バイクシートに空いた穴や破れを補修する方法を解説!業者の費用相場からおすすめまで

バイクシートに空いた穴や破れを補修する方法を解説!業者の費用相場からおすすめまで

バイクのシートに穴が空いた・破れてしまったら

引用元:https://pixabay.com/ja/photos8A-1283299/

「シートが破れてしまった」「穴が開いてしまった」など、バイクのシートが破損した場合は、破損部分から雨水がクッション部まで浸水したり、見た目も悪くなったりするので早めの補修がおすすめです。

破損したバイクシートの状況に応じて、以下のような補修方法があります。

  • コーキング剤(接着剤)で補修
  • リペアシール(補修シール・補修テープ)で補修
  • シートカバーを被せる
  • シートを交換する
  • シートの表皮を張り替える

補修方法1.コーキング剤(接着剤)で補修

破損したバイクシートの破れや傷が比較的軽いものなら、シリコン系のコーキング剤で破損部分を貼り合わせたり埋めたりして補修ができます。

使用方法は、コーキングを破損部分に塗り、時期や外気温にもより放置時間が異なりますが、おおむね20分~30分程度時間を置くだけです。

時間の経過とともに塗布したコーキング剤は硬化しますが、補修した部分が盛り上がってしまい補修跡も目立つので、見た目を重視する方には向きません。

補修方法2.リペアシール(補修シール・補修テープ)で補修

リペアシールは、破れた部分に貼り付けるだけでシートの補修ができる手軽な補修材です。

シールを破損部分に合わせ適当な大きさに切り、破損部分に貼るだけの簡単作業で補修ができますが、時間の経過とともにシートの粘着力が落ちてはがれてきますので、定期的な張替えや補修が必要になることも。

また、「シール素材がシートの材質と違う」「色が違う」などの理由から、補修する部分によってはシールが目立つこともあります。

補修方法3.シートカバーを被せる

50cc~125ccの原付スクーターのシートは、シートカバーを被せて破損部分を覆い隠すことができます。

シート素材に近いカバーからカラフルなデザインのカバーまで、様々なデザインのものが販売されているので、好みのシートにアレンジ可能です。

販売価格は1,000円~3,000円前後が多いですが、注意点としてシートサイズより大きなカバーを選ぶとシワになりやすいので、できるだけシートのサイズに合ったカバーを選ぶ必要があります。

補修方法4.シートを交換する

傷などシートの破損部分を完全になくしたい場合は、シート交換がおすすめです。

シートはそのまま純正で交換できるほかに、社外製品で交換用シートが販売されているバイクもあり、足つき性が変わったり、シートデザインが変わったりとカスタマイズできる車種もあります。

社外シートが販売されている車種は、シート交換ついでにカスタマイズを楽しむのもよいでしょう。

補修方法5.シートの表皮を張り替える

破損したシートを一度剥がしてシートを張り替えれば、シート交換同様に傷などの破損部分が消えます。

張替えにはラジオペンチやタッカー、マイナスドライバーのほかにシートを切断するカッターなどが必要です。

バイクからシートをベースごと外し、ステープラのようなタッカーの針を浮かして外せば取り外しが可能で、新しいシートもタッカーで固定し、最後に余ったシート素地をカッターで切断すれば張り替えできます。

バイクシートの張替えを業者に依頼する際の費用相場

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バイクシートの張替えをプロに依頼して綺麗に直してもらいたい場合、張替え費用の相場は

車種や排気量によって異なります。

また、施工業者によってはステッチやアンコ抜きなど、様々なオプションが用意されている所もあるので、シート張替えついでに好みに合わせてオプションを選ぶのも良いでしょう。

原付クラスのスクーターの費用相場

50ccクラスの原付スクーターのシート張替え相場は、10,000円~15,000円前後になります。

バイクの車種やシート素地によっても張替え費用が異なりますが、張替えの費用が負担に感じる方は、シートカバーを被せれば傷も隠せ、1,500円~3,000円程度と安価です。

シングルシートの費用相場

シングルシートの張替え相場は、15,000円~30,000円程度です。

張り替える面積の小さな車種の場合、素材代が抑えられるため張替え費用が安価になります。

ただし、シート脱着にカウルの取り外しが必要になるなど作業時間がかかる車種は、その分作業費用が高くなることも多いので、自分でシートを取り外しシートのみを持ち込めば費用が抑えられるでしょう。

ダブルシートの費用相場

タンデムまであるダブルシートの張替え費用の相場は、20,000円~45,000円前後です。

純正のような素地のシートのほかにも、色やデザインが異なる表皮、ステッチやアンコ抜き、表皮の加工(タックロール)など様々なオプションが用意されている所もあります。

カスタムを考えている方は、シートの張替えついでにそれらオプションを検討してみるのもよいでしょう。

バイクシートの補修におすすめグッズ6選

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バイクシートの補修に便利なグッズを紹介していきます。

シートの傷に応じた様々な補修グッズがありますので、ぜひ参考にしてみてください。

1.【DAYTONA】シート補修シール 粗目 艶有リ 黒色

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DAYTONAの「シート補修シール 粗目 艶有」は、レザーシートの切れや破れにシール感覚で貼って使えるシートです。

素材はポリエステルフィルム入りのアクリル系なので、雨水などの侵入を最小限に押さえてくれます。

2.【Alba】国産カスタムシートカバー 黒カバー(張替え用)

引用元:https://bikeman.jp/

Alba「国産カスタムシートカバー 黒カバー(張り替え用)」は、バイクシートごと張り替えるタイプのバイクカバーです。

車種に合わせて専用で用意され、素材(表皮)選びを慎重に行っているほか、国内生産ならではの精度の高さで、プロも納得いく品質になっています。

カバーにはタッカーで止めて固定するタッカータイプのほか、ゴム固定の被せるだけのタイプがあり、好みや使用環境に合わせてタイプの選択が可能です。

3.【100均】インテリア用リメイクシート

100均ショップのセリアやダイソーなどで販売されているリメイクシートを使えば、バイクシートの破れの補修ができます。

リメイクシートには様々な素材を表現したものがあり、バイクのシートにはインテリア用の合皮素材を模したリメイクシートがおすすめです。

リメイクシートはシールタイプになっているので、必要に応じて切り取り、貼り付けるだけの簡単作業で補修できます。

4.【ダイソー】ミニバイクシートカバー

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100円ショップの大手「ダイソー」で販売されているミニバイクシートカバーは、原付バイクのシートにかぶせて使用するカバーです。

カバーを被せてシートの破損を隠せるほか、素材はPEVA樹脂でできているので、簡易的な防水性能や汚れの防止にもつながります。

サイズは約60×35×20(㎝)で、特殊な形状をしたシートには対応していない場合もありますが、シートが破損していなくても、簡易的な汚れ防止として使用も可能です。

5.【呉工業】ゴリラテープハンディ 強力補修テープ ブラック

引用元:https://amzn.to/3TU2IJU

呉工業の「ゴリラテープハンディ 強力補修テープ ブラック」は、全天候に対応した厚手の強粘着テープです。

シートの切り傷など破損部分に貼り付けるだけで補修でき、水の侵入を防いでくれるので雨の日の走行や洗車も安心。

平面や凹凸のある面でも使用でき、厚みがあって破れにくいですが、手でも簡単に切れるので、とても使い勝手のよい補修テープです。

6.【Birllaid】防水テープ ビニール補修用テープ

引用元:https://amzn.to/41SdnH4

Birllaid「防水テープ ビニール補修用テープ」は、透明で耐久性の高い補修テープです。

高粘着なので、バイクシートの破損部分にしっかりと張り付いて剥がれにくく、高い防水性もあるので雨の中の走行も安心。

透明なので補修あとが目立ちにくく、バイクシートのみならずバッグやビニール製品など、バイクに関わる様々なアイテムの補修にも使えます。

シート張替えを行っている業者・ショップ

バイクシートの張替え相場がわかるよう、張替え作業を行っている業者・ショップをご紹介します。

張替えを依頼しようと考えている方は、好みのシート素地やオプション内容、発注からの納期、口コミ評判などを元に選ぶとよいでしょう。

バイクシート張替え 明和内張

明和内張(めいわうちばり)では「現状よりも、良いシート」の生産を目的に、プロならではの細やかな心配りでシートの張替えや加工を行っています。

店舗は和歌山県にありますが、発送を用いて北海道から沖縄まで日本全国からの依頼を受け付けており、遠方でも利用可能です。

予算やこだわりに応じた張替えが可能で、純正同等への張替えから滑り止め加工や尻痛を押さえるゲル加工、デザインステッチやタックロールなどのカスタムまで、幅広い張替えの要望に応えてくれます。

  • 明和内張(めいわうちばり)
  • 所在地:和歌山県新宮市野田6-8
  • 電話番号:0735-22-3973(受付時間:9:00~12:00、14:00~18:00)
  • 営業日:月曜~土曜
  • 営業時間:9:00~12:00、14:00~18:00
  • 定休日:日曜・祝日
  • ショップHP:https://meiwaharikae.jp/index.html

株式会社丸直バイク事業部

株式会社丸直(まるなお)は、バイクシートの張替えを始め、乗用車のドアトリムやフロアカーペット、シートカバーなど内装の張り替えや生産に特化した企業です。

銃声同等品への張替えから各種カスタムまで対応しており、ホームページにはシート張替え費用の目安となる見積もりシミュレーションも用意されていますので、発注前に予算が分かります。

また、ホームページでは現在の受注状況から、丸直にシートが到着してから張替えを行い、返送するまでの納期予定が掲載されているので、シートが完成して届くまでの目安もわかるでしょう。

  • 株式会社丸直バイク事業部
  • 所在地:愛知県名古屋市中川区牛立町1-63
  • 電話番号:052-362-3677
  • 営業日:月曜~金曜
  • 営業時間:10:00~17:00
  • 定休日:土曜・日曜・祝日
  • ショップHP:http://www.marunao.co.jp/bike/

バイクシート張替え屋

バイクシート張替え屋は、神奈川県横浜市にあるバイク張替えの専門店で、無料相談による打ち合わせも行っています。

全国からの発送でシート張替えを受け付けているほか、バイクを店舗まで直接持ち込んでの対応も行っており、持ち込みの場合は実車でポジションを確認しながらアンコ抜きも可能です。(所要時間60分程度・一部対応できないシートもあり)

張替え用のシート生地は200種類以上用意され、通常の張替えのほかに体型に合わせたシート制作や、シートベースの変形加工にシートベルトの制作など、各種カスタマイズにも対応しています。

  • バイクシート張替え屋
  • 所在地:神奈川県横浜市旭区下川井町2326-5
  • 電話番号:045-953-0298
  • 営業日:金曜〜水曜
  • 営業時間:10:00~17:00
  • 定休日:木曜・祝日
  • ショップHP:https://soma-bikeseat.com/%E6%96%99%E9%87%91%E8%A1%A8/

バイクシートの補修に関するFAQ

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この項では、バイクシートの補修に関する「よくある疑問・質問」と「その回答」についてまとめてあります。

バイクシートの補修を考えている方、切り傷など破損を見つけてどうしようか悩んでいる方はぜひ参考にしてみてください。

自分で直すのと張替えどうしたらいい?

バイクシートの破損は、費用を少しでも抑えたい場合は自分で張替えなど補修するのがおすすめですが、張替え用にドライバーやタッカーなどの工具が必要になります。

工具を揃えるのが大変だと思う方や、張替えの仕上がりにこだわりたい方は、シートの張替えの実績があるプロに依頼するのがおすすめです。

小さな傷や穴など比較的軽微なシートの破損は、シート素地に近い補修用テープやシートを切って貼れば中に水が侵入するのも防げますが、切り取る面積が小さすぎると剥がれやすくなるので、破損面積よりも大きめに切り取って貼り付けましょう。

シート補修にボンド(セメダイン・アロンアルファ)が使える?

バイクシートの補修にボンド(セメダイン・アロンアルファなど)は用いないほうが良いです。

穴をふさぐことはできますが、シート素地によっては白くなりますし、中のアンコが接着剤によって固まってしまうことがあります。

アンコが固まってしまうと柔軟性が失われて衝撃吸収性も落ちるので、ボンドを使用せずシ補修用シールやシートを使うのがおすすめです。

すぐ欲しいけど近くのホームセンター(コーナン)で売ってる?

コーナンなどのホームセンターでは、テントやシート補修用のシートやテープが売られていますので、それらを用いればシートの補修ができます。

コーナンPRO店舗では、カンボウ「ペタックス ミニ帆布」などのアイテムが販売されており、耐久性や防水性もあるのでバイクシートにも使用可能です。

シートのひび割れ・亀裂補修なら何を使えばいい?

バイクシートの経年劣化によるひび割れや亀裂の補修におすすめなのが、シートタイプの補修材やゴリラテープなどの防水性と耐久性のあるテープです。

ひび割れの場合は、ひび割れが発生している箇所のみならずシート全体が同じ様に劣化している場合も多いので、補修をしてもまた別の箇所にひび割れが発生する可能性もあります。

そのため、予算が許すならシートを補修するのではなく、シート自体を張替え検討するのがおすすめです。

まとめ

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バイクシートに破れや穴空きなどが発生した場合の補修について、簡易的な補修方法から本格的な張替えまでご紹介してきました。

シートが破損していると、破損箇所から雨水などが侵入しやすいだけでなく、見た目の損失にもつながりますので、早めに補修をするか張替えを検討するのがおすすめです。

シートの補修には、切り取って破損箇所に貼るだけのシートタイプやテープタイプがあるほか、原付の場合はシートに被せるカバーなど様々なアイテムがあります。

また、張替えをショップに依頼した場合の費用も紹介していますので、この記事を参考に、最適なシート補修方法を見つけてください。

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