バイクの免許取得は高校生からOK!ただし排気量で取得可能年齢が変わる点に注意

バイクの免許取得は高校生からOK!ただし排気量で取得可能年齢が変わる点に注意

400cc以下のバイクの免許は16歳から取得可能

引用元:https://pixabay.com/ja/photos/A1-4112554/

原付免許 小型限定普通二輪免許
(AT限定含む)
普通自動二輪車免許
(AT限定含む)
大型二輪免許
(AT限定含む)
取得年齢 16歳から 16歳から 16歳から 18歳から
排気量 50ccまで 125ccまで 400ccまで 制限なし
法定速度 30Km/h 60Km/h 60Km/h 60Km/h
二人乗り ×
高速道路走行 × ×

排気量400ccまで乗れる普通自動二輪免許(AT限定免許も含む)は、16歳になっていれば取得が可能です。

バイクの免許は原付免許のほか、小型限定自動二輪免許や普通自動二輪車免許、大型二輪免許があります。

原付免許以外は、それぞれMT車(マニュアル車)とAT車(オートマチック車)限定の2つに分かれ、合計で7種類の免許がありますが、中でも16歳で取得できないのが大型免許の2種類(MT車、AT限定車ともに)です。

原付免許(~50cc)は16歳から

原付免許(原動機付自動車免許)が取得できる年齢は16歳からで、原付免許を排気量すれば、排気量が50ccまでの原付バイクの運転ができます。

原付免許にはMT車とAT限定車の区分がないため、原付免許を取得すればバイクのミッションに関係なく運転が可能です。

原付免許は学科試験のみで取得できるため、他のバイク免許取得時のように教習所に通う必要がありませんが、免許の取得は16歳からなので、学科試験当日に16歳の誕生日を迎えている必要があります。

小型限定普通二輪免許(AT限定含む/~125cc)は16歳から

小型限定普通自動二輪免許の取得も原付免許同様に、16歳の誕生日を迎えていれば免許取得試験の受験ができます。

排気量が125ccまでのバイクに乗れますが、小型限定普通自動二輪免許にはMT車とAT車限定の区分があるため、AT限定車で免許を取得した場合は、MT車の運転ができません。

(MT車免許の場合はAT車の運転もできます)

125ccクラスと原付(50ccクラス)との大きな違いは、バイクの排気量以外にも、免許を取得してから1年が経過すると2人乗りができるようになる点です。

(125ccクラスでは高速道路の走行はできません)

普通自動二輪車免許(AT限定含む/~400cc)は16歳から

普通自動二輪車免許は、排気量が400ccまでのバイクに乗れる免許で、16歳からの取得が可能です。

普通自動二輪車免許を取得する方法は、運転免許センターなどで一発試験と言われるダイレクト受験を行う方法と、自動車教習所に通う方法があります。

ダイレクト受験は当日の朝発表される走行コースを暗記し、走行して合否すれば学科試験となりますが難易度がかなり高いため、自動車教習所に通って技能教習を終え、学科試験のみ免許センターで受験して取得するのが一般的です。

大型二輪免許(AT限定含む/401cc以上・制限なし)は18歳から

大型二輪免許はバイクの排気量に関係なく、全てのバイクに乗れるようになる免許で、バイク免許の中で唯一、18歳からでないと取得できません。(MT車、AT車限定問わず)

リッターバイクと呼ばれる排気量1,000ccクラスのバイクにも乗れ、免許取得から1年を経過したら2人乗りもできるようになり、高速道路の走行もできます。

大型バイクならではの所有感もありますが、排気量が250ccを超えるバイクは2年に1度車検が必要になる上、他のクラスに比べて燃料の消費も激しいので、より多くの維持費やランニングコスト(走行するための費用)が必要です。

年齢によってバイク免許の取得難易度や費用が変わるの?

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バイクの免許を取得するにあたって、年齢での難易度は変わりませんが、取得するバイク免許によってバイクの取り回しが変わるため、難易度も変わります。

また、取得するバイク免許の費用もバイク免許によって大きく異なりますが、免許ごとの難易度や費用の目安を以下の表にまとめてみました。

原付免許 小型限定普通二輪免許
(AT限定含む)
普通自動二輪車免許
(AT限定含む)
大型二輪免許
(AT限定含む)
取得年齢 16歳から 16歳から 16歳から 18歳から
取得難易度 やや難
費用目安 自動車免許あり 4,200円 75,000円~ 90,000円~ 125,000円~
自動車免許なし 110,000円~ 125,000円~ 230,000円~

年齢の条件や難易度に加え、取得しようとする排気量のバイクが正常に操作できるかどうかも問われるため、体格や体力によってバイクの足つきや引き起こしが難しい場合は、教習が受けられないこともあります。

取得する免許によって難易度が変わる

バイク免許の難易度は技能教習の難易度でもありますが、取得しようとする免許によって求められる技能が異なるため、難易度も変わります。

例えば、長さ15mの一本橋と呼ばれる平均台の上を、普通自動二輪車免許の場合は7秒以上かけて落ちずに走行しますが、大型二輪免許では10秒以上と、滞在しないといけない時間も長いです。

また、排気量が大きくなればなるほどバイクの車重も重くなるため、倒した状態からの引き起こしや、走行中の取り回しにも車重による影響が出て、難易度が高くなります。

免許取得にかかる費用は教習所によって変わる

取得するバイク免許によってかかる費用が異なりますが、同じバイク免許であっても、通う教習所によっても取得費用が変わります。

また、同じ教習所でも、通学で免許を取得する場合と合宿で取得する場合とでも費用が変わり、月によっても取得費用が変わることも。

免許を取得する人が増える繁忙期は、免許の取得費用も高額になるケースが多いので、少しでも費用をおさえたい場合は、取得する人の少ない時期(5〜7月、10〜12)を選ぶとよいでしょう。

年齢に合わせた安全なバイクの選び方は?

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年齢に合わせたバイクの選び方と、オススメの車種をご紹介していきます。

バイクに初めて乗る初心者の方や、過去に乗っており時を経て再び乗るようになったリターンライダーの方など、バイクに乗る環境はさまざまです。

初めてバイクに乗る10代の方やリターンライダー、シニア世代などそれぞれの状況に合ったバイクの選び方を解説していきますので、ぜひ参考にしてみてください。

16歳や高校生など若い年齢の初心者

16歳でバイク免許を取得する場合、大型二輪免許を除き(18歳から)原付免許や小型限定普通二輪免許、普通自動二輪車免許が取得できるため、50ccクラスから400ccクラスまで乗れます。

16歳や高校生でバイクに初めて乗る場合は、公道を走行するのも初めてになるので、まずは交通の流れを知る上でも、原付クラスのバイクがオススメです。

原付免許を取得すればMT車もAT車も乗れますが、クラッチ操作が必要ないスクータータイプを選べば、アクセルとブレーキのみの操作で運転に集中できるため、安全性が高い面があります。

オシャレに原付を乗りたい場合は、クラッチ操作不要でミッション車のように乗れ、燃費性能も高いクロスカブ50がオススメです。

HONDA クロスカブ50

クロスカブ50はスーパーカブ50をベースに、レッグガードの廃止やヘッドライトガードを装着するなど、アウトドア仕様に仕上げられたオシャレなカブです。

スーパーカブシリーズらしく、ミッションはクラッチ操作不要の4速ロータリー式で、MT車のようなシフト操作が楽しめます。

WMTCモード値で69.4Km/Lと驚異的な燃費性能で、少しでもランニングコストを抑えたい方にもオススメな、オシャレで経済的にも優しい原付クラスのバイクです。

  • 車両重量:100Kg
  • エンジン型式:水冷4スト単気筒
  • 総排気量:49cc
  • 燃費性能:(WMTCモード値)69.4Km/L
  • 全長×全幅×全高(mm):1,840×720×1,050
  • 参考販売価格(税込):308,000円
  • 中古車相場:20万円~30万円前後

40~50代のリターンライダー

10年から20年ぶりにバイクに乗るなど、長期間のブランクがあるリターンライダーにオススメなのが、250ccクラスのバイクです。

250ccクラスは車重が軽いモデルも多く、取り回しがしやすいのがポイントで、高速道路も走行できるので、ツーリングなどの長距離走行も楽しめます。

リターンライダーの注意点として、年齢を重ねると反応速度や動体視力など運動面が衰えてくるので、かつてバイクに乗っていた10代や20代の頃の感覚でバイクに乗るのは危険です。

HONDA CB250R

HONDA CB250Rは、車重が144Kgと125ccクラス並の軽量な250ccクラスのバイクです。

ネイキッドスタイルで走行時の前傾もきつくなく、自然な着座で運転できるので、長時間の走行でも疲労を抑えてくれます。

発売開始は2018年からですが、2019年モデル以降はABSが標準装備となり、より安全性能が高められたので、中古車で購入をする方は2019年以降の「ABS標準装備モデル」がオススメです。

  • 車両重量:144Kg
  • エンジン型式:水冷4スト単気筒
  • 総排気量:249cc
  • 燃費性能:(WMTCモード値)33.7Km/L:1名乗車時
  • 全長×全幅×全高(mm):2,020×805×1,045
  • 参考販売価格(税込):564,300円
  • 中古車相場:27万円~55万円前後

シニア世代(60代~)

定年退職となる年代のシニア世代にオススメなのが、125ccクラスや250ccクラスなど、比較的車重の軽いモデルです。

体力が無くなってきたと感じたら車重の軽いバイクを選ぶと、車庫入れなどの取り回しが楽で、万が一バイクを転倒させた場合も引き起こしがしやすく、体への負担も少なくなります。

逆に排気量が400ccを超える大型バイクは走行中の安定感が高いですが、車重が重いため、Uターン時や車庫入れ時などの取り回しが難しく、体への負担も大きいです。

YAMAHA MT-125

YAMAHA「MT-125」は軽量で取り回しがしやすく、燃費性能も高いので、シニア世代にオススメです。

ネイキッドタイプでハンドルの位置が高めなので、走行中は自然な姿勢で楽に運転でき、駐車時など降りて押す場合も、軽量なので体への負担を抑えてくれます。

WMTCモード値で49.4Km/Lと高い燃費性能で、素直なハンドリングによって軽快に走行できる125ccクラスのバイクです。

  • 車両重量:138Kg
  • エンジン型式:水冷4スト単気筒
  • 総排気量:124cc
  • 燃費性能:(WMTCモード値)49.4Km/L:1名乗車時
  • 全長×全幅×全高(mm):2,000×800×1,070
  • 参考販売価格(税込):495,000円
  • 中古車相場:35万円~50万円前後

高齢でも乗れる?バイクに年齢制限ってあるの?

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バイクに乗れる年齢の上限ですが、結論から言えば何歳になってもバイクに乗れます。

注意すべき点があり、注意点を無視して乗っていると最悪の場合、重大事故にもつながりますので、年齢に応じた意識が重要です。

高齢になってもバイクに乗るための注意点や、オススメのバイクの選び方について解説していきます。

バイクの年齢制限に上限はない

バイク免許に年齢の上限はありませんので、たとえ80代になっても乗れますが、立ち転けが増えたりバイクを倒しそうになったりすることが増えてきたら、免許の返納を考えましょう。

体力や筋力が衰えてくるとバイクを支えられにくくなり、立ち転けが増えたりバイクが転倒しそうになったりする場面が増えてきます。

また年齢を重ねる事に判断力の低下も起こり、判断力の低下は事故を起こす可能性を引き上げるので、周りの意見を参考にしたり、自分で年齢を区切ったりしてバイクから引退するのがオススメです。

自己管理が重要

高齢になってバイクに乗るには、普段からの健康状態の把握や気分の状態をつかむなど、体調管理がとても重要になってきます。

バイクに乗るにはそれほど体力は必要ありませんが、バイクを支える足腰が必要となり、万が一転倒させた場合は、バイクの引き起こしに少々体力が必要です。

健康に気を配りながら、20分以上のウォーキングを行うなど、軽い運動も行うと健康と筋力の維持につながります。

軽量で体の負担が少ないバイクを選ぶ

年を重ね体力が落ちてきたと感じるなら、小型普通二輪免許で乗れる125ccクラスか、普通自動二輪免許で乗れる250ccクラスのバイクなど、車重の軽いバイクを選ぶと良いでしょう。

車格の立派な大型バイクは所有感もあり、走行中の安定感も高いですが、小型や普通クラスのバイクに比べ燃費性能もよくありませんし、車重による体への負担も大きいです。

また、車庫入れや車庫出しなどバイクから降りて移動する場合も、車重が軽いバイクだと取り回しがしやすくなり、体への負担も減ります。

【FAQ】バイク乗車と年齢に関する質問まとめ

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こちらの項では、バイク乗車と年齢に関する「よくある質問」と「回答」についてまとめてあります。

バイク免許を取得しようと思っている学生の方や、バイクの二人乗りを考えている方はぜひ参考にしてみてください。

教習所には何歳から通える?

バイク免許の教習を受けるにあたり、教習所へは15歳から通えます。

ただし、大型免許以外のバイク免許は、取得できる年齢が16歳からなので、16歳にならないと免許証が発行されません。

15歳から教習所に通い、免許センターでの試験日までに16歳の年齢を迎えていれば、問題なくバイク免許の取得ができます。

バイクの免許取得は学校にバレる?

基本的に高校生が教習所に通う場合は、学校の許可をもらってから入校する形となるため、学校にバレます。

校則でバイク免許の取得が認められていない学校もありますが、学校に無許可で教習所に通って免許を取得すると、学校によっては停学やバレたときに退学などの処分に処されることも。

バイクは何歳からでも乗れるので、学校でバイク免許の許可が降りない場合は、内緒でバイク免許を取りに行くのではなく、まずは学業を優先しましょう。

二人乗りは何歳からできる?

二人乗りは年齢に関係なく、バイク免許を取得してから1年以上経過すればできるようになりますので、早くても17歳からです。

原付一種免許のみ二人乗りはできませんが、小型限定普通二輪免許と普通自動二輪免許は16歳から、大型自動二輪免許は18歳から取得でき、取得から1年経過すれば二人乗りができます。

そのため、小型限定普通二輪免許と普通自動二輪免許を16歳で取得した場合は17歳、大型自動二輪免許を18歳で取得した場合は、19歳からが最短で二人乗りができる年齢です。

二人乗りに必要なもの

バイクの総排気量が51ccを超えていれば二人乗りができますが、二人乗りをするには「タンデムステップ」「タンデムシート(同乗者シート)」「タンデムバー(クラブバー、タンデムベルトなど)」を備えている必要があります。

タンデムステップは同乗者が足を乗せるステップで、タンデムシートは着座するシート、タンデムバーはバイクから落ちないように同乗者が掴むためのバー(ベルト)です。

中には総排気量が51ccを超えていても二人乗りできない車種もあり、標識交付証明書(50cc~125ccまでの原付クラス)や軽自動車届出済証(125cc~250ccまで)などに記載されている、定員を確認しましょう。

子どもとバイクでツーリングしたい!同乗者となる子供は何歳から二人乗りできる?

バイクの後席に乗せる子供の年齢制限はありませんが、小学生以下だと体が小さく、力も弱いため、タンデムが難しいです。

一般的には小学生の高学年以上になれば、タンデムでもそれほど不安が無くなると言われますが、体格など個人差もあるため、あくまでも目安となります。

乗り方を誤るとバイクから落とされる可能性があり危険ですので、二人乗りする子供の年齢に関係なく、バイクから落とされないよう、後席の乗り方をしっかり伝えた上で二人乗りをしましょう。

子供とタンデムする際の注意点

子供をバイクに乗せる場合も、ヘルメットの着用が必須で、服装も長袖を着用するなどバイクに適したものにした上で、タンデムを行いましょう。

安全性を考えると、頭部をしっかり覆うフルフェイスのヘルメットが理想ですが、子供の頭が小さくあごひもを締めてもヘルメットが脱げる場合は、まだタンデムは年齢的に早い可能性があります。

万が一に備え、ヘルメット以外にも胸部や脊椎を護ってくれるプロテクターを装着させるか、プロテクターを内蔵したジャケットやパンツなどを装着させると安心です。

まとめ

引用元:https://pixabay.com/ja/photos/89-1827482/

バイクの免許が取得できる年齢について、解説をしてきました。

大型自動二輪免許を除くバイク免許は16歳から取得できますが、二人乗りは免許取得から1年が経過しないとできません。

 

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