バイクを綺麗に保つならメッキ磨き!手入れの手順からおすすめアイテムの解説まで
愛車をピカピカにするならメッキ磨き!
引用元:https://pixabay.com/ja/photos/BC-3135467/
バイクを印象づけるメッキパーツですが、メッキを美しく輝かせ続けるには定期的に磨くなどのメンテナンスが必要です。
メッキがくすんでいると見た目の印象を落とすだけでなく、錆の発生原因にもなるので、定期的に磨いてピカピカにするのが利用ですが、メッキをピカピカにする方法は主に「自分で磨く」「プロに依頼する」の2通りがあります。
1.自分で磨く
メッキクリーナーなどを使い、メッキに塗布してウエスなどで磨けばメッキの輝きが戻ってきます。
メッキクリーナーには微細なコンパウンドが入っており、メッキの曇りや汚れを落としてくれるだけでなく表面の細かな傷も落としてくれるので、汚れが付着しにくくなる効果も。
クロームメッキは表面に微細な穴が空いており、その穴から水やホコリが侵入して錆の発生原因になるので、磨いた後は必ず錆止め剤を塗って仕上げましょう。
2.プロに依頼する
メッキに錆が多く発生している場合や、より長期間維持されるメッキの輝きが欲しい方は、磨き専門のショップなどプロに依頼するのも手です。
一概に磨くと言ってもショップの職人によって技量がさまざまなので、口コミ評判や実績、問い合わせにちゃんと対応してくれるかなどを元に、依頼先を選ぶと良いでしょう。
元々メッキが施されている部分の磨きのほかにも、ホイールやガソリンタンク、スイングアームなど新たにメッキ加工できる場合もあるので、メッキが好きな方は合わせて検討してみるのもおすすめです。
まずはサビの種類をチェックしよう
引用元:https://pixabay.com/ja/photos/9F-1558795/
メッキパーツを含めバイクを磨いてピカピカにしようと思う前に、まずはサビのチェックから始めましょう。
素材によって発生するサビが異なり、メッキパーツの場合は赤サビや白サビが発生することが多く、それぞれのサビの特徴は以下の通りです。
種類1.赤サビ
鉄や鉄鋼などに発生する最も多く目にするサビが赤サビで、鉄が酸素と結びつくと酸化第二鉄などに化学変化し、赤サビとなって現れます。
赤サビはどんどん素地の鉄などが侵食されていくので、放置したままにしておくと素地がボロボロになってくので、サビを除去するなど早めの処置が必要です。
メッキパーツも下地が鉄だと、メンテナンスをせずに長期間放置すると赤サビが発生し、サビが進むとメッキが剥がれたり穴が空いたりします。
種類2.白サビ
クロームメッキ上に現れるのが白サビで、発生すると1mm前後の小さな点サビが点在するように出てきます。
クロームメッキは、メッキの吸着性を上げるため下地にニッケルメッキが使われている事が多く、ニッケルメッキとクロームメッキの接している面から発生するケースが多いサビです。
クロームメッキの表面には微細な無数の穴が空いており、下地メッキ層で発生したサビがやがて穴を伝わって表面に出てくるのが白サビです。
種類3.もらいサビ(赤サビ)
フェンダーなど鉄素地のパーツと接している箇所のメッキに、赤サビが発生することがあります。鉄素地で発生した赤サビがメッキに移って広がっていく現象で、もらいサビと呼ばれることも。
赤サビを落とすには、サビ落としケミカルを使うか、微細なコンパウンドが入ったサビ磨きで磨いて落とし、サビが落ちたら錆止め剤を使用するのがおすすめです。
メッキが錆びる原因は?
引用元:https://pixabay.com/ja/photos/B3-4273772/
バイク見た目の印象を変え、高級感のあるメッキパーツですが、どのようなことが原因でメッキが錆びるのでしょうか。
メッキが錆びる原因として、以下のようなものが挙げられます。
- 濡れたまま放置する
- 洗車をしていない
- 鉄粉の酸化
錆びる原因1.濡れたまま放置する
雨の中を走行したまま放置しているなど、濡れたままの状態が続くとメッキにサビが発生しやすくなります。
メッキの表面には微細な穴が無数に空いており、その穴を伝わって水分が下地層へと入り込み、下地で発生したサビがやがてメッキ表面にまで出てくる流れです。
また、ホコリもサビ発生の原因となるので、雨の中を走行したら水分を拭き取って保管するか、できるだけ早いタイミングで洗車をしましょう。
錆びる原因2.洗車をしていない
雨の中を走行したままにしておく状態とも被りますが、長期間洗車をしないとホコリや泥が付着し、メッキの微細な穴から素地にまで入り込んでサビが発生します。
特にクロームメッキはメッキの吸着性を高めるために、下地にニッケルメッキが使われている事が多く、メッキの微差な穴から侵入したホコリや水分が、ニッケルメッキ層を侵食しサビの発生に。
ホコリや泥、水分などがサビの発生原因になり、長期間洗車をしないとそれらの汚れがバイクに付着したままとなっているので、サビが発生しやすくなります。
錆びる原因3.鉄粉の酸化
バイクを走らせているとバイクに突き刺さる細かな鉄粉もサビの発生原因になります。
電車が走っている近くを走行したり、幹線道路を走行したりしていると、電車の車輪やブレーキなどから発生した細かな鉄粉がボディなどに突き刺さりやすいです。
バイクに刺さった鉄粉が錆び、鉄粉の錆からの「もらいサビ」によってメッキパーツや鉄素地にサビが発生することもあります。
錆びる原因4.海の近くを走行
雨の日に海の近くを長時間走行する、海の近くにバイクを停めている場合など、海の近くはサビが発生しやすいです。
塩分は金属の酸化を促進させる効果があり、海近くは塩分濃度が高いため、海近くに長時間バイクを停めていたり、保管したりする場合はサビが発生しやすくなります。
メッキを磨いた後はサビ止め・保護剤でコーティング
引用元:https://pixabay.com/ja/photos/B3-793692/
バイクのメッキ磨きを行った後は。サビ止め剤や保護材でコーティングをすると、メッキの輝きや寿命も伸びます。
ほかにも、メッキの寿命を少しでも長く維持するために以下のことがおすすめです。
- 定期的にメンテナンス
- 保管環境を意識する
- 雨天走行後は洗車
1.定期的にメンテナンス
サビ止め剤やコーティング剤などメッキの保護剤も、2ヶ月に1度くらいの頻度でメンテナンスを行うと、よりメッキが長持ちします。
洗車で汚れを洗い流した上で、保護材をメッキに塗布して拭き上げると、サビの発生を抑えられるだけでなく、メッキの光沢も維持できるのでおすすめです。
2.保管環境を意識する
停車中もできるだけ雨が当たらないようにするなど、バイクを保管する状態も意識すればサビの発生を抑えられ、メッキの光沢も維持しやすくなります。
屋外で保管している場合は、防犯の意味も兼ねるバイクシートを被せるのがおすすめですが、バイクシートを直接バイクにかけると小キズの原因にもなるので、柔らかい毛布などを被せた上でバイクシートを被せましょう。
3.雨天走行後は洗車
雨の中走行をした際は、できるだけ早く洗車をし、雨水や汚れなどを洗い流すのがおすすめです。
雨水の中にホコリや塩分などが含まれていることがあり、バイクに付着したままにしておくと、サビの発生の原因になることもあります。
特に雨の中、海近くの道路を走行した場合はできるだけ早めに洗車を行い、必要に応じてサビ止めなどの対策を行いましょう。
バイクのメッキ磨きにおすすめのアイテム4選
引用元:https://pixabay.com/ja/photos/B3-3152497/
バイクのメッキ磨きにおすすめのアイテムを4つ紹介していきます。
ピカピカに磨き上げようと思っている方は、ぜひ参考にしてみてください。
ワコーズ MTC メタルコンパウンド
ワコーズ「MTC メタルコンパウンド」は金属全般に使える微細なコンパウンドです。
メッキの白サビ落としに使えるほか、鉄やアルミなど幅広く使えるので、バイク全体をピカピカに仕上げられます。
注意点として、新品の金属面や鏡面仕上げ表面、塗装面には使えないので、磨きたい場所周辺をマスキングして使うのがおすすめです。
FLITZ メタルポリッシュ
FLITZ「メタルポリッシュ」は、ステンレスやアルミ、真鍮など幅広い素材に使える磨き剤です。
金属やプラスチック磨きに使えるほか、塗装面の汚れ落としやサビ落しもでき、保護コーティング性能が約6ヶ月維持されます。
チタンマフラーへの使用はできませんので、周辺を磨く際は付着しないようマスキングを行った上で使用しましょう。
NAKARAI ミガキング メッキ磨き剤
NAKARAI「ミガキング メッキ磨き剤」は、メッキ磨きに特化した磨き剤で、クロームメッキのくすみや汚れを除去してくれます。
クロームメッキをピカピカにするだけでなく、メッキ表面にある無数の微細な穴をガラス被膜で埋めつつコーティングしていくので、耐腐食性や耐久性も高いです。
研磨剤入りの磨き剤は一時的に綺麗にはなりますが、表面を削っていくためやがて表面の膜が削り取られていきますが、ミガキング メッキ磨き剤は表面を削ることなく保護してくれます。
NAKARAI サビトリキング バイク用さび取り剤
NAKARAI「サビトリキング バイク用さび取り剤」は、クロームメッキ専用の錆取り剤で、ステンレス製パーツにも使用できます。
金・銀・銅メッキへの使用は不可で、樹脂を素地にしたメッキも樹脂を痛める可能性があるので、樹脂素地のメッキ箇所に使いたい場合は、目立たない場所で使用して様子を見て使用してください。
先出の「NAKARAI ミガキング メッキ磨き剤」を仕上げ剤として使うことで、より効果を発揮できます。
バイクのメッキ磨きに関するFAQ
引用元:https://pixabay.com/ja/photos/86-407186/
バイクのメッキ磨きについて「よくある質問や疑問」と「その回答」についてまとめてみました。メッキ磨きを考えている方、メッキのサビが気になっている方は、ぜひ参考にしてみてください。
業者に依頼した時の費用相場は?
バイクのメッキ磨きの費用相場ですが、どの程度の面積を磨くのかによっても費用が異なります。
フロントフォークのみ磨いて貰う場合は、3,000円~7,000円程度、フェンダーは3,000円前後~、ガソリンタンクは5,000円~10,000円前後が相場です。
メッキに限らずバイクの車体全体を磨いてもらい、ガラスコーティングまでしてもらうと10万前後の費用になります。
<バイクのメッキ磨きにピカールはNGなの?>
ピカールはメッキパーツ磨きには適していませんが、その理由はメッキの被膜を削ってしまうからです。
ピカールには微細なコンパウンド成分が含まれており、磨く際に表面を削っていくことでくすみや汚れを除去し、光沢感を取り戻す仕組みです。
対してメッキは金属の素地の上に銅メッキやニッケルメッキを重ね、その上に表面に見えるクロームメッキを施してあり、ピカールで磨くと層が削り取られてくことがあるため、プカールはメッキ磨きに適していません。
メッキかアルミの見分け方が分からない…
アルミもメッキも表面はピカピカしていますが、アルミは白くくすんだ光沢に対し、メッキは顔や周辺の物が映るほど、滑らかな光沢をしています。
メッキは表面の滑らかな性質を利用し、バイクのフロントフォークのインナーチューブなどの可動部にも使用されており、フロントフォーク=メッキと思っていればほぼ間違いないです。
錆取り・磨き・メッキ保護でそれぞれおすすめはある?
錆取り・磨き・メッキ保護でおすすめは以下の通りです。
- 錆取り:NAKARAI「サビトリキング バイク用さび取り剤」
- 磨き:NAKARAI「ミガキング メッキ磨き剤」
- メッキ保護:NAKARAI「メッキ保護剤 メッキング」
多くの方から高い評価を得ているほか、バイク業界で有名なユーチューバーも紹介しています。
購入はNAKARAIのホームページからか、Amazonや楽天などでも販売されていますので、興味ある方はチェックしてみてください。
NAKARAIのホームページ:https://nakarai.co.jp/
まとめ
引用元:https://pixabay.com/ja/photos9E-459594/
バイクのメッキ磨きについて、サビの発生原因や磨き方を解説してきました。
見た目が美しく高級感を高めてくれるメッキですが、洗車などのメンテを行ったり、雨天走行後に放置していたりすると、サビが発生することもあります。
サビが発生してしまった場合の対処方法や、磨くのにおすすめのアイテムも紹介していますので、ぜひ記事を参考にしてみてください。
おすすめ商品
PR
最新記事
-
2024年10月24日冬のバイク乗りに!電熱グローブのメリットや選び方、タイプ別おすすめ9選を解説
-
2024年10月17日排気量別バイクの平均燃費!燃費が良いバイクの特徴や燃費向上のコツを解説
-
2024年3月9日【2024年】バイクの中古車相場はどうなる?コロナ禍で高騰した相場は下がるか
-
2024年3月9日【1発攻略】バイク免許の一本橋のコツは?教習で走るテクニックを解説
-
2024年3月9日バイクで使うガソリン携行缶の選び方は?取り扱いの注意点やメリットも解説
-
2024年1月29日【快適】バイクライフが捗る!あると便利なバイクグッズをカテゴリ別に徹底解説
-
2024年1月29日【保存版】バイク購入後にまず必要なものはコレ!最低限の装備一式と費用目安を解説
-
2024年1月29日バイクのステダンって必要?メリット・デメリットから取付方法まで徹底解説
-
2024年1月29日バイクにコーチジャケットは寒い?人気の理由や夏・冬別のおすすめまで徹底解説
-
2024年1月11日バイクを綺麗に保つならメッキ磨き!手入れの手順からおすすめアイテムの解説まで