バイクの下向きミラーは違法?メリット・デメリットから見やすくするコツまで徹底解説!

バイクの下向きミラーは違法?メリット・デメリットから見やすくするコツまで徹底解説!

バイクのミラーを下向きにカスタムするには?

引用元:https://www.photo-ac.com/main/detail/436984

 

バイクのミラーを下向きにカスタムする方法は次の3つです。

  • アンダーミラー
  • クランプ式ミラー
  • バーエンドミラーを下向きにつける

それぞれ詳しく解説します。

 

1.アンダーミラー

アンダーミラーとは下向きに伸びたミラーです。アメリカン・オフロードタイプに見られるカスタムで、純正ミラーと見た目が大きく変わります。

取り付けには社外品のアダプターを利用し、ミラーを差し込むためのボルト穴が下向きになるタイプや、ミラーと一体のタイプが販売されています。

 

2.クランプ式ミラー

クランプ式ミラーとは、ハンドル取り付け部がクランプになっているミラーです。ハンドルとミラーをU字の金具とボルトを使って固定します。

ちなみに、上向きでも使えるので「なんか違うな」と感じても変更できるのがメリットです。

 

3.バーエンドミラーを下向きにつける

バーエンドミラーとは、ハンドルの両端に取り付けるミラーです。固定方法が2種類あり、バーエンドをそのままはさむタイプと、バーエンドキャップごと交換するタイプがあります。

ハンドルバーとミラーの一体感があり、スタイリッシュな見た目で、カフェレーサーやネイキッドなど、ストリートを中心に活躍するバイクとの相性が抜群です。バーエンドミラーは上下どちらでも使えるので、下向きに取り付けることでアンダーミラーにできます。

デメリットとして、慣れるまで視認性が下がることです。ただし、慣れれば問題なく使えるでしょう。

 

ミラーを下向きにカスタムするメリット・デメリット


引用元:https://www.photo-ac.com/main/detail/5018879#goog_rewarded

 

ミラーを下向きにカスタムしたときのメリットとデメリットを解説します。「アンダーミラーをつけたけど、想像と違った」とならないよう、チェックしておきましょう。

 

ミラーを下向きにするメリット


ミラーを下向きにするメリットは次の4つです。
  • 見た目が大きく変化
  • 前方の視界が広くなる
  • ミラーに自分が写らない
  • ミラーのブレが減る

 

ほとんどのバイクはミラーが上向きなので、下向きにミラーが付いているだけで他と大きな違いが出ます。純正位置のミラーがなくなることで、車体が低く見えてクールです。

 

また、ミラーとハンドルまでの距離が短いことでブレが少なくなります。運転中に常に視界に入っていたミラーがなくなるので、前方の視界が広く感じるでしょう。

 

ミラーを下向きにするデメリット

ミラーを下向きにするデメリットは次の3つです。

  • 後方が見づらい
  • タンクと干渉する
  • ヘルメットをかけられない

 

多くの人は下向きミラーが見づらいと感じるでしょう。今までとまったく違うところにミラーがあるので、下や横を見るのに慣れるまで時間がかかります。

 

また、ハンドルの形状によっては、ミラーを取り付けた後に目一杯ハンドルを切ると、タンクとミラーがぶつかることがあります。形状が狭いハンドルやストレートハンドルでは、ハンドルを切るとタンクにミラーが接触してしまうので、ミラーを選びに注意しましょう。

下向きのミラーにはヘルメットを掛けられなくなります。今までミラーをヘルメットがけにしてきた人にとっては問題ですが、ハンドルバーに取り付けられるヘルメットロックなどが2,000円程度で販売されているので検討してみてください。

 

下向きミラーへの交換・取り付け方は?


引用元:https://www.photo-ac.com/main/detail/1532106

 

下向きミラーへの交換・取り付け方法を解説します。

具体的には次の5ステップです。

  1. 【重要】購入前にクランプの径と個数を確認する
  2. 既存のミラーを外す
  3. クランプを取り付ける
  4. ミラーを取り付けて位置を確認・調整する
  5. 試走して再確認する

それぞれ詳しく解説します。

 

手順1.【重要】購入前にクランプの径と個数を確認する

アンダーミラーを購入する前に、まずはバイクのハンドル径をチェックしておきましょう。

 

バイクのハンドル径は

  • 2mm=7/8インチ(一般的なタイプ)
  • 4mm=1インチ(アメリカンのハンドルに多い)
  • 2mm/28.6mm(※中央部のみ)=1-1/8インチ(テーパーハンドル、ファットバーなど)

に分けられます。

 

また、片側のみ1個や、左右2個で1セットがあるので、購入前に確認しましょう。バーエンドミラー取り付け部が別売りの下向きミラーもあります。

事前に確認して「つけられなかった」「買い忘れた」を防ぎましょう。

 

手順2.既存のミラーを外す

まずは既存のミラーを外します。ミラーとハンドルの取り付け部にゴムカバーがついている場合は上にずらしましょう。

 

次にスパナを2本用意し、下側のナットを固定したまま、上側のナットをもうひとつのスパナで緩めてからミラー本体を回して取り外します。ミラーは根元がネジなっているので、ボルトと同じように回して外しましょう。

 

回す方向は次の通りです。

  • HONDA・SUZUKの両側ミラー、YAMAHAの左側ミラー 反時計回り
  • YAMAHAの右側ミラー 時計回り

 

回す際には少しずつ力をかけていきます。いきなり強い力をかけて回すと、破損してしまいます。

サビによる劣化などで外れないこともあるので、無理せずバイクショップで取り外してもらいましょう。

 

手順3.クランプを取り付ける

U字の金具をハンドルにはさみ、ボルトで締め付けます。位置を調整するため、最初は軽く締め付けておきます。

 

手順4.ミラーを取り付けて位置を確認・調整する

取り付けたU字の金具にミラーを取り付けます。ハンドルを切ってみたり、またがって実際にどう見えるのか確認したりしながら位置を調整しましょう。

位置が決まったら、ボルトをしっかり締めてミラーを固定します。

 

手順5.試走して再確認する

実際に走行してミラーの見え方を確認します。走行中に見えづらいと感じたら、すぐに止まって調整しましょう。ミラー取り外しと同じようにスパナを2本使って、上下のナットを締め付けます。

 

締め付け中にミラーの角度が変わることもあるので、ある程度強く締まったらミラーを片手で固定しながらナットを締めましょう。最後にミラーが必要以上に飛び出していたり、内側に寄りすぎていなかったりなどをチェックします。

 

もう一度走行してみて、問題なければ終了です。

 

下向きミラーは見にくい?見やすさを上げるコツ


引用元:https://pixabay.com/photos/gesture-thumbs-up-good-fingers-772977/

 

下向きミラーはどうしても純正ミラーより見にくくなります。個人差はあるものの、特に取り付け直後は戸惑うでしょう。

 

そこで、下向きミラーを見やすくする方法は次の3つです。

  • ミラーを内側に向ける
  • 上下を調整する
  • バーエンドミラーなら上向きにつける

それぞれ詳しく解説します。

 

ミラーを内側に向ける

ミラーの角度を内側に向くように調整すると見やすくなります。外側が多く写っていると感じたときに有効です。

 

上下を調整する

クランプやブレーキレバー・クラッチレバーなど、ミラーそのものを固定している部分を上下に調整します。ブレーキレバー・クラッチレバーの角度を変えると、今までと操作感が変わるので注意してください。

 

バーエンドミラーなら上向きにつける

バーエンドミラーの上下を逆にする方法もあります。一度ミラーを外して左右方向を反対にし、上に向けて装着します。

場合によっては左右のバーエンドミラーそれぞれを入れ替えた方が、スムーズにつけられることもあるのでチャレンジしてみましょう。

 

違法・車検に通らない場合を防ぐために


引用元:https://pixabay.com/photos/police-cop-police-uniforms-378255/

 

バイクのミラーには国が定めたルールがあり、違反していると車検に通りません。

具体的には以下の3つです。

  • ミラーの大きさについて
  • ミラーの形について
  • ミラーを取り付け位置について

道路運送車両の保安基準(2021年4月28日現在)の第44条を参考にして、それぞれ詳しく解説します。

参照:https://www.mlit.go.jp/jidosha/jidosha_fr7_000007.html

 

ミラーの大きさについて

ミラーの大きさについてのルールは以下のとおりです。

  • 円形タイプは直径94mm~150mm
  • 円形タイプ以外は120mm×200mm以内で直径78mmの円を内包するもの
  • 円形タイプ以外は鏡の面積が合計69㎠以上

あくまでミラー部分の大きさかによって決まります。

フレーム部分は計算に入れません。

 

ミラーの形について

  • 鋭利なものはNG
  • ミラーにひずみやくもり、ひび割れがあるものはNG

例えばミラーが尖っていると、交通事故を起こした際に歩行者に重大なダメージを与えてしまうかもしれません。

ミラーのひずみとは、例えばビルのガラスが鏡状になっているときに、写ったものが伸びている状態を指します。どちらも危険なので、該当するミラーは使わないようにしましょう。

 

ミラーの取り付け位置について

  • バイク中心より280mm以上外に取り付けられていること
  • バイク幅より250mm以上突出していてはならない
  • バイク高さより300mm未満が突出していてはならない

ハンドルならどこにミラーを取り付けても良いわけではなく、決められたルールがあります。大まかには内側に寄りすぎていたり、外側にはみ出し過ぎていたりすると、走行中に危険なので禁止されています。

 

アンダーミラーのおすすめ5選


引用元:https://pixabay.com/photos/motorcycle-pond-moped-antique-car-6927360/

 

おすすめのアンダーミラーを紹介します。

具体的には次の4つです。

  • デイトナ HIHIGHSIDER バーエンドミラー エンタープライズ EP-1
  • デイトナ HIGHSIDER バーエンドミラー ヴィクトリー/ブラック
  • KEMIMOTO バイクバーエンドミラー 汎用タイプ(内径13-19MM) 丸型/角型
  • キジマ(Kijima) ミニラウンドミラー/ミニスクエアーミラー ハンドルクランプタイプ クロームメッキ

それぞれ詳しく解説します。

 

1.デイトナ HIHIGHSIDER バーエンドミラー エンタープライズ EP-1


ブラストブラック

引用元:https://www.daytona.co.jp/products/single-15602-parts

 

デイトナ HIHIGHSIDER バーエンドミラー エンタープライズ EP-1は柄の短いバーエンドミラーで、バイク全体がコンパクトに見えます。

ミラーヘッドは機械による削り出し加工で作られているので強度があり精巧です。塗装が薄く見える個体があるものの、全体的には価格通りの質感が期待できます。

稼働部分が多く少し固めに作られているので、セッティングに少し時間がかかるものの、一度セッティングすれば強く固定できます。片側1つでの販売なので、両側に付けるためには2セット購入しましょう。

 

またバーエンドにはデイトナから発売されている別売りのバーエンドミラーアダプターを取り付ける必要があります。カラーバリエーションは、ブラストブラック、ブラストブラック・シルバー、ブラストブラック・レッドの3種類です。


ブラストブラック・シルバー

引用元:https://www.daytona.co.jp/products/single-15603-parts


ブラストブラック・レッド

引用元:https://www.daytona.co.jp/products/single-15604-parts

 

2.デイトナ HIGHSIDER バーエンドミラー ヴィクトリー/ブラック


引用元:https://www.daytona.co.jp/products/single-96693-genre

デイトナ HIGHSIDER バーエンドミラー ヴィクトリーはアルミ削り出しのミラーで、デザイン性が良く幅広いスタイルに合います。また、振動の影響が少なく、高速走行時にかがんだ際にも見やすい位置にミラーがあり機能的です。

取り付けは六角ボルト1本のみですが、しっかりと固定できます。ミラーの微調整時に可動部が硬いと感じるかもしれませんが、緩みにくいのがメリットです。

バーエンドは別売りとなっているため、あわせて購入しましょう。

 

3.KEMIMOTO バイクバーエンドミラー 汎用タイプ(内径13-19MM) 丸型/角型

KEMIMOTO バイクバーエンドミラー 汎用タイプ 丸型

引用元:https://www.kemimoto.com/collections/motorcycle-mirrors/products/universal-motorcycle-bar-end-mirrors-handlebar-aluminum-mirror

 

KEMIMOTO バイクバーエンドミラー 汎用タイプは、丸型・角型の2パターンがあるバーエンドミラーです。バーエンドがミラーと一体型になっており、現在のバーエンドと交換して取り付けます。

 

ミラーのアーム部分などが、強度と防錆能力のあるアルミ製です。下向きだけでなく、上向きに取り付けられるので、ミラー全体で後ろを見られるくらい広い視野が確保できます。高速走行時など、ミラーがブレてやや見づらいかもしれませんが、振動や風圧で角度が変わってしまうようなことはありません。

 

取り付け時に隙間ができることがありますが、シールテープを噛ませれば解決できます。バーエンドによっては、もともとついていた純正ボルトを流用する必要があるので、臨機応変に対応しましょう。


KEMIMOTO バイクバーエンドミラー 汎用タイプ 丸型

引用元:https://www.kemimoto.com/collections/motorcycle-mirrors/products/universal-motorcycle-bar-end-mirrors-handlebar-aluminum-mirror

KEMIMOTO バイクバーエンドミラー 汎用タイプ 角型

引用元:https://www.kemimoto.com/collections/motorcycle-mirrors/products/moto-universal-bar-end-mirrors-7-8-22mm-aluminum-alloy-mirror-e-mark

KEMIMOTO バイクバーエンドミラー 汎用タイプ 角型

引用元:https://www.kemimoto.com/collections/motorcycle-mirrors/products/moto-universal-bar-end-mirrors-7-8-22mm-aluminum-alloy-mirror-e-mark

 

4.キジマ(Kijima) ミニラウンドミラー/ミニスクエアーミラー ハンドルクランプタイプ クロームメッキ

キジマ(Kijima) ミニラウンドミラー ハンドルクランプタイプ クロームメッキ

引用元:https://shop.tk-kijima.co.jp/item/IEG0003N01726.html

キジマ(Kijima) ミニラウンドミラー/ミニスクエアーミラー ハンドルクランプタイプ クロームメッキは、アメリカンやオールドルックなどのクラシックなバイクによく合います。国産品らしくしっかりした作りで、メッキが厚めに加工されており、走行中のブレにくいのがメリットです。

デメリットとして、ミラー自体は小さく視認性は良くありません。

 

ミラーの形状は2種類あり、丸型のミニラウンドミラー、角型のミニスクエアーミラーです。自分の好みに合った形を選びましょう。

キジマ(Kijima) ミニスクエアーミラー ハンドルクランプタイプ クロームメッキ

引用元:https://shop.tk-kijima.co.jp/item/IEG0003N01727.html

 

まとめ

引用元:https://pixabay.com/photos/motorcycle-motorbike-street-parked-4132168/

 

バイクのミラーを下向きにカスタムするには、アンダーミラーやクランプ式ミラーに交換したり、バーエンドミラーを下向きにつけたりする方法があります。見た目が大きく変わり、前方の視界が広くなるのがメリットです。

デメリットはタンクと干渉して取り付けられなかったり、後方が見づらくなったりすることです。また、ヘルメットをミラーにかけられなくなります。

 

ミラーの交換方法は、既存のミラーを外して、下向きミラー用のアダプターを取り付ける方法と、バーエンドごと交換して取り付ける方法があります。スパナ2本でできますが、ミラーが外せないときはバイクショップに依頼しましょう。

ミラーには法律でルールが決まっており、車検に通らないミラーがあります。ミラーの大きさ・形・位置は決まった範囲内にしましょう。

最後におすすめの4つの下向きミラーを紹介しました。ミラー選びの参考にしてみてください。

下向きミラーは見た目が大きく変わります。他のバイクと差別化したいならぜひチャレンジしてみましょう。

ブログに戻る

最近見た商品