台ともバッテリー給電が必要となる点です。

スマホをナビ化するなら車体からの給電が必須

スマホをナビとして使う場合は、スマホの充電だけでなくバイクから電源を引く給電が必須です。

ナビとして使っている間は常にスマホが起動している状態となり、充電の減りも早くなるため、バイクから給電をすることで充電切れを防ぎます。

雨など防水対策も考慮しよう

防水機能がないスマホは、雨天での使用や突然の雨など、スマホが雨で濡れると故障の原因になります。

バイクは天候に左右されやすく、夏でも夕立など突然の雨に見舞われることもあるので、防水機能のないスマホは防水対策もしっかり行っておきましょう。

意外と見落としがちな「振動」も対策しよう

スマホは振動にあまり強くなく、常に路面の凹凸の振動やエンジンからの振動を受けやすいので、故障防止のための振動対策も必要です。

特にカメラは振動に弱く、スマホに振動を与え続けることで、手ブレ補正機能などカメラシステムが故障につながることも。

充電用として内蔵されているリチウムイオン電池も振動にはあまり強くないため、バイクでスマホをナビとして使う際は、振動対策もしっかり行っておきましょう。

いざという時に役立つ「スマホ保険」

バイクのナビとしてスマホを使う場合は、万が一に備えて、故障時に修理や交換を行ってくれるスマホ保険に加入しておくのもおすすめです。

各キャリアがスマホ保険を用意しており、月額400円~1,500円程度で保険に加入でき、落下での故障はもちろん、水没などにも対応した保険もあります。

キャリアが用意しているスマホ保険の他にも、保険会社が提供しているスマホ保険(電子機器用保険)もあり、故障や破損の修理費用が、後に保険プランに応じた割合で支払われる形です。

スマホのバイクナビ化の注意点

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スマホをバイクのナビとして使用する場合には、いくつかの注意点があります。

注意点を抑えておくことで、あらかじめ対策できたり準備できたりするので、スマホをナビとして使う方はぜひ以下の点に注意して、安全にお使いください。

  1. 脱落や振動による故障リスクが高い
  2. バッテリー消費が早い
  3. ツーリング先の電波状況に注意

注意点1.脱落や振動による故障リスクが高い

スマホをバイク用ナビとして使う場合、スマホの脱落や走行時の振動による故障のリスクが高くなります。

立ちごけや転倒などでバイクをこかすと、スマホが脱落したり、転倒時の衝撃でスマホが故障したりすることも。

また、スマホに激しい衝撃を与えなくとも、走行中の振動(揺れ)を与え続けることで、カメラの手ブレ補正などの機能が誤作動を起こすようになるなど、故障の原因につながることもあります。

注意点2.バッテリー消費が早い

スマホのナビアプリを使って走行していると、スマホが常時起動している状態となるため、バッテリーの消費が早くなります。

特にツーリングなど長時間ナビとして使う場合は、バイクのバッテリーから給電するなど、常に電源確保することが必要です。

注意点3.ツーリング先の電波状況に注意

ツーリング先や人里離れた山道などを走行する場合は、電波が来ているかどうかの確認も必要です。

電波を受信できる範囲外(圏外)となった場合は、ナビの地図情報も更新されなくなるため、ナビとしての機能を失います。

スマホナビを使う場合は走行ルートの電波状況を確認するとともに、電波の届かない範囲を長距離走行する場合は、ルートを頭に入れておくか紙製の地図を用意しておくと、初めての道でも迷わず安心です。

スマホをバイクナビ化!おすすめアプリ10選

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バイク用に適したスマホ用のナビアプリを10個ご紹介します。

多くは無料で使用できますが、より利便性の高い機能を使う場合は有料となっていることも多いので、まずは無料で利用してみて、より便利に活用したい場合は有料プランも検討してみるとよいでしょう。

1.Google Map Google

引用元:https://www.google.co.jp/maps/

「ググる」など検索といえばGoogleというくらい、検索エンジンとして世界中で利用され、検索の標準とも言えるGoogle LLCが提供するのがGoogle Mapです。

地図としての利用のほかに、ナビとしても利用できるので、普段からGoogle Mapを使っている方におすすめ。

バイクや車での移動のほかに、徒歩や公共機関を使っての移動も案内してくれ、ルート周辺の店舗やスポットなども表示してくれるので、走行ルート周辺の環境もつかみやすいです。

2.Yahoo!カーナビ Yahoo! JAPAN

引用元:https://carnavi.yahoo.co.jp/promo/

Yahoo!カーナビは、日本でGoogleと並んで利用者の多い検索エンジンを提供するYahoo! JAPANのサービスで、普段からYahoo!を利用している方におすすめ。

ルート検索や案内はもちろん、周辺のガソリンスタンドのガソリン代の表示もしてくれ、地図としても見やすいです。

また、Yahoo!カーナビに対応したマルチメディアリモコンも販売されており、バイクの場合は車ほど配置の自由度がありませんが、より利便性を高めることもできます。

  • 開発元:Yahoo! JAPAN(ヤフージャパン)
  • 対応OS:iOS/Android
  • 音声案内:あり
  • 利用料金:無料(アプリ内課金あり)
  • サイトURL:https://carnavi.yahoo.co.jp/promo/

3.ツーリングサポーター NAVITIME

引用元:https://touring.products.navitime.co.jp/

ツーリングサポーターは、株式会社ナビタイム(NAVITIME)ジャパンが提供するナビアプリで、利用者数の多いナビアプリを使いたい方におすすめ。

2018年現在、のべ5,000万以上の利用数(サービス全体のユニーク利用者数の合計)を誇る日本で最大級のナビアプリで、バイクでの移動のみならず徒歩や公共機関など、様々な手段でのルート案内をしてくれます。

無料プランと有料プランがあり、ナビゲーションとして利用するには月額400円ほどの有料プランへの加入が必要となりますが、無料プランでは地図検索や電車混雑情報、現在地周辺にある施設を案内してくれる「地点検索」が利用可能です。

4.auカーナビ        KDDI

引用元:https://www.au.com/mobile/service/carnavi/

携帯電話のキャリア、auが提供するナビアプリがauカーナビで、auユーザーでPontaポイントをためている方におすすめ。

走行距離に応じてマイレージが溜まり、Pontaポイントに交換できるほか、端末に地図をダウンロードして使うタイプのナビアプリなので、通信ができない圏外区間でもナビとして使えるのが大きな特徴です。

利用料金は月額550円ですが、加入月は無料で利用できるほか、auスマートパスやスマートパスプレミアムに加入している方は、加入月を含む2ヶ月の間無料になります。

  • 開発元:KDDI
  • 対応OS:iOS/Android
  • 音声案内:あり
  • 利用料金:プレミアムコース:月額550円~、他:半年コース、年コースあり
  • サイトURL:https://www.au.com/mobile/service/carnavi/

5.MAPS.ME CYPRUS

引用元:https://ja.maps.me/

オフラインでも使えるナビアプリを探している方におすすめなのが、CYPRUSが提供する「MAPS.ME」です。

インターネットに接続していない状況でも、地図の検索やブックマークの作成、ルートの作成ができ、目的地までの距離測定も発地と着地の2点を指定するだけで簡単に行えます。

バイクでのルート案内のほか、公共機関や空路、徒歩でのルート検索もできるので、ツーリング先でバイクを降りての観光にも使えるナビアプリです。

  • 開発元:CYPRUS LTD.
  • 対応OS:iOS/Android
  • 音声案内:あり
  • 利用料金:無料(アプリ内課金あり)
  • サイトURL:https://ja.maps.me/

6.MAP Apple

引用元:https://www.apple.com/jp/maps/

iPhoneユーザーにおすすめの「MAP Apple」は、iPhoneやiPADを販売するAppleが提供する地図アプリで、iPhoneやiPADには最初からインストールされています。

目的地までのルート検索が簡単に行え、Googleストリートビューのように360度見渡せる3D画像マップにも対応しているので、目的地周辺の様子を予め知ることも可能です。

走行ルートを友人たちと共有したり、スポットを選んで概要や歴史などのガイドを作り共有したりすることもできます。

7. ライフレンジャーナビ MTI

引用元:https://www.mti.co.jp/?p=20682

ライフレンジャーナビはMTIが提供するナビアプリで、渋滞用法やオービス情報(設置場所や制限速度)を知りたい方におすすめです。

一方通行や目印となる建物(ランドマーク)をわかりやすく表示している他、現在地周辺のバス停や飲食店など生活に関わるスポットを、ジャンルやフリーワードから簡単に検索できます。

有料プランは、リアルタイムの渋滞情報やカレンダーと道路を選ぶとこれまでの動向データーから渋滞予測、音声で交差点名や進行方向の案内、オービス周辺での注意喚起をしてくれるのでより利便性が高いです。

  • 開発元:MTI
  • 対応OS:iOS/Android
  • 音声案内:あり
  • 利用料金:30日間チケット:370円、90日間チケット:980円(無料プランもあり)
  • サイトURL:https://www.mti.co.jp/?p=20682

8.ゼンリンいつもNAVI ゼンリン

引用元:https://www.its-mo.com/

「ゼンリンいつもNAVI」は住宅地図などで有名な地図情報企業ゼンリンが提供するナビアプリで、詳細な住宅地図も見たい方におすすめ。

検索機能はフリーワードのほか、グルメや観光地などジャンルを選ぶだけで、周辺のおすすめのスポットの案内をしてくれるほか、ドラマや映画などのロケ地も検索できるなど面白い機能です。

有料プランでは渋滞情報をリアルタイムで取得できるようになり、iOSでは7日間、Android(Google Play)では20日間のお試し無料期間も設定されています。

  • 開発元:ゼンリン
  • 対応OS:iOS/Android
  • 音声案内:あり
  • 利用料金:(月額)324~360円、(年額)3,000円
  • サイトURL:https://www.its-mo.com/

9.MAPLUS キャラdeナビ Edia

引用元:https://www.maplus-navi.jp/

「MAPLUS キャラdeナビ」は、ゲームサービスやコミック出版などを手掛けるEdiaが提供するナビアプリで、音声をアニメキャラの声にするなど、ナビを自分好みにカスタマイズして利用したい方におすすめ。

映画「ゆるキャン△」や速見奨、声優の島本須美さんにクレヨンしんちゃんの野原しんのすけなど、豪華なキャラの音声案内や、画面のデザインを彩ってくれます。

音声ルート案内のほかにも、走行状況に応じてセリフが聞けるなど、キャラ好きな方はより案内が楽しめるアプリです。

  • 開発元:Edie(エディア)
  • 対応OS:iOS/Android
  • 音声案内:あり
  • 利用料金:アイテム購入により 550円〜1,960円
  • サイトURL:https://www.maplus-navi.jp/

10.地図マピオン ONE COMPATH

引用元:https://www.mapion.co.jp/

地図マピオンは、総合印刷会社の大手である凸版印刷株式会社のグループ会社のONE COMPATHがサービスを提供しています。

標準地図やツーと検索、地形図に防災マップなどが無料で利用できるほか、月額250円で到達圏マップや境界線マップ、通り名マップが利用できるようになりますが、広告動画を観ると5分間無料です。

中でも有料プランの到達圏マップは、指定する地点から1分単位でどこまで到達できるのか走行の目安が分かり、ツーリング計画にも役立ちます。

  • 開発元:ONE COMPATH(ワン・コンパス)
  • 対応OS:iOS/Android
  • 音声案内:なし
  • 利用料金:月額 250円
  • サイトURL:https://www.mapion.co.jp/

まとめ

引用元:https://pixabay.com/ja/photos/89-6281973/

バイク走行に使えるスマホのナビアプリについて、どのようなものなのかという概要からスマホナビ化のコツ、注意する点について解説してきました。

スマホのナビアプリを使うと、スマホのバッテリーの消費も早くなるので、特にツーリングなどに行く方はバイクからの給電を考えて利用するとよいでしょう。

また、おすすめのスマホナビアプリも10個紹介しているので、スマホのナビを使いながらバイクに乗る方は、そちらもぜひ参考にしてみてください。

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