【2023最新】なぜ今ミニバイクが人気なの?基本の解説から最新おすすめミニバイクまで

ミニバイクの定義と種類
引用元:https://docs.google.com/document/d/1tjkZehYoNSGP3fuXiacWP2yVI8ZUcAutu3LeA0LsbzI/edit
原油高によってガソリン代が高騰している影響もあり、よりランニングコストを必要としないミニバイクに人気が集まっています。
中には世界的な半導体不足と人気が相まって、中古車価格が新車価格を上回るミニバイクも出てきていますが、そんなミニバイクの定義と、種類にはどのようなものがあるのでしょうか。
ミニバイクの定義
ミニバイクには、排気量何ccから何ccまでというような定義がありません。
一般的な認識として、区分上で原付(原動機付自転車一種・ニ種)に該当する排気量50cc~125cc未満が、ミニバイクと呼ばれる事が多いです。
ミニバイクの種類
ミニバイクを50cc~125cc未満の原付クラスとすると、スクーターやスポーツバイクまで様々な種類があります。
2023年2月現在、新車で買えるミニバイクの種類は以下の通りです。
• スクーター
• ネイキッド
• フルカウル
• オフロード
• カブなどロータリーミッション車
ミッションもスクーターを始めとするAT(オートマチック)や、カブなどに搭載されているクラッチを必要としないロータリーミッション、クラッチ操作を必要とするMT(マニュアル・トランスミッション)と、選択肢が豊富にあります。
ミニバイクといえば名前の挙がるこの2台
ミニバイクと言えば、まず挙げられるモデルが、ホンダのスーパーカブとモンキーです。
ミニバイクを代表すると言っても過言ではないほど知名度も高いモデルですが、それぞれどのようなバイクなのでしょうか。
【ホンダ】スーパーカブ
スーパーカブは1958年8月に初代(スーパーカブC100)が販売開始され、2017年10月には全世界販売の累計1億台を突破した、ホンダの世界的ロングセラーモデルです。
世界でのべ160各国で販売されており、街乗りや通勤・通学など日常的に使うユーザーのほか、郵便局や新聞配達の配達など、ビジネス用途としても多く使われています。
燃費の良さもスーパーカブの持つ特徴のひとつで、現行型(2023年2月現在)のスーパーカブ50の燃費は、カタログ公表の定地燃費値(30Km/h走行)では105.0、スーパーカブ110でも68.0(60km/h:2名乗車時)と驚異の数値です。
(「WMTCモード値」スーパーカブ50: 69.4(クラス 1)、スーパーカブ110:67.9(クラス 1)共に1名乗車時の数値)
参照元:https://www.honda.co.jp/SUPERCUB/spec/
• スーパーカブ50
• 排気量:49cc
• エンジン型式:空冷4ストOHC単気筒
• 全長×全幅×全高(mm):1,860×695×1,040
• 車重:96Kg
• 燃料消費率:105Km/L(30Km/h時・定地燃費値)
• 新車販売価格:247,500円(税込)
• 中古車相場:4万~45万円前後
【ホンダ】モンキー
モンキー(Monkey)は、「小さくてかわいい」というデザインコンセプトのもと、1961年に日本自動車ショウにて登場し、1963年には公道走行ができるモデルとなり、人気を博していきます。
50ccクラスのモンキー50は、2017年モデルを最後に生産終了となりましたが、翌年の2018年7月には後継モデルとなる「モンキー125」が販売開始。
モンキー50に比べ車体サイズが一回り大きくなっていますが、モンキーの持つコンパクトでコミカルな「小さくてかわいい」という雰囲気はしっかり維持されています。
2019年9月には、それまでの4速マニュアルミッション(MT)から5速MTとなり、エンジンも新設計となったことで、より力強い走りが楽しめるようになりました。
• モンキー125
• 排気量:123cc
• エンジン型式:空冷4スト単気筒
• 全長×全幅×全高(mm):1,710×755×1,030
• 車重:104Kg
• 燃料消費率:100Km/L(30Km/h時・定地燃費値)
• 新車販売価格:44万円(税込)
• 中古車相場:33万~85万円前後
なぜ今ミニバイクが人気なのか
引用元:https://pixabay.com/ja/photos/b4-1284362/
昨今ミニバイクが人気となっていますが、どのようなことが理由で人気となっているのでしょうか。
ミニバイクが人気となった理由は、主に次の通りです。
• 流行り病で三密を避ける手段として
• アニメの影響
• 燃料費の高騰
• 手軽に乗れるサイズ
流行り病で三密を避ける手段として
2019年頃に発生した世界的な流行り病により、人と人が接する機会を減らし、感染の広がりを防ぐ働きがありました。
感染の予防をすべく、政府主導で進められた三密(密閉・密室・密接)を避ける乗り物として、原付一種や二種に注目が集まり、人気が高まったのがひとつの理由です。
アニメの影響
山梨県北杜市を舞台にした、スーパーカブに乗る女子高生が登場するアニメ「スーパーカブ」や、近年のキャンプブームの火付け役ともなった「ゆるキャン△」などの影響もあり、スーパーカブを始めとするミニバイク人気が高まっています。
スーパーカブに限らず、クロスカブやCT125ハンターカブにも人気が波及し、中でもハンターカブは品薄状態が続き、新車の納車に8ヶ月以上が必要となる状態です。(2023年2月現在)
燃料費の高騰
円安やインフレの影響で原油高となり、ガソリン代も1L当たり160円を超えるなど、燃料費が家計を直撃する事態となりました。
また、燃費の良さと実用性を兼ね備えた125ccを中心に、レジャーバイクとしても人気が高まり、ミニバイクの人気につながっています。
手軽に乗れるサイズ
ミニバイクは、中型や大型バイクよりもサイズが小さく重量も軽いので、通勤や通学、日曜生活の足として手軽に乗れます。
中型以上のバイクへのステップアップの入り口として乗る方や、普段使い用としてミニバイクを買い増しする方もおり、気を張らずに乗れるクラスとして人気が高いです。
【2023最新】おすすめミニバイク7選
ミニバイクの中からおすすめのモデルを7車種ご紹介します。
ミニバイクの購入を考えている方、バイクに初めて乗ろうと思っている方は、ぜひ車種選びの参考にしてみてください。
おすすめ①【109cc】ホンダ クロスカブ110
ホンダ「クロスカブ110」は、スーパーカブ110をベースに、おしゃれなカブとして2013年にデビューしました。
2017年にはレッグシールドの無いモデルへとチェンジし、アウトドアにマッチするようなより現代風なデザインが施されたモデルに。
2019年にはホンダの生産拠点のある熊本にちなみ、くまモンバージョンも追加、2022年のマイナーチェンジではエンジンも改良され、ABSが搭載されたキャストホイール仕様へと進化しています。
• エンジン型式:水冷4スト単気筒
• 全長×全幅×全高(mm):1,935×795×1,110
• 車重(Kg):107
• 新車販売価格(税込):363,000円
おすすめ②【123】ホンダ モンキー125
モンキー125は、2017年に生産終了となったモンキー50の後継モデルとして、2018年に登場しました。
モンキーの持つ「小さくてかわいい」のコンセプトをそのままに、一回り大きなモンキーとしてレジャーミニバイクの人気を集めています。
2019年には新設計のエンジンと、5速マニュアルミッションが搭載され、より走りが楽しめるモデルとなりました。
• エンジン型式:水冷4スト単気筒
• 全長×全幅×全高(mm):1,710×755×1,030
• 車重(Kg):104
• 新車販売価格(税込):440,000円
おすすめ③【124】スズキ GSX-R125 ABS
スズキ「GSX-R125 ABS」は、125ccクラスのフルカウル・スポーツバイクです。
兄貴分のGSX-R250R同様に、「走る」「曲がる」「止まる」のバイクの基本性能をしっかり発揮させるため、レースで得たノウハウや技術が盛り込まれています。
効率の良い燃費性能と力強さを両立させたエンジン、高性能なマフラーエキゾーストシステムなど、上のクラスのバイクに匹敵するような装備がなされた、パフォーマンスの高いスポーツバイクです。
• エンジン型式:水冷4スト単気筒
• 全長×全幅×全高(mm):2,000×700×1,070
• 車重(Kg):137
• 新車販売価格(税込):453,200円
おすすめ④【49cc】ホンダ スーパーカブ50
ホンダ「スーパーカブ50」は1958年より販売が開始された、60年以上もの歴史を持つ超ロングセラーバイクです。
壊れにくく燃費性能が優れていることから、個人用としても事業用としても人気が高く、世界中で多くのユーザーに愛用され続け、2017年にはシリーズ販売台数の累計が1億台を突破しました。
ミッションはロータリー式の4速で、クラッチ操作を必要としないことから、マニュアルが苦手な方でも運転しやすいです。
• エンジン型式:水冷4スト単気筒
• 全長×全幅×全高(mm):1,860×695×1,040
• 車重(Kg):96
• 新車販売価格(税込):247,500円
おすすめ⑤【123cc】ホンダ グロム
ホンダ「GROM(グロム)」は、大型バイクに装備されるような豪華装備をまとった、125ccのミニバイクで、2013年に販売開始されました。
コンパクトな車体に、倒立フォークや多機能デジタルメーター、前後ディスクブレーキなど本格的な装備で、2020年にマイナーチェンジされたJC75型では、それまでの4速から5速へとミッションも変更。
ABSも標準装備となり、走りを楽しめるコンパクトボディーの本格スポーツバイクとして、注目を集めています。
• エンジン型式:水冷4スト単気筒
• 全長×全幅×全高(mm):1,760×720×1,015
• 車重(Kg):102
• 新車販売価格(税込):385,000円
おすすめ⑥【123cc】ホンダ CT125 ハンターカブ
ハンターカブCT125は、跳ね上がったマフラーが特徴的なスーパーカブの派生モデルで、2020年より販売が開始されました。
フロントブレーキにはABSが備わり、スターターにはセルフスターターに加え、キックスターターも備えており、様々な環境下での安定した始動性を高めています。
2022年末には、新設計のエンジンや排ガス規制にも対応したマイナーチェンジが行われましたが、高い人気や半導体不足などにより新車の供給が追いつかず、中古車が新車価格を上回る逆転現象も起きました。
• エンジン型式:空冷4スト単気筒
• 全長×全幅×全高(mm):1,965×805×1,085
• 車重(Kg):118
• 新車販売価格(税込):440,000
おすすめ⑦【124cc】カワサキ Z125 PRO
友が買いに行くって言ってるよ👀
カワサキ Z125 PRO 2019
一緒に行くよ🤣🤣 pic.twitter.com/Zrbh63lcuJ
— jorr_kk (@KkJorr) July 16, 2019
カワサキ「Z125 PRO」は、コンパクトな車体に、倒立フォークや前後ディスクブレーキなど、豪華な装備がなされた125ccクラスのネイキッドモデルです。
カワサキのZシリーズでは最も小さな排気量としながらも、装備は兄貴分と引けを取らない、本格的なミニバイクに仕上がっています。
デビューは2016年で、ライバルのホンダ・グロム同様に、125ccクラスに似つかわしくない本格的な装備に注目を集めましたが、2021年モデルを最後に国内販売の中止がアナウンスされました。
• エンジン型式:水冷4スト単気筒
• 全長×全幅×全高(mm):1,700×750×1,005
• 車重(Kg):102
• 新車販売価格(税込):352,000円
ミニバイクに関するFAQ
引用元:https://pixabay.com/ja/photos/ba-2792992/
ミニバイクに関するよくある質問と、回答をまとめました。ミニバイクに興味のある方や、購入を検討している方はぜひ参考にしてみてください。
ミニバイクと原付の違いは?
ミニバイクと原付の違いは明確な区分です。
原付と言えば一種は排気量50cc未満、ニ種だと125cc未満という区分がありますが、ミニバイクには明確な基準がありません。
一般的にミニバイクといえば、排気量が125ccクラスまでの原付バイク(一種・ニ種)を指すことが多いです。
サーキットにおすすめのミニバイクは?
サーキットにおすすめのミニバイクは、スズキ「GSX-R125 ABS」と、ホンダ「グロム レースベース車」です。
おすすめ①:スズキ GSX-R125 ABS
スズキ「GSX-R125 ABS」は、レースで培った技術などのノウハウが盛り込まれたスポーツバイクで、バイク基本性能の「走る」「曲がる」「止まる」に忠実に応えてくれます。
フルカウルにより、空力性能と前方からの風圧もネイキッドモデルに比べかなり軽減されるので、高速走行がメインのサーキット走行におすすめのミニバイクです。
おすすめ②:ホンダ グロム レースベース車
ホンダ「グロム レースベース車」は、ホンダのグロムをベースに、ホンダのレーシングサービスであるHRCがサーキット走行に適した仕様に仕上げたミニバイクです。
ミッションが5速化されているほか、専用のECUやレース用マフラーの装着など、レースベース車の専用設計になっています。
ハンドル周りには、走行モード切替えスイッチやピットレーンでスピードを制御するスイッチ装着し、ハンドシフターも備えたサーキット走行特化モデルです。
ミニバイクレースとは?
ミニバイクレースとは、排気量が50cc~125ccまでのミニバイクを使って行われるバイクレースです。
50cc~125ccまでのミッション付きバイクや、スクーターでレースが行われ、基本的に排気量やミッション、改造の有無などによってクラス分けされます。
日本全国のミニサーキットをメインに様々な団体が主催しており、多くの場合は走行するにはライセンスが必要です。
まとめ
引用元:https://pixabay.com/ja/photos/bc-6958508/
ミニバイクについて、ミニバイクの定義や人気のなど幅広く解説してきました。
排気量が小さいといえど、ABSや前後ディスクブレーキなど本格的な装備となっているモデルも多く、近年非常に人気の高いクラスです。お気に入りのミニバイクがあれば、ぜひ本記事を参考にしてみてください。
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