バイクのパンク修理料金の相場まとめ!ケース毎に費用を解説

バイクのパンク修理料金の相場まとめ!ケース毎に費用を解説

バイクのパンク修理の費用相場

引用元:https://pixabay.com/ja/photos/81-1583269/

バイクのタイヤには、「チューブレスタイヤ」と「チューブタイヤ」の2種類があり、種類ごとの修理方法と修理費用の相場は以下のようになっています。

修理方法 費用相場
チューブレスタイヤ(プラグ修理) 1,500円~3,000円
チューブレスタイヤ(内面修理) 3,000円~5,000円
チューブタイヤ(パッチ修理) 2,000円~4,000円
チューブタイヤ(チューブ交換) 4,000円~7,000円
タイヤ交換(必要な場合) 7,000円~15,000円
出張修理(基本料金) 5,000円~10,000円
DIY(修理キット) 1,000円~5,000円

パンク修理が最も安いのが、バイクパーツショップやホームセンターで売られているパンク修理キットを買って自分で修理する方法ですが、確実に直したい場合はバイクショップなどプロに依頼しましょう。

すぐに修理をしたい場合や、バイクを動かせない場合は出張修理がありますが、どの修理方法を選ぶかは状況や修理コスト(予算)次第になります。

1.チューブレスタイヤのパンク修理の費用相場

チューブレスタイヤは内部にチューブがないため、タイヤそのものに表面から修理用のゴム栓を挿入し修理する「プラグ修理」が一般的です。

プラグ修理の基本的な修理代は、1,000円~3,000円が相場ですが、大きな穴やパンクによる損傷が激しい場合は内面の修理が必要となり、その際の費用相場は3,000円~5,000円となっています。

プラグ修理は簡易的な方法で、30分程度と比較的短時間で修理が終わりますが、内面修理になるとタイヤをホイールから取り外す必要があるため、時間も費用も高めです。

出張で修理を行ってもらう場合はパンク修理費に加え、5,000円~10,000円が出張費として必要になります。

2.チューブタイヤのパンク修理の費用相場

チューブタイヤはタイヤ内部に空気が入るチューブがあり、パンクした場合はチューブの修理か、チューブ交換が必要になります。

チューブのパンク修理は、パッチというシール状のものをパンクか所に貼って補修する「パッチ修理」が一般的で、費用の相場は2,000円~4,000円前後です。

ほかにもチューブを新品に交換する修理もあり、その場合の費用相場は4,000円~7,000円前後で、タイヤ交換になる場合は7,000円~15,000円を見ておくとよいでしょう。

パッチ修理は応急処置的な要素が強く、場合によってはチューブ交換が推奨ですが、出張修理の場合は、パンク修理費用に加え出張費用が5,000円~10,000円程度加算されます。

3.出張修理の料金

パンクした場所まで来てくれる出張修理サービスは、通常の修理費用に加え、出張費がかかります。

出張の基本料金は5,000円~10,000円が相場で、深夜や早朝対応(夜間22時~翌朝8時頃)の場合は、追加で2,000円~5,000円が必要です。

出張修理サービスはロードサービスやバイクショップが提供しており、JAFやバイク保険ノロードサービスに加入している場合は、無料となることもあります。

4.自分で修理する場合の費用相場

自分でパンク修理をすれば工賃がかからないため、依頼して修理するよりも費用を安く抑えられます。

チューブレスタイヤの場合、パンク修理キット(プラグ修理用)が1,000円~3,000円前後で販売されており、あとは携帯用の空気入れ(1,500円~4,000円前後)があれば15分~30分程度でパンク修理が可能です。

チューブタイヤの場合は、パッチ修理用のパンク修理キットが1,500円~3,500円前後で、チューブを取り出すための工具(タイヤレバー)が1,500円~4,000円前後、空気入れ(携帯用)が1,500円~4,000円前後となります。

DIYでの修理は応急処置としては有効ですが、完全修理を保証するものではない上、慣れていないと失敗の可能性もあるので、不安な方はプロに依頼するのがおすすめです。

バイクのパンクは修理で済むケースとタイヤ交換が必要なケースがある

引用元:https://pixabay.com/ja/photos/A0-4209788/

バイクのタイヤがパンクしている箇所や程度によって、パンク修理で済む場合と、修理ができずタイヤ交換をしないといけない場合があります。

タイヤがパンクした場合の修理で済むケースと、修理できずタイヤ交換が必要なケースについて見ていきましょう。

修理で済むケース

バイクのタイヤがパンクした場合、以下の条件を満たしていれば、修理で対応できる可能性が高いです。

  • 穴のサイズが小さい
  • パンクした場所がタイヤのトレッド
  • タイヤの摩耗が進んでいない
  • スローパンク

穴のサイズが小さい

パンクの穴が小さい場合(直径5mm以下)は、チューブレスタイヤ・チューブタイヤともにパンク修理が可能です。

チューブレスタイヤならプラグ修理で対応でき、チューブタイヤならパッチ修理で対応できます。

パンクした場所がタイヤのトレッド

チューブレスタイヤの場合、パンクした場所がタイヤのトレッド面(タイヤパターンのある接地面)であれば、修理が可能です。

トレッド面からサイドウォール(タイヤ側面)に向かってボルトなどが刺さっており、貫通していなくてもサイドウォールを損傷している場合は、修理できないことがあります。

サイドウォールは負荷がかかりやすい部分なので、損傷があると修理は難しいです。

タイヤの摩耗が進んでいない

タイヤの溝が十分に残っていれば、パンク修理後も安全に使用できる可能性がありますが、摩耗が進んでいる場合は、タイヤの厚みが減っているため再びパンクしやすくなります。

パンク修理の際にタイヤの摩耗が進んでいるようなら、タイヤを新品に交換するのがおすすめです。

スローパンク(ゆっくり空気が抜ける程度)

釘やボルトなどが刺さったままの状態で、急激に空気漏れを起こしていない場合は、パンクも軽微で修理で対応できることが多いです。

タイヤを外して内部をチェックし、亀裂やダメージがない場合も修理できます。

タイヤ交換が必要なケース

パンクでタイヤの交換が必要となるケースは以下のとおりです。

  • 穴のサイズが大きい
  • タイヤのサイドウォールが損傷している
  • タイヤが経年劣化・摩耗している
  • パンクが複数箇所にある
  • タイヤの損傷が激しい

交換が必要なケースを詳しく見ていきましょう。

穴のサイズが大きい

チューブレスタイヤで、タイヤに空いた穴のサイズが直径6mm以上になる場合、パンク修理をしても強度が足りず、安全性が確保できないためタイヤ交換になります。

パンク修理ができたとしても、修理部分から空気が漏れやすくなるなど、再びパンクに見舞われるケースも多いので、タイヤに空いた穴が大きい場合はタイヤ交換をしましょう。

タイヤのサイドウォールが損傷している

タイヤのサイドウォール(側面)は強度が低いため、パンク修理を行っても耐久性が不安定になるため、タイヤ交換が必要です。

トレッド面(接地面)にクギなどが刺さっている場合でも、刺さっている角度によっては内部でサイドウォールを損傷させていることがあり、その場合は修理ができずタイヤ交換が必要になります。

タイヤが経年劣化・摩耗している

タイヤの溝が少ない(スリップサインが出ている)場合は、パンク修理をしてもグリップ力が低下しているため、安全面からタイヤ交換が必要です。

スリップサインが出たままの走行は法律違反で、警察による取締の対象となることがあります。

また、溝が残っている場合でも、経年劣化でゴムが硬くなっている場合(ひび割れが生じているなど)はタイヤ交換推奨です。

パンクが複数箇所にある

パンクしている箇所が2ヶ所以上ある場合は、タイヤの強度が著しく低下するため、タイヤ交換推奨です。

例え空いた穴の直径が小さかった場合でも、修理後のタイヤ強度が落ちているので、交換を検討しましょう。

タイヤの損傷が激しい

裂傷(裂けた傷がある)や、バースト(破裂)した場合も修理対応はできないので、タイヤ交換が必要になります。

また、タイヤの内部に損傷がある場合も、目に見えない部分にダメージがあると点検で見落としやすく、走行中にバーストの危険性があるので交換推奨です。

タイヤ交換が必要になった場合の費用相場

タイヤ交換が必要になった場合、「タイヤ代」と「交換工賃」の合計が必要な費用になります。

バイクの種類ごとの、タイヤ交換に必要となる費用の目安は以下の通りです。

バイクの種類 フロントタイヤ交換 リアタイヤ交換
原付(50cc) 5,000円~8,000円 6,000円~10,000円
原付二種(125cc) 8,000円~12,000円 9,000円~15,000円
中型バイク(250cc) 10,000円~18,000円 12,000円~20,000円
大型バイク(400cc以上) 15,000円~25,000円 18,000円~30,000円

チューブレスタイヤの交換工賃は、「タイヤ代」と「タイヤ脱着代」のほかに、「ホイールバランス代(1,000円~3,000円前後)」、「廃タイヤ処理料(500円~1,500円)」が必要になります。

チューブタイヤの場合は「タイヤ代」と「タイヤ脱着代」のほか、「チューブ交換代(2,000円~4,000円前後)」「廃タイヤ処理料(500円~1,500円)」が必要です。

バイクのパンクはどこで修理してくれる?

引用元:https://pixabay.com/ja/photos/AB-1168023/

バイクのパンクは、以下の場所で修理を行ってくれます。

修理場所 修理内容
バイクショップ(専門店・ディーラー) プラグ修理、パッチ修理、チューブ交換、タイヤ交換
ガソリンスタンド(対応店舗のみ) プラグ修理
出張修理サービス(ロードサービス) プラグ修理、パッチ修理、応急処置(場合によってはレッカー対応)
バイク用品店 プラグ修理、タイヤ交換

1.バイクショップ(専門店・ディーラー)

バイクショップ(レッドバロンなどの専門店やディーラーなど)では、チューブレスタイヤやチューブタイヤのパンク修理を行っているほか、タイヤ交換もしてくれます。

費用相場は、チューブレスタイヤのプラグ修理で1,500円~3,000円前後、チューブタイヤのパッチ修理は2,000円~4,000円前後が相場で、チューブ交換は4,000円~7,000円前後となっています。

タイヤ交換の場合は10,000円~30,000円前後で、混雑状況により修理や交換に必要な所要時間:は、30分~1時間前後です。

バイクショップで修理を行うメリットは、プロの技術で確実な修理ができ、パンクの原因やタイヤの状態を総合でチェック可能な点で、店舗まで移動が必要で営業時間内しか対応できない点がデメリットになります。

2.ガソリンスタンド(対応店舗のみ)

有人のガソリンスタンドでも、タイヤのパンク修理を行っているところがあり、修理内容は

簡易的なプラグ修理(チューブレスタイヤのみ)となっています。

修理費用は、チューブレスタイヤのプラグ修理で1,500円~3,000円前後で、修理の所要時間は10分~30分前後です。

メリットは近くにあればすぐに対応してもらえ、営業時間が長い店舗が多い(24時間営業もあり)点で、本格的な修理(チューブタイヤやタイヤ交換)は不可で、店舗によって技術にバラつきがあるのがデメリットになります。

3.出張修理サービス(ロードサービス)

出張修理サービス(ロードサービス)でもパンク修理を行っており、修理内容はチューブレスタイヤのプラグ修理や、チューブタイヤのパッチ修理のほか、状況によっては応急処置(場合によってはレッカー対応)です。

パンク修理の費用相場はパンク修理費1,500円~5,000円前後に加え、出張基本料金として5,000円~10,000円程度が必要になります。(深夜・早朝対応の場合は、さらに追加で2,000円~5,000円程度必要)

所要時間は30分~1時間で、混雑している場合や拠点が遠い場合は、2時間以上修理を終えるまでに時間が必要なケースも。

メリットは移動できない状況でも修理可能で、24時間対応している業者もあるほか、JAFやバイク保険のロードサービスなら無料対応の可能性あります。

デメリットは、修理費用と出張費用がかかるため費用が高くなる点と、タイヤ交換までは対応できないことが多い点です。

4.バイク用品店

ライコランドや2りんかんなどのバイク用品店でもパンク修理を行っており、修理内容は

チューブレスタイヤのプラグ修理、タイヤ交換です。

修理やタイヤ交換の費用相場は、プラグ修理で1,500円~3,000円前後、タイヤ交換(前後セット)では15,000円~30,000円前後(車種による)で、所要時間は30分~1時間程度になります。

メリットは、パンク修理だけでなくタイヤ交換もその場でできる点や、バイク用品の購入と一緒に対応できる点で、大手チェーンなら技術が安定しています。

デメリットはチューブタイヤの修理には対応していないことが多く、近くにバイクショップがないこともある点です。

ブログに戻る

最近見た商品