オフロードバイクでおすすめのヘルメット

そんな人向けに「オフロードヘルメットのおススメ」をまとめました。用途や目的によってどれを選べば良いかが変わってきますので、この記事を読んでひとつの指標にしてもらえれば幸いです。
- [1. まず最初に何がしたいか?]
- [2. 見落としがちな機能]
- [3. 規格・認定]
- [4. おすすめ]
[1. まず最初に何がしたいか?]
国内4メーカー( ホンダ 、 カワサキ 、 ヤマハ 、 スズキ )や KTM のような公道走行可のモデルで林道やガレ場を遊ぶのかで必要な要素が変わってきます。またオフロードモデルのデザインはオンロードモデルのデザインと大きく変わるので、単純にかっこいいから使ってみたい!なんて意見もあるでしょう。そんな所をふまえて、まずは最初に概要から紹介していきたいと思います。まずオフロードモデルのヘルメットの特徴と言えば、大きく突き出したバイザー部に、チン(あご)ガードでしょう。
この二つの突き出しはデザインの魅力であると共に、機能的な意味を多分に持たされています。
バイザーは帽子の鍔の様な形から想像が付く方もいらっしゃるかもしれませんが、まず日光や雨除けの効果があります。
またオフロードにおいてこれが一番重要ですが、土・泥除けとなってくれます。
レースやツーリングにおいても、悪路を走ればこれらが巻き上って飛んでくるなんてことはザラにあります。
それらから視界を守るために、このバイザーは付いています。
次にチンガードですが、これは大きく口元に空間をつくることで呼吸を楽にする意味があります。
よく呼吸でゴーグルや、シールドが曇ったなんて話を聞いたことはないでしょうか?
オフロード走行は想像以上に体力を使いますので、息が上がった時の呼吸のし易さ、湿った空気の抜けやすさはイコールで快適性につながります。
また転倒時にこの大きな空間があることで、口や歯を打ち付けなくて済む様になります。
実際オフロード走行において転倒のリスクは勿論あるのですが、この二つの突起が最初に当たってくれるので頭からぶつかっても衝撃を大幅に吸収してくれます。
見た目以上に、オフロード走行を行う際には必要な機能が詰まっているのです。
[2. 見落としがちな機能]
特に安いモデルや、古いモデルでは内装を取り外して洗えない物もありますので、オフロードは汗や泥にまみれるスポーツだと言う認識を持っていた方が無難だと思います。

[3. 規格・認定]
詳しくはMFJのHPを確認して頂ければと思いますが、後から買いなおす様な事にならない様に注意しましょう。それ以外の方は基本、JIS、SG、SNELLなどの規格があるものを選んでおけば大きな問題はないです。
[4. おすすめ]
では以上をふまえて、おすすめのオフロードヘルメットを紹介したいと思います。
ショーエイ VFX-WR
個人的には、ほぼこれを装着しておけば問題ないと言えるレベルの仕上がり。
「軽く」「快適」で「安全」なヘルメット。
緊急時のクイックリリースなど大手メーカーのしっかりとした安全基準を満たしたヘルメットでありながら、とにかく快適です!
ショーエイのヘルメットは基本的に空力がすごく綺麗に造られているモデルが多いですが、これもその一つ。
走行風の巻き上げや、風切り音はもちろんのことながら、ベンチレーション性能が正直他のヘルメットの頭ひとつ分は上をいっているモデル。
前述の通り、オフロード走行はかなりの汗や熱が発生するのでヘルメット内部はかなり蒸れます。
いくら洗えるとは言っても、走行中に涼しいならそれに越したことはない訳です。
その点このヘルメットは、とにかく涼しい。
エアインテークとアウトレットがかなり大型かつ無駄なく繋がっているのが装着してはっきりと分かります。
使ってみなければ本来の性能を体感出来ないのが、もどかしくなるほどおススメのヘルメットです。
アライ Ⅴ-クロス4
こちらは怪我なんてしたく無いという人向けの、安全性能に特にこだわったヘルメットです。
「滑らかなRを連続させる安全設計」という曲線で構成された美しくヘルメット。
これはショーエイ、アライを比べると出る特徴なのですが、基本的にアライ製のヘルメットのが若干キツメに造られています。
勿論チークパッドなどは使用していく上で少しずつ馴染んでいくので、少しずつ自分のヘルメットにしていくという工程は必要なのですが、それを加味しても
アライ製のヘルメットの方がフィット感が強く、ある程度の衝撃を受けてもズレない、ブレないという印象があります。
激しく動くオフロード走行をするヘルメットとしての要件を武骨に満たすヘルメットです。
また最後にオフロードヘルメットの参考としてツーリングヘルメットも重ねて紹介しておきます。
これはオフロードヘルメットが競技などを想定してゴーグルを着用する形状であるのに対し、その部分をオンロードヘルメットの様なシールドで覆ったタイプのヘルメットです。
使用区分としては、現在流行りのホンダ アフリカツインやBMW R1200GSなど公道走行も強いアドベンチャータイプの車両もターゲットとなってきます。
通常のオンロード用フルフェイスヘルメットと異なり鍔がある事で日差し雨に強いのですが、オフロード用ヘルメットよりも空力等を考慮して大きさは一回り小さいのが特徴です。
こちらはオンロード・オフロードを両方楽しみたい!という人向けの折衷案として検討しても良いかもしれませんので参考にしてみて下さい。
ショーエイ ホーネット ADV
長時間使っても疲れない、そんなツーリング用ヘルメットのお手本のようなヘルメット。
しかもそのままでオンロード走行が可能なのは勿論なのですが、オフロード走行も想定しゴーグル着用も可能になっています。
もともとツーリング用ヘルメットですので、ベンチレーションはもちろん徹底済み。
着脱式イヤーパッドを採用することで耳元のスペースを調整することが出来るので細やかなスペースの微調整を可能としています。
またこれにより、内臓式イヤホンや眼鏡の着用時にも負担が非常に少なくすることが出来ています。
さらに追加するとチークパッドにも異なるウレタン材を使用することで眼鏡・サングラスを着用時のこめかみへの負荷を防ぐ工夫もされており、
このパッド材が全面従来の物より2倍の吸放湿性かつ接触冷感性を持っているので、下手なフルフェイスヘルメットなんて相手にならない快適性となっています。
オフ&オンが主流となっている現在のニーズにぴったりなヘルメットのひとつだと思います。
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