バイクにコーティングは必要?種類別の比較から料金相場、注意点まで徹底解説

バイクにコーティングは必要?種類別の比較から料金相場、注意点まで徹底解説

バイクにコーティングは必要か?

引用元:https://pixabay.com/ja/photos/AF-92442/
バイクをいつまでも綺麗な状態に保つのに有効なのがコーティングですが、車に比べてボディの面積が少ないバイクにコーティングは必要なのでしょうか?

結論、バイクの綺麗さを少しでも長く保つためにはコーティングが必要といえます。具体的には次のことが理由です。

1. ボディの輝きを長期間維持できる
2. ボディの塗装を保護できる
3. 汚れが付着しにくくなるので洗車が楽
4. マフラーやエンジンの劣化をおさえられる

1.ボディの輝きを長期間維持できる

コーティングの最大の特徴でもありますが、バイクにコーティングを施すことでボディの輝きを長期間維持することができ、さらには新車であっても輝きが増します。

コーティングの効果が弱まり、ボディの輝きが失われても、再びコーティングすることで輝きが戻りますし、ボディが美しいまま保てると売却時の査定額アップも期待できるでしょう。

2.ボディの塗装を保護できる

バイクにコーティングを施すことで塗装面の保護にもつながり、小石の飛び石や虫などからある程度ボディを守ってくれます。

完全に飛び石などからボディが守れるわけではありませんが、コーティングによって膜の硬度が異なり、硬度が高いものならより保護する力も強いです。

洗車で使うタオルなどによる小傷や紫外線、水滴が太陽で蒸発して起こるウォータースポットなど、様々な状況から塗装を保護してくれます。

3.汚れが付着しにくくなるので洗車が楽

コーティングによる膜により、雨水などの汚れやほこり、高速道路走行時に虫が付着することからボディを守ってくれます。

汚れや虫がコーティングの膜に付着しボディから浮いたような状態となり、コーティング膜の汚れは水で洗い流すだけで簡単に落とせるので、洗車の手間もかかりません。

ただし、コーティングの効果が切れてくると、付着した汚れが落ちにくくなってくるので、定期的なメンテナンスが必要です。(有効期間は施工するコーティングや走行環境によります)

4.マフラーやエンジンの劣化をおさえられる

耐熱性が優れているガラスコーティングなら、マフラーやエンジンなど高温になる部分への保護にもつながります。

逆に耐熱性のないコーティングをマフラーなど高温になる部分に使用すると、コーティングの膜が溶け、シミとなって洗い落とせなくなることがあるので注意しましょう。

【比較】バイクのコーティング種類と料金相場

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バイクのコーティングにはポリマーコーティングやガラスコーティングなど様々な種類があり、コーティングによって費用や作業時間も異なります。

こちらの項では、数あるバイクコーティングの種類や費用の目安、それぞれのメリット・デメリットについて解説していきますので、気になったコーティングを試してみてください。

コーティングの種類と費用・施工時間の目安
コーティング内容 作業時間目安 料金相場
【DIY】ワックス ~2時間程度 2,000円~7,000円前後
【DIY】ガラスコーティング 8時間程度 4,000円~12,000円程度
ガラスコーティング 8時間~2日程度 5万~10万円前後
ポリマーコーティング 2~5時間程度 2万~7万円前後
セラミックコーティング 業者による 5万~15万円前後

DIYのワックス

DIY(DIY=Do It Yourselfの略)のワックスとは、市販のワックスを購入し自分で施工することで、できるだけ費用を抑えたい方におすすめの方法です。

ワックスをするには、まずバイクを洗車しボディに付着した汚れを落とした上で、柔らかいスポンジなどを使ってボディに塗り、時間を置いて(放置時間はワックスによる)ワックスを拭き取ります。

メリットは費用を安く抑えてツヤのあるボディになる、手軽で簡単に施工できることで、デメリットはムラが生じやすい、効果の維持期間が短い点です。

DIYのガラスコーティング

ガラスコーティングとは、ガラスの成分が被膜となって塗装を保護するコーティングのことで、ワックスやほかのコーティング方法に比べ耐久性が優れているので、より長い期間コーティングの効果を維持したい方におすすめです。

メリットは、コーティングの維持が長期間続く点と、施工後は水洗いだけで汚れが落ちるので、洗車の手間がかからなくなる点が挙げられます。

デメリットは施工に時間がかかる点と、ワックスに比べると商品代金がやや高い点です。

【業者依頼】ガラスコーティング

よりクオリティの高いコーティングを求める方は、ガラスコーティングをプロに依頼するのがよいでしょう。

メリットは、自分で施工する場合に比べ、プロならではの仕上がりのよさに加え、塗膜も固く安定しているので、より長期間(一般的に2~3年程度)コーティング状態が維持される点です。

デメリットは施工費用が高額になる点と、ガラスコーティングの被膜形成に10時間以上の時間を要するため、依頼した場合はバイクを1日程度預けることになる点が挙げられます。

【業者依頼】ポリマーコーティング

ポリマーコーティングとは、フッ素やシリコンなどが含まれた樹脂系のコーティングのことで、安価でプロにコーティングを依頼したい方におすすめです。

メリットは、ワックス(油脂系)よりも効果が長持ちする点で、ワックスの効果が約1ヶ月に対し、ポリマーは3ヶ月~5ヶ月程度効果が維持されます。

デメリットは、ガラスコーティングよりも効果が短く、常にコーティング状態を維持するためには施工頻度が高くなる点と、コンパウンドが入ったシャンプーを使うと、膜が失われるので注意が必要な点です。

【業者依頼】セラミックコーティング

セラミックコーティングとは、コーティング剤に金属や炭素、窒素などの化合物を使ったコーティングで、ガラスコーティングに代わる方法として注目を集めています。

メリットは、コーティング膜の硬度が高いため傷や太陽熱からの耐性が高いこと、薬品や冬場にまかれる塩化カルシウムなどにも強い点です。

デメリットは、施工費用が高いことと、耐薬品性が完璧なわけではなく、完全にシミや小キズから守れるわけではない点が挙げられます。

セラミックコーティングは、コーティング膜を塗装のように重ねることができるので膜を厚くできますし、中には自己修復機能を持つものもありますので、より輝きや効果の持続が欲しい方はそれらを検討するとよいでしょう。

バイクのおすすめコーティング剤

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DIYでコーティングを施工しようと思っている方に向け、おすすめのバイクコーティング剤を紹介します。

バイクに固形や液体を塗り込むタイプからスプレータイプまで、様々な種類を紹介していきますので、気になるものがありましたらお試しください。

1. LAVEN ガラス系ボディーコーティング剤 SX9施工セット

引用元: https://bikeman.jp/products/lav-97837-55104

LAVEN「ガラス系ボディーコーティング剤 SX9施工セット」は、コーティング効果の維持が長く、よりつややかな仕上がりを求めている方におすすめのガラスコーティングです。

データをもとに作られた、ガラス被膜の上に撥水被膜が形成される2層構造のハイブリッドで、ガラス被膜による重厚感ある光沢が長期間維持し、汚れも付着しにくいので洗車も楽になります。

• 販売価格(税込):8,265円

2. DAYTONA メタルコーティングワックス

引用元: https://bikeman.jp/products/d-96319
DAYTONA「メタルコーティングワックス」は、スイングアームやフレームなど金属面へのワックスを探している方におすすめです。

拭き取りも不要の簡単施工で、金属の表面に酸素を遮断する特殊な被膜を形成することにより、サビの発生を抑え光沢が増します。

• 販売価格(税込):1,692円

3. LAVEN メッキクリーナー&ワックス

引用元: https://bikeman.jp/products/lav-97837-51104

LAVEN 「メッキクリーナー&ワックス」は、メッキやステンレスパーツのクリーニングとワックスをしたい方におすすめです。

スプレータイプで金属部分のみならず、ガソリンタンクやカウルなど塗装面にも使用でき、汚れを落とすのと同時にワックスもかかるので、手間をかけずワックス施工ができます。

• 販売価格(税込):758円

4. LAVEN スプレーワックス 420ml

引用元: https://bikeman.jp/products/lav-97837-51302

LAVEN「スプレーワックス」は、ムースタイプの塗布しながら拭き取るワックスで、拭き取り残りが気になる方におすすめ。

ノーコンパウンドタイプで塗装面に優しく、ガソリンタンクやカウル・樹脂部分など幅広く使え、耐水性にも優れているため、雨の日も効果が持続します。

• 販売価格(税込):1,238円

5. シュアラスター クリーナー&コーティング ゼロフィニッシュ S-125

引用元: https://amzn.to/44lL7MV

シュアラスター「クリーナー&コーティング ゼロフィニッシュ」は、汚れ落としとコーティングがこれ1本でできるため、手間を掛けずに洗車とコーティングをしたい方におすすめです。

高い撥水性が約2ヶ月持続され、ガソリンタンクやスクリーン、カウルをはじめエンジンやマフラーなど高温部分にも使用可能なので、バイク全体に使えます。

• 販売価格(税込):2,717円

バイクのコーティングに関するFAQ

引用元:https://pixabay.com/ja/photos/80-4650380/
バイクのコーティングに関する「よくある質問」と「回答」についてまとめてありますので、バイクコーティングを考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。

バイクのガラスコーティングで注意するポイントはある?

バイクのガラスコーティングを自分で施工する場合は、コーティング剤が硬化するまで12時間程度の時間が必要なので、その時間は水洗いができません。

また、完全にコーティング膜が硬化するまで10日~2週間前後時間がかかるので、できるだけ水洗いを避けたほうが無難です。

ガラスコーティングって重ね塗りするといいの?

ガラスコーティングは仕上げ塗装のクリアのように、重ね塗りすることで重厚感のある光沢が生まれるので、より深い光沢が欲しい方は重ね塗りがおすすめです。

注意点として、ガラスコーティングの膜がある程度硬化するまで2日程度かかるので、重ね塗りする場合は2日以上間を置いて施工するようにしましょう。

バイクのコーティングで最強なのは?

バイクのコーティングで最強なのは、施工したあとの維持期間が長く光沢も美しいセラミックコーティングです。

次点のガラスコーティングに比べ施工費用は高くなりますが、セラミックコーティングの方が重ね塗りした際にヒビ(クラック)が入りにくく、酸やアルカリに対する耐性も高い点が挙げられます。

ガラスコーティングとガラス系コーティングって違うの?

ガラスコーティングとガラス系コーティングとの違いは、ガラスの成分が被膜となって塗装を保護するのがガラスコーティングで、石油系の油脂溶剤(ポリマー系)にガラス成分が含まれているのがガラス系コーティングです。

ガラスコーティングは膜が厚く強固で維持する期間も長期(2年程度)なのに対し、ガラス系は膜も薄く維持できる期間も2ヶ月程度と短くなります。

市販のDIY用コーティング剤の中には表記が紛らわしい商品もあるので、ガラスコーティングをしたい方は、しっかり確認した上で購入しましょう。

まとめ

引用元:https://pixabay.com/ja/photos/81-5195903/
バイクの塗装が長く美しい状態を維持できるコーティングについて、コーティングの種類や施工費用の目安、最も効果の高い最強のコーティングはどれなのかについて解説してきました。

コーティングは自分で手軽に施工(DIY)できるものに、拭き取り不要のスプレータイプや汚れを落としつつコーティング効果が得られるもの、塗布して拭き取るワックスタイプなど様々なものがあります。

より高い質のコーティングを求める方はプロへの依頼がおすすめですが、やや費用が高くつく(2万~10万前後)ので、費用を抑えたい方は今回ご紹介したような市販のコーティング剤を使い、自分で施工するのがおすすめです。

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