バイクのナンバープレートを再発行したい!費用や時間はどのくらいかかる?紛失した場合は同じ番号で発行できる
バイクのナンバープレートを再交付する際の基本
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バイクのナンバープレート(ナンバー)を紛失や盗難に遭った場合や、事故で破損した、ワックスを掛けて文字色が薄くなったなど、破損・汚損の場合は再交付が可能です。
ナンバーの再交付(再発行)は、排気量のクラスによって手続き場所が異なり、原付はお住まいの市区町村役所で、その他(125cc以上)は陸運支局が再発行の手続き場所となります。
原付は市役所、それ以外は陸運局で手続きする
バイクのナンバープレートの再発行は、原付(原付一種・二種)の場合は、区市町村役所、125cc以上大型までの場合は、住所を管轄する陸運支局が窓口です。
ナンバーを紛失したり盗難に遭ってしまったりした場合と、破損や汚損などで再発行する場合とでは手続方法が異なり、紛失や盗難の場合は「番号変更」、破損や汚損の場合は使っていた番号を継続する「同一番号再交付」か「番号変更」が選べます。
紛失や盗難の場合はまず警察署へ届ける
ナンバーを紛失したり盗難に遭ってしまったりした場合は、犯罪に利用される可能性がありますので、わかった時点で速やかに最寄りの警察に紛失・盗難届けを出しましょう。
紛失や盗難によりナンバーが手元にない場合の再発行は、紛失・盗難届けを出した時点で、警察署から発行される「受理番号」が必要となりますので、再発行手続きの前に警察署への届け出を忘れずに行っておきます。
事故などの破損なら同じ番号で再交付が可能
事故などによりナンバープレートが破損した場合や、洗車で文字が消えたり汚れの付着で汚損したりした場合など、ナンバープレートが返納できる状態であれば、使ってきた同じ番号で再交付(同一番号再交付)が可能です。
同一番号再交付は、原付(50cc~125cc以下)なら住所のある市区町村役所、原付以外(126cc~)は、住所を管轄する陸運支局で再交付の窓口になっています。
同じ番号で再交付する際に必要な書類
引用元:https://unsplash.com/ja/%E5%86%99%E7%9C%9F/gpvgmCBc_QE
バイクのナンバープレートが手元にあり、ナンバーの文字が明確に読み取れる場合は、同じ番号での再交付(同一番号再交付)ができます。
同一番号再交付で必要な書類等は、バイクのクラスにより次の通りです。
原付バイク(50cc~125cc以下)の場合
原付バイク(50cc~125cc以下)で同一番号再交付する場合、区市町村役所の窓口(軽自動車税を取り扱う窓口:役所により名称が異なります)で手続きを行います。
その際に必要な書類は以下の通りです。
• 標識交付証明書
• ナンバープレート
• 廃車申告書兼標識返納書(役所の窓口にあります)
• 標識交付申請書(役所の窓口にあります)
• 身分証明書(運転免許書など)
• 印鑑(認印でOK、シャチハタ不可)
• 費用:数百円、無料の場合もある
標識交付証明書は、原付のナンバーが交付されたときに役所から発行される書類で、もし紛失している場合は役所で再発行でき、その際に身分証明書と印鑑が必要になります。
「廃車申告書兼標識返納書」と「標識交付申請書」は役所の窓口においてあるほか、役所のwebサイトからもダウンロード可能です。
軽二輪バイク(126cc~250cc)の場合
軽二輪バイク(125cc~250cc以下)の場合、ナンバーの同一番号再交付は住所を管轄する陸運支局にて行います。
同一番号再交付に必要な書類等は以下の通りです。
• 軽自動車届出済証記入申請書(陸運支局で発行)
• 軽自動車税申告書(陸運支局で発行)
• 理由書(ネットでダウンロード可能)
• 軽自動車届出済証(車検証にあたるもの)
• 自賠責保険証明書
• ナンバープレート
• 身分証明証
• 印鑑(認印OK、シャチハタ不可)
• 再交付手数料:数百円~千円程度
軽自動車届出済証記入申請書と軽自動車税申告書は、陸運支局の窓口で発行してもらえ、理由書は特に決まった書式はありませんので、インターネットでテンプレートをダウンロードすると楽でしょう。
軽自動車届出済証は軽二輪バイクの車検証に当たるもので、紛失してしまった場合はナンバー記載の陸運支局で再発行してもらえます。
注意点として、東京(品川)から大阪に引っ越しを行い、品川ナンバーのまま乗っている場合は、品川の陸運支局まで行って手続きを行う必要があります。
小型二輪バイク(250cc以上)の場合
小型二輪バイク(250cc以上)のナンバーを同一番号再交付してもらう場合、申請先は住所を管轄する陸運支局となります。
同一番号再交付に必要な書類等は以下の通りです。(軽二輪バイクとは必要なものが一部異なります。)
• 申請書(陸運支局の窓口にあります)
• 手数料納付書(陸運支局の窓口にあります)
• 自動車税申告書(陸運支局で発行してもらえます)
• 理由書(ネットでダウンロード可能)
• 車検証
• ナンバープレート
• 身分証明書
• 印鑑(認印でOK、シャチハタ不可)
• 再交付手数料:千円程度
申請書はナンバーの同一番号再交付を申請する書類で、陸運支局の窓口に置いてありますので、記入例を参考にしながら必要事項を漏れなく記入し、窓口に提出します。
自動車税申告書は、バイクを購入した際に出す届出書類のことで、同一番号再交付の当日に陸運支局の窓口で発行してもらえますので、自宅から用意していく必要はありません。
破損や汚損がひどいと同じ番号は難しいことも
ナンバーの同一番号再交付は、ナンバープレートの返納と引き換えに新たなナンバープレートを再交付してもらいますが、破損や汚損の状態がひどく、文字の判別が不可能な場合は同一番号での再発行はできません。
その際は、「番号変更」での手続きとなり、これまで使ってきたナンバーとは別の、新たな番号での再発行となります。
ナンバープレートを再発行する際の費用と日数
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バイクのナンバープレートを再発行する際、手続きをした日より再発行まで数日~1週間程度必要です。
クラス別に再発行までにかかる日数と、必要な費用について解説していきます。
軽二輪バイク(126cc~250cc)の場合
軽二輪のナンバープレート再交付までにかかる日数は、申請手続きの後1週間程度ですが、ナンバープレートの破損や汚損がひどく、文字の識別が困難な場合は、さらに時間がかかることがあります。
再発行に必要な費用は、申請用紙費用とナンバープレート代を合わせ、数百円~千円程度です。
今まで使ってきた古いナンバープレートを陸運支局の窓口に持参し、交換することで新しいナンバーを再発行してもらえます。
小型二輪バイク(251cc以上)の場合
小型二輪バイク(251cc以上)のナンバー再発行までに必要な日数は、1週間前後で、再交付に必要な費用は数百円~千円程度です。
再発行の理由が紛失や盗難の場合、再発行手続きの前に警察署で紛失・盗難届けを提出し、受理番号をもらう必要があります。
受理番号が無いと再発行してもらえないため、ナンバーの再発行理由が紛失・盗難の場合は、警察署に赴く時間も必要です。
<h3原付バイクの場合
原付バイクのナンバー再発行はお住まいの区市町村役場で行い、手続き受理後再交付まで4、5日程度の日数が必要です。
原付ナンバーの再発行費用は基本的に必要ありませんが、再発行の理由が紛失や本人に原因がある破損の場合、ナンバープレートの代金として数百円が必要なことがあります。(区市町村役所によります)
再発行は代理人・代行サービスでも可能
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バイクのナンバープレートの再発行は、バイクを使っている本人のみならず、代理人や再交付代理サービスでも手続きが可能です。
代理人や代行サービスに依頼するにあたって、手続きに必要なものは次の通りになっています。
代理人に行ってもらう場合に必要なもの
本人に変わり、代理人にナンバープレートの再交付手続きを行ってもらう場合、本人が手続きする場合の必要書類に加え、委任状が必要となります。
委任状は、本人が代理人を通じて再交付の手続きを行う場合、代理人に手続きの委任をしたという意思表示を書き記した書類で、決まった書式はなくインターネットでテンプレートがダウンロード可能です。
委任状には、再発行を行うバイクの車体番号と、本人(使用者)の住所・氏名、代理人の住所・氏名を記入します。(印鑑は不要)
再発行を代行サービスで行ってもらう場合
バイクのナンバープレート再発行手続きを、行政書士などの代行サービスに依頼する場合は、本人が手続きする際の必要書類と、委任状が必要です。
再発行の手数料は依頼する場所にもよりますが、街の法律家と言われる行政書士に依頼を行うと、6,000円~20,000円前後が相場となっています。
ナンバーの郵送にも対応してくれる所もあり、その場合は事務所まで足を運ばずにナンバーの再発行が完了です。
ナンバープレート再発行に関するFAQ
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バイクのナンバープレート再発行に関する「よくある質問」と「回答」をまとめてみましたので、再発行が必要な方、再発行を考えている方は参考にしてみてください。
ナンバープレート交換の持ち物は?
ナンバープレートの再発行手続きを終え、後日新しいナンバーが再発行されますが、その際に必要な持ち物は「引換証」と「古いナンバープレート」です。
古いナンバープレートと、再発行申請の際に発行される引換証を窓口で渡すことで、新しいナンバーが手渡されます。
バイクのナンバープレートの取り外しは、10mmのメガネレンチまたは、10mmのスパナ2本とプラスドライバー(No.3)を使って取り外し可能です。
ナンバープレート交付まで何日かかる?
バイクのナンバープレートは、再発行の手続きが終わってから作成に入るので、再発行手続き後、4日~1週間程度見ておくと良いでしょう。
ナンバーが手元にある場合は、古い(使っていた)ナンバープレートと引換証、紛失などで手元にない場合は引換証を窓口で渡し、新しいナンバープレートを受け取ります。
ナンバープレートはどこで取り付ける?
バイクのナンバープレートは、車のナンバープレートとは違い封印が必要ではないので、取り付けは、自宅や駐車場など安全な場所で自由に行えます。
また、ナンバーの盗難を避けたい場合は、盗難防止用ボルトも市販されていますので、そちらを使うことで盗難の確率を下げることにつながるでしょう。
盗難防止用ボルトは、取り外し穴がトルクス(星型)や六角になっているもので、本来はプラスドライバーで外せるボルトが、対応した工具を使わないと外せなくなり防犯を高めます。
まとめ
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盗難や紛失などで、バイクのナンバープレートがなくなった場合や、破損・汚損で新しいものに交換(再交付)してもらう方法について解説してきました。
バイクのナンバープレートの再交付は、原付はお住まいの市区町村、原付以外は住所を管轄する陸運支局で手続きが行なえますが、新しいナンバープレートが届くまで日数を要します。
また、盗難や紛失の場合は、再交付手続きの前に警察への届け出と受理番号が必要となりますので、届け出忘れしないよう注意が必要です。
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