バイク初心者が免許取得後に無料で練習できる場所はある?私有地での練習はOKか

無料でバイクの練習ができる場所一覧

引用元:https://pixabay.com/ja/photos/B0-7795764/
意識して練習をしないとなかなか上達しづらいバイクの運転。
無料でバイクの練習ができるスポットには以下の場所があります。
場所 | メリット | 注意点 |
サーキット施設 | サーキット体験ができる | サーキットによって練習内容が異なる |
自動車教習所や運転免許試験場 | 公道を想定して練習できる | 開催日は主に休校日 |
警察が主催する安全運転講習会 | 基礎からみっちり学べる | 開催場所が限られる |
バイクメーカー主催の練習イベント | 気軽に参加できる | イベントによっては混雑することもある |
公園内の許可スペース | 好きな時間に練習できる | 人がいると練習が難しい |
バイク練習用の無料コース | いつでも気軽に練習できる | 地域によっては指定場所がない |
交通量の少ない広い駐車場 | 好きな時間に練習できる | 苦情を言われることがある |
無料でバイクの練習ができるスポットについて、見ていきましょう。
サーキット施設
サーキット施設でバイクのライディングスクールや、ライディングテクニックが向上する練習会が行われることがあります。
実際にプロのレーサーが走行しているサーキットコースを使い、ライディング向上に向けた練習ができるので、ほかの練習施設とは違った体験ができるでしょう。
サーキットコースを走行する練習会のほかに、隣接する駐車場などを使いパイロンで作られたコースを走行するなど、サーキット施設によって練習内容はさまざまです。
自動車教習所や運転免許試験場
自動車教習所や運転免許試験場など、免許を取得するときにお世話になる施設でも、バイクのライディング向上に向けた練習会が行われています。
プロの講師による的確なアドバイスや練習メニューが体験できるので、短時間で上達のポイントを獲得できるメリットがあります。
基本的に自動車教習所では、自動車教習所の閑散期や休校時間などに行われていることが多いので、自動車教習所のスケジュールによっては、働いている方は時間調整が難しいかもしれません。
警察が主催する安全運転講習会
お住まいの都道府県によっては、警察が主催する安全運転講習会も開催されています。
東京都なら警視庁が主催となって、府中運転免許試験場や警視庁交通教育センターで、月1回から2回程度開催されているので、スケジュールの都合が合う方は参加してみるのもオススメです。
都道府県によっては、警察による安全運転講習会が開催されていない所もあるので、気になる方は、各都道府県の交通安全協会などに問い合わせてみてください。
バイクメーカーが開催する無料の練習イベント
バイクメーカーも、無料のバイクの練習イベントを開催することがあります。
各バイクメーカーのバイクを購入した方々を対象に行われるため、他メーカー製バイクでは参加できないケースも多いですが、バイクの構造を熟知したメーカーならではの取り扱い方法が学べることも多いです。
バイクの「走る・止まる・曲がる」という基本動作以外にも、車種に合わせた乗りこなすためのちょっとしたコツを学べることもあるなど、メーカーならではの視点を元にした練習イベントとなっています。
公園内の許可されたスペース
公園によっては、バイクの走行や練習が許可されたスペースが確保されていることがあり、利用して各自が練習に励むことができます。
ほかの施設などとは違い、講師が常駐している訳ではないので、各自自習のような練習となりますが、公道の走行が不安という方は操作に慣れるまで練習を続けるのもよいでしょう。
大きめの公園の駐車場などに設定されていることもありますが、お住いの地域によっては近くに該当する場所がない場合もあります。
バイク練習用の無料コース(自治体による)
自治体によっては、無料でバイク練習用のコースが設けられていることもあります。
こちらも公園での練習同様、講師が常駐している訳ではないので、各自独学での練習となるケースも多いです。
とにかく練習をする場所が欲しい方は、お住いの自治体に問い合わせて、自治体で指定された無料のバイク練習場があるかを尋ねてみましょう。
交通量の少ない広い駐車場
車の通りが少ない広めの駐車場でも、バイクの練習に利用できる所があります。
ただし、ほかの車やバイクが進入してくる場所での練習は、練習よりも駐車が優先されることも多いので、常に周りの交通を確認しながら練習をしましょう。
また、場所によっては練習走行していると、騒音や利用者からのクレームが入ったり、警察に通報されたりすることもあるので、状況に応じた対応が必要になります。
周りを気にしながらの練習は練習に集中できないこともあるため、よりポイントを押さえた確実な練習をしたい場合は、自動車教習所や運転免許試験場での練習がオススメです。
私有地でもマナー違反はNG

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個人や企業が所有している駐車場などを利用して、バイクの練習ができる環境もありますが、例え私有地であってもマナー違反は控えるようにしましょう。
自由だからと何をしても良い訳ではなく、節度ある練習を行わないと、二度と練習場として貸し出してくれなくなるかもしれません。
無駄な空吹かしをしない
バイク練習ができる私有地が、工業地のような周りに企業施設しかないような場所であっても、無駄な空吹かしは厳禁です。
バイクの排気音は思いのほか遠くまで聞こえることも多く、私有地を開放してくれた人に対しても迷惑をかけることになります。
例え自分の所有する私有地であっても空吹かしは行わず、できるだけ静かに練習をしましょう。
駐車場で勝手に練習するのはNG
SNSなどに「夜中にこっそり駐車場で練習をしている」などの投稿を目にすることがありますが、夜中であっても私有地に勝手に入り練習をするのはNGです。
特に夜間や早朝は、たとえノーマル状態のマフラーであっても、バイクの音が周囲に響き渡るので、騒音公害の原因となることもあります。
通報され警察が来たら、私有地に勝手に入っていると不法侵入で検挙されたり、道路交通法違反などで取り締まりにあったりする可能性もあるので、私有地での勝手な練習は控えましょう。
任意保険の加入は最低条件
どの場所で練習をする場合にも言えることですが、バイクの練習をするなら任意保険の加入は最低条件です。
任意保険は万が一事故を起こした場合、損害を保証するために備えるもので、練習中にほかの車などと接触した場合も、当然事故で生じた損害を賠償しなければなりません。
駐車場での練習であっても、公道での走行であっても、バイクを走らせる以上は常に責任が伴うので、必ず任意保険の加入を行っておきましょう。
しっかり安全装備を整える
駐車場など閉鎖された私有地でのバイク練習であっても、ヘルメットやグローブなどの安全装備は必要です。
誰も入ってこないと言って、ヘルメットの着用をせずに走行していると、ふいに転倒して思わぬ怪我につながることもあります。
たとえ練習の許可を得た私有地であっても、公道を走行しているときのように、しっかりと安全装備を整えた上で練習を行いましょう。
無料の講習を受けられる場所もある

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バイクのライディングスキル向上となる講習を、無料で行っている場所もあります。
プロの講師による的確なアドバイスも受けられるので、ライディングスキル向上を目指し、より密度の濃い練習を行いたい方は、こちらもチェックしてみてください。
①二輪車交通安全教室(無料)
二輪車交通安全教室とは、警察が主催する安全運転に重きを置いた無料の講習会です。
免許取り立ての初心者や女性ライダー向けなど、さまざま教室が設けられていることも多く、自分にあった内容の教習が受けられます。
バイクは持ち込みで、ヘルメットやグローブのほかに胸部プロテクターが必要となるので、参加希望の方は準備をした上で申し込みましょう。
②Basic Riding Lesson(旧グッドライダーミーティング)(有料)
主にバイク初心者を対象にした安全運転の講習会が「Basic Riding Lesson(ベーシック・ライディング・レッスン)」です。
もともとは、1991年から2023年まで開催されてきた「グッドライダーミーティング」が、2024年から名称変更となりBasic Riding Lessonとなりました。
バイク初心者中心の講習会ですが、バイクの上達を志すライダーでも参加でき、指導員が丁寧に教えてくれるので、独学で練習するよりも練習の成果が上がるのが早いです。
③柏秀樹ライディングスクール(有料)
モータージャーナリストとして数多くのバイク雑誌や、新聞などに寄稿している柏秀樹氏が校長を務めるスクールが、「柏秀樹ライディングスクール(KRS)」です。
楽しみながら練習することを基本としているので、練習を通してよりバイクの楽しみが分かり、向上心にもつながります。
バイクの引き起こしなど基礎に重点を置いた「ベーシック講習」や、スムーズな動作が身につく応用講習があり、ほかにもオフロードバイクやサーキット講習もあるので、より高度なライディングを目指す人にオススメです。
④ライディング東京アカデミー(有料)
ライディング東京アカデミーは、モーターサイクルジャーナリストの佐川健太郎氏が校長を務める、「バイクライフをもっと楽しむためのバイク講習スクール」です。
佐川校長を始め、バイク業界の第一線で活躍する講師陣から、自分のスキルに合わせてライディングの基礎や乗りこなし方、サーキット走行に向けて膝すりの仕方などが学べます。
よりスポーツ走行が楽しめる膝すりに関しては、ユニークな「ヒザスリ100%完全保証」システムを備え、初心者や女性、年配の方でも膝すりができる人が続出です。
独学での練習より指導員がいる方が安全安心

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「独学は毒学にも通じる」という言葉があるように、独学は誤った習得となることも多く、練習方法によっては危険すらあります。
ライディングスキルを身につけるには、プロの指導員がいるスクールや練習会に参加する方が効果的ですが、独学と指導員がいる練習の違いはどんな点なのか、見ていきましょう。
独学では注意すべき点が分からない
独学では注意したほうがいい点や、改善した方がいい点がなかなか分からず、練習内容も自分がやりやすい方法で行いがちです。
その点、プロの指導員がいる練習では、誤った姿勢や操作をその場で指摘してもらえますし、苦手な動作を克服するための具体的な練習方法も提案してくれます。
独学では気がついていなかった、直したほうがよい動作なども分かるので、練習内容の密度が濃くなるのが特徴です。
上達に最適な練習メニューが組まれている
指導員がいる練習会は、上達に必要な練習メニューになっているため、無駄のない練習によって短期間でのスキルアップができます。
たとえ練習メニューがこなせなかったとしても、その場ですぐに指導してもらえるので、動作の修正ができ、ライディングのコツをつかむのが早いです。
1人で練習をしていると、万が一転倒して怪我をしたときの心配があったり、車種によっては引き起こしが大変だったりしますが、指導員がいる練習会では常に見てくれているので、転倒した時の心配もありません。
無料でバイクを練習するFAQ

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無料でバイクの練習を行う方法や注意点に関して、「よくある質問や疑問」と「回答」についてまとめてあります。
バイクのスキルを向上させたい方、練習方法や注意点を知りたい方は、こちらも参考にしてみてください。
無料で学べるオンライン教材やYouTube動画はある?
さまざまなテーマの動画がアップロードされているYouTubeですが、バイクのライディングに関する教習内容の動画も数多くあります。
Basic Riding Lessonを運営している「日本二輪車普及安全協会」も動画をアップしており、初心者に向けた動画を配信しているほか、全国の教習所でも教習動画をアップしている所があるので、チェックしてみてください。
初心者に限らず、リターンライダーなど久しぶりにバイクに乗る方に向けた動画や、サーキット走行の基本まで、あらゆる状況でのバイク教習がYouTubeで観られます。
無料でバイク練習をする際の注意点はある?
無料でバイク練習をする際の注意点は、バイクの持ち込みや装備を揃えていかないといけない所も多く、事前の準備が必要となります。
中にはバイクまで無料で貸し出してくれる所もありますが、普段乗っている自分のバイクで教習を受けたほうが、より実践的で上達も早いでしょう。
免許を取る前・取った後でおすすめの練習場所は?
基本的には免許を取得しないとバイクの購入ができず、公道の走行もできないので、免許取得前は自動車教習所での練習が中心となります。
免許取得後はいきなり公道を走行するのがためらわれる場合は、車通りが少ない早朝に自宅の近所をゆっくり走行しながら、少しずつ公道の運転に慣らしていくのがオススメです。
広めの駐車場があれば、周りの車やバイクに注意しながら、車通りの少ない時間帯に駐車場の周囲をゆっくり周回して、バイクを運転する感覚をつかんでいくのも良いでしょう。
まとめ

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バイクのライディングテクニックや、基本動作のスキルを向上させたい方に向け、無料で練習ができるスポットについて解説してきました。
自治体の警察や運転免許試験センターでは、定期的に安全運転講習を開催していることがあるので、指導員のもとでしっかり基本動作が身につきます。
独学はいつでも好きなときに練習できるのが強みですが、指導員がいないので効率が悪いことも多いので、できればプロの指導員がいるスポットでの練習を行いましょう。
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