【2021年最新】初心者や女性にも人気のアメリカンバイク250cc!おすすめ車体8選
アメリカンバイクの人気ブームはいつから?

大きめの車体に幅が広めのハンドル、前に足を出して乗る独特のスタイルのアメリカンバイクですが、近年250ccのアメリカンが人気を集めています。
中型免許で車検も必要ないため比較的手頃に乗れる影響もあり、女性でも250ccのアメリカンに乗っている方を見かける機会も増えてきました。
女性のほかにも、バイク初心者や昔バイクに乗っていて、久々にバイクに乗り始めた40代から50代の「リターンライダー」まで、幅広い層に人気が高いです。
乗るスタイルも独特で、コーナリングなどもそれほど得意でないアメリカンバイクですが、人気の秘密はどこにあるのでしょうか?
また、近年ますます人気が高くなっていますが、250ccのアメリカンがブームになった背景について解説していきます。
1980年代のアメリカン
低いシートに腰を下ろし、広めのハンドルに手をかけ、天を仰ぎ見るような姿勢で乗るアメリカンバイク。日本での最初のブームは1980年代から90年代にさかのぼります。
80年代のアメリカンは、ヨーロピアンスタイルにアップハンドルや段付きシートを装備しアメリカンとして登場していましたが、そこに、Rebleなど本場アメリカンのロー&ロングを継承したモデルが登場したことで、日本のアメリカンバイクが変わっていきました。
一大アメリカンブームの1990年代
1990年代に入ると、フルカウルのついたレーサーレプリカが大ブームで、都市に近い峠道では日夜ワインディング走行するバイカーでごった返していたほどで、事故の多さや他の通行に危険に映る走行、騒音問題などが社会問題にも発展することもしばしばでした。
それくらい多くのバイカーがレーサーレプリカに乗り峠を攻めていましたが、そこにゆったりとした姿勢で乗る「アメリカンクルーザータイプ」と呼ばれるモデルが次々と投入されていきます。
レーサーレプリカのように切迫して乗るのではなく、逆にゆったりと重厚感を漂わせながらバイクが楽しめると、多くのバイカーの心を掴んでいきました。
250ccのアメリカンバイクが初心者や女性からも人気の理由は?

250ccは手軽に乗れるバイクとして、バイク初心者のみならず女性や、40代から50代の昔にバイクに乗っていた「リターンライダー」、大型バイクのステップアップとしてもちょうどよい排気量になっています。
クラス上を思わすようなサイズが大きな250ccアメリカンも多いですが、それでも車体も軽くバイク初心者や女性でも取り回しがしやすい点も人気の秘密です。
他にも次のような理由から、250ccのアメリカンは人気があります。
- 小回りがきき取り回しがラク
- 万が一倒しても起こしやすい車体の大きさ
- 普通自動二輪免許で運転可能
- 車検がない(維持費が安い)
- 高速道路にも乗れ行動範囲が広くとれる
それぞれをもう少し詳しく解説していきます。
小回りがきき取り回しがラク
250ccアメリカンは車体も軽く、小回りがきいて取り回しがしやすくなっています。
ハンドルの位置も高めなため、バイクを降り押して歩く際も楽です。
逆にハンドルの位置が低いレーサータイプなどは、車重が軽くても降りて押しづらく、取り回しが厳しい面があります。
万が一倒しても起こしやすい車体の大きさ
250ccのアメリカンは、万が一転倒などで車体を倒しても起こしやすい車体の大きさです。
重量も大型のように重くないので、女性でも起こすコツさえつかめれば引き起こすことができます。
普通自動二輪免許で運転可能
250ccクラスは普通自動二輪免許で運転が可能で、免許も比較的取りやすいです。
普通自動免許があれば学科は免除され、実際に乗る技能試験だけで普通自動二輪免許が取得できます。
大型まではちょっと、と敷居が高く感じる方でも普通自動二輪免許なら気兼ねなく挑戦しやすいでしょう。
車検がない(維持費が安い)
250cc未満は車検が必要ないので、250ccクラスのアメリカンは車検が必要ない分、維持費も安く済みます。
車検は251ccからとなっているので、250ccクラスは車検が不要です。
250ccクラスは一般的に、排気量が249ccや248ccなど250ccに満たないバイクが多くなっています。
高速道路にも乗れ行動範囲が広くとれる
高速道路などの自動車専用道路にも普通に乗れるので、高速道路を使って遠出をすることもできます。
行動範囲が広く取れるのも、250ccが人気の理由に挙げられます。
また、アメリカンは元々アメリカの大地のどこまでも伸びる道を、いかに疲労少なくゆったりと走れるかを追求して生まれたバイクですので、高速道路などの直線道路をゆったりクルージングするのにも最適です。
まとめると、軽くて取り回しがしやすく、車検がないため維持費も比較的安く済む上、高速道路も普通に走れるのが250ccアメリカンの魅力で、人気の秘密となっています。
250ccなら車検不要!カスタムする楽しみを思う存分味わえる!

先程もご紹介した250ccアメリカンの魅力の一つに、車検が必要ない点があります。
車検が必要ない分維持費が安く済みますし、保安基準に違反しない範囲でならカスタムも自由です。
保安基準とは?
保安基準とは、バイクに付いているナンバープレートやヘッドランプ、ウインカーやマフラーなどの取り付け位置や色、音量などを定めた基準です。
バイクが安全に走行できるよう、また他のクルマやバイク、歩行者などからも自分のバイクがしっかりと認識されるよう多岐にわたって定められています。
例えば、警報機(ホーン)は、バイクの前方7mの位置で93dbから112dbの音量を出せるもの、ミラーは丸型の場合、直径が94mm~150mm以内である必要がある、などです。
保安基準に適していても、いざ車検となると通らなかったということもありますが、250ccなら車検もないため車検を気にしてカスタムをする必要もありません。
カスタムする楽しさを思う存分味わえるのも、250ccアメリカンの大きな魅力の一つと言えるでしょう。
おすすめの250ccアメリカンバイク8選
おすすめのアメリカンバイクを8車種ご紹介します。
2021年現在、日本国内で新車販売されている250ccのアメリカンはホンダのRebrl250とRebrl250 S Editionくらいしかありません。
多くは中古車で探すしかありませんが、中古車でなら今回ご紹介する全車種を探すことが可能です。
中には非常に程度の良いモデルはプレミアが付き、新車販売価格よりも高くなっているケースもあります。
【250cc】ホンダ 2020年モデル Rebel 250

出典元:https://www.honda.co.jp/Rebel250/type/
ホンダのRebel(レブル) 250は、2021年5月現在、同じRebel 250のS Editionと共に、日本国産メーカーの中で唯一販売されている250ccアメリカンです。
シート高は690mmと小柄な女性の方でも乗りやすく、メリハリのきいたエンジンで街乗りからツーリングまでこなします。
ぎゅっと凝縮され無駄なものを削ぎ落としたかのようなシンプルな車体で、長く乗っていても飽きのこないデザインです。
歴史的な背景
Rebel 250の初登場は1985年で約10年の販売後一時期姿を消しましたが、2017年にカタログモデルとして復活しました。
2020年にモデルでは細かな仕様変更が行われ、アシストスリッパークラッチを採用、前後サスペンションの変更や火器類がKED化するなど、クラシカルなイメージを残しつつ、パーツはモダンなものになっています。
- エンジン型式:4スト単気筒
- 車重:170kg
- エンジン最大トルク:22N・m
- エンジン最高出力:26ps
- 価格(税込):599,500円
【250cc】ホンダ Rebel 250 S Edition

出典元:https://www.honda.co.jp/Rebel250/type/
Rebel 250 S Editionは、Rebel 250をベースにヘッドランプを囲むようなコンパクトなカウリングが装着されたモデルです。
マット色のブラックで染め上げられ、Rebel 250よりも重厚感のある外観に仕上がっています。
専用のフロントフォークカバーやフォークブーツ、ダイヤモンドステッチ風ワディング加工かれたメインシートなど、より引き締まった印象を与えるデザインです。
- エンジン型式:4スト単気筒
- 車重:171kg
- エンジン最大トルク:22N・m
- エンジン最高出力:26ps
- 価格(税込):638,000円
【233cc】ホンダ 1985年モデル Rebel

出典元:https://www.honda.co.jp/news/1985/2850418.html
Rebelが初登場となった1985年のモデルです。
反逆者を意味する「Rebel」の名が語るように、時代や常識に反して作り上げられたことで人気を博しました。
軽量でコンパクトなデザイン設計で、耐久性に優れた233ccの空冷4サイクル・OHC2気筒エンジンが搭載された個性的なアメリカンです。
- エンジン型式:4ストOHC 2気筒
- 車重:147kg
- エンジン最大トルク:19.6N・m
- エンジン最高出力:21ps
- 価格:(中古車)
【250cc】ヤマハ ドラッグスター250

出典元:https://news.bikebros.co.jp/model/news20141204-04/
ヤマハのドラッグスター250は、シート高670mmと小柄な方でも足つきがよく、軽量で取り回しもしやすいため女性にも人気のあるアメリカンです。
メッキパーツを要所に使うことでうまく醸し出し、大柄な車体と相まって堂々たる風格のあるデザインになっています。
エンジンは低速トルクにやや弱さを感じるものの、実用域の中速からは力強さが現れてるので、街乗りからクルージングまで楽しめるモデルです。
歴史的な背景
ドラッグスター250の初登場は2000年で、販売終了となる2017年までカラーリングの変更や細かな仕様変更を繰り返し、常に磨きをかけてきました。
中古車ではある程度状態の良いものになると、車体価格が平均して40万~50万前後するのでまだまだ人気の高いモデルと言えます。
- エンジン型式:V型2気筒
- 車重:160kg
- エンジン最大トルク:19N・m
- エンジン最高出力:20ps
- 価格:(中古車)18万~90万
【250cc】ヤマハ XV250ビラーゴ

出典元:https://moto.webike.net/bike_detail/1498427/
ヤマハのXV250ビラーゴは、250ccクラスながら堂々たる体格のロー&ロングの本格的なクルーザタイプのアメリカンです。
新開発の本格的なV型2気筒エンジンが搭載され、力強い走りと本格的なアメリカンスタイルから多くの人気を集めました。
カタログモデルとして販売されていた当時は、多くの方がカスタムを行いより個性を追求する形でも楽しまれていたモデルでもあります。
歴史的な背景
V250ビラーゴは1988年より発売開始されました。
当時は他になかった本格アメリカンの登場に人気となり、後の国産アメリカンに影響を与えたバイクです。
2000年6月に、XV250ビラーゴの後継車となるドラッグスター250にバトンを渡し、カタログモデルから姿を消しました。
- エンジン型式:V型2気筒
- 車重:137kg
- エンジン最大トルク:N・m
- エンジン最高出力:22ps
- 価格:(中古車)10万~95万
【250cc】カワサキ エリミネーター250SE

出典元:https://bs-sox.com/buy/detail/202107206
カワサキのエリミネーター250SEは、直線を競い合うドラッグレーサーをモチーフにしたアメリカンとして生まれ、それまで販売されてきたクルーザータイプのアメリカンとは一線を画すモデルです。
シート高は690mmと、クルーザータイプのアメリカンと比べるとわずかに高いものの、最高出力が40psを同クラスのアメリカンの中で群を抜いています。
歴史的な背景
スポーツ感の強いドラッグレーサーとして、エリミネーター250SEは1988に販売が開始されました。
マイナーチェンジを繰り返し販売が継続されてきましたが、排ガス規制などにより2007年のモデルを最後に新車販売も終わり、現在では中古車が出回っている状態です。、
エリミネーターのデザイン性の高さは、時代を超えて現在になっても多くの人に支持され人気が続いています。
- エンジン型式:並列2気筒
- 車重:161kg
- エンジン最大トルク:23.5N・m
- エンジン最高出力:40ps
- 価格:(中古車)11万~45万
【250cc】スズキ イントルーダー250LC

出典元:https://www.goobike.com/catalog/SUZUKI/INTRUDER_LC250/index.html
スズキのイントルーダー250LCは、チェーン駆動を取り入れるなど、販売当時は画期的な機能を持つバイクとして注目を集めていました。
エンジン出力は24psながら力強い加速を見せ「250cc最速のアメリカン」と言われたほどです。
素直なハンドリング特性や、アップハンドルの効果もあって取り回しもしやすく、軽快にクルージングが楽しめるモデルとなっています。
歴史的な背景
イントルーダーLC250は1999年に発売が開始され、日本国内では2006年のモデルを最後に販売終了となりました.
東南アジアなど海外では2021年5月現在でも販売が継続されています。
- エンジン型式:V型2気筒
- 車重:157kg
- エンジン最大トルク:23N・m
- エンジン最高出力:24ps
- 価格:(中古車)23万~40万
【250cc】ホンダ Vツインマグナ250

出典元:https://www.honda.co.jp/news/1994/2940603.html
ホンダのVツインマグナ250は、400ccと並んでも遜色のない堂々たる車格に新車販売価格も手頃たったため、若い方を中心に人気がでました。
ホンダ伝統の水冷4ストV型2気筒エンジンが搭載され、より中速トルク域を中心に扱いやすいようリセッティングが行われています。
鼓動感のあるエンジンフィーリングで、街乗りからツーリングまで扱いやすいアメリカンです。
歴史的な背景
Vツインマグナ250は1993年の東京モーターショーで発表が行われ、翌1994年より販売開始となりました。
販売当時はアメリカンブームとなっていた時代の背景もあって大人気となり、250ccクラスの販売実績で長らく1位を獲得したほどです。
2000年にヤマハがドラッグスター250を販売、売上1位の座を明け渡してしましますが、排ガス規制により販売終了となる2007年まで高い人気を維持していました。
- エンジン型式:V型2気筒
- 車重:184kg
- エンジン最大トルク:22.5N・m
- エンジン最高出力:23ps
- 価格:(中古車)15万~80万
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