2024年12月24日
バイクの免許取得は高校生からOK!ただし排気量で取得可能年齢が変わる点に注意
バイク好きなら知っておくべき2ストレーサーレプリカの歴史と魅力
80年代から90年代にかけ、日本中のライダーを熱狂の渦に巻き込んだ過激で個性的なモデルたちが存在しています。
それは、2ストロークのエンジンを搭載し、レーサーレプリカと呼ばれるモデルたちのこと。当時、世の中を席巻した2ストのレーサーレプリカとはどういった車両だったのでしょうか。
今回は、2ストレーサーレプリカについてご紹介します。
それは、2ストロークのエンジンを搭載し、レーサーレプリカと呼ばれるモデルたちのこと。当時、世の中を席巻した2ストのレーサーレプリカとはどういった車両だったのでしょうか。
今回は、2ストレーサーレプリカについてご紹介します。
もくじ
- [1. そもそも2ストってなんのこと?]
- [2. 2ストの魅力とは]
乗り手を選ぶエンジン特性
2スト独特なサウンドとハイパワー
2ストは車重が軽い - [3. レーサーレプリカとは?]
- [4. 2ストの歴史を彩った人気モデルをランキング形式でご紹介!]
ランキング第3位・ヤマハ『RZ250』
ランキング第2位・ホンダ『NSR250』
ランキング第1位・ヤマハ『TZR250』 - [5. まとめ]
[1. そもそも2ストってなんのこと?]
レーサーレプリカを知るうえで、まず2ストとはなんなのか理解しておく必要があります。この2ストとは、2ストロークエンジンを略した名称で、推進力を得るために燃料をエンジン内部で爆発させるための工程が2工程で完結するエンジン機関のこと。
そのため、バイク自体を指して2ストと呼ぶ場合は、2ストのエンジンを搭載したモデルのことを指します。この2ストエンジンは、小型で高い出力を発揮し、高回転域で爆発的なパワーをひねり出す製造や修理が簡単な優れたエンジンであることに間違いはありません。
しかし、最新の4ストロークのエンジンと比べて燃費が悪く、未燃焼のまま排出されるガスが多いため、近年では環境保護の観点より減少傾向にあります。
そのため、バイク自体を指して2ストと呼ぶ場合は、2ストのエンジンを搭載したモデルのことを指します。この2ストエンジンは、小型で高い出力を発揮し、高回転域で爆発的なパワーをひねり出す製造や修理が簡単な優れたエンジンであることに間違いはありません。
しかし、最新の4ストロークのエンジンと比べて燃費が悪く、未燃焼のまま排出されるガスが多いため、近年では環境保護の観点より減少傾向にあります。
[2. 2ストの魅力とは?]
乗り手を選ぶエンジン特性
2ストは4ストに比べ、小型で排気量も小さいエンジン。そのため、4ストに負けないパワーを出すため、比較的ピークパワーを重視したエンジンが多い傾向があります。
このため、パワーバンドと呼ばれる「エンジンが一番効率的にパワーを発揮できる回転域」が狭く、ピーキーなエンジンであるため慣れていないと運転が難しいエンジンということになります。
このため、パワーバンドと呼ばれる「エンジンが一番効率的にパワーを発揮できる回転域」が狭く、ピーキーなエンジンであるため慣れていないと運転が難しいエンジンということになります。
2スト独特なサウンドとハイパワー
2ストエンジンは、その狭いパワーバンドのおかげで、半クラッチを多く使用するなど乗り手のテクニックが求められます。その特性を生かしきれた時、初めて本当に2ストを乗りこなしているとされるのですが、この瞬間がたまらなく心地いいものなのです。
特に、コーナーからの立ち上がりで半クラッチを充てた瞬間、チャンバーから高音を響かせつつ高回転を維持する2スト独特のサウンドとパワーは、多くのライダーを虜にしています。これこそ、2ストが今でも高い人気を誇る一番の秘密といっても過言ではないでしょう。
特に、コーナーからの立ち上がりで半クラッチを充てた瞬間、チャンバーから高音を響かせつつ高回転を維持する2スト独特のサウンドとパワーは、多くのライダーを虜にしています。これこそ、2ストが今でも高い人気を誇る一番の秘密といっても過言ではないでしょう。
2ストは車重が軽い
2ストの魅力は、これまで紹介してきたエンジン特性以外にもあります。それが、この車重の軽さです。2ストのエンジンは、4ストのエンジンに比べて小型。それを包み込むフレーム自体が小さく、その結果マシンをコンパクトにすることができるからです。
軽いということは、比例して運動性能の向上が期待できる要素です。マシンコントロールは容易で、同等のブレーキシステムを搭載した4ストのモデルに比べれば当然ブレーキの効きも良くなります。
マシンを運転するライダー自体への負担も軽くなるため、走りを楽しむのならば2ストはまさにもってこいなのです。
軽いということは、比例して運動性能の向上が期待できる要素です。マシンコントロールは容易で、同等のブレーキシステムを搭載した4ストのモデルに比べれば当然ブレーキの効きも良くなります。
マシンを運転するライダー自体への負担も軽くなるため、走りを楽しむのならば2ストはまさにもってこいなのです。
[3. レーサーレプリカとは?]
レーサーレプリカとは、80年代~90年代にかけて爆発的な人気を誇ったカテゴリのモデルたちです。よくスーパースポーツ(SS)と混合されますが、両者には根本的な違いがあります。
レーサーレプリカとは、競技車両が開発されたのちに市販車仕様にされ販売されたモデルのことを指します。あくまでもレーサーバイクを模倣して作られたもの。
しかし、それだけにレースで培った技術やノウハウを投入して作られるレーサーレプリカは圧倒的な性能を持っています。そのようなマシンに、堂々と公道を走ることができるナンバーが付いているのだから、ライダーたちはレーサーレプリカに熱狂したのです。
レーサーレプリカとは、競技車両が開発されたのちに市販車仕様にされ販売されたモデルのことを指します。あくまでもレーサーバイクを模倣して作られたもの。
しかし、それだけにレースで培った技術やノウハウを投入して作られるレーサーレプリカは圧倒的な性能を持っています。そのようなマシンに、堂々と公道を走ることができるナンバーが付いているのだから、ライダーたちはレーサーレプリカに熱狂したのです。
[4. 2ストの歴史を彩った人気モデルをランキング形式でご紹介!]
ランキング第3位・ヤマハ『RZ250』
1960年代より進化を続けていたヤマハ製2スト250ccモデルは、排ガス規制やオイルショックの影響で人気に陰りが見えていました。そこで、ヤマハが空冷2スト復権のための切り札として開発したのが『RZ250』。
世界中のサーキットに投入されていた同ブランドの『TZ250』に採用されていた技術をふんだんに取り入れ、水冷化と共に排ガス規制にも適合。
運転のしやすさと美麗なフォルムのおかげで、大人気モデルとなりました。そのため、この『RZ250』は、2ストの人気を再燃させ、レーサーレプリカブームの火付け役となったモデルともいわれています。
世界中のサーキットに投入されていた同ブランドの『TZ250』に採用されていた技術をふんだんに取り入れ、水冷化と共に排ガス規制にも適合。
運転のしやすさと美麗なフォルムのおかげで、大人気モデルとなりました。そのため、この『RZ250』は、2ストの人気を再燃させ、レーサーレプリカブームの火付け役となったモデルともいわれています。
ランキング第2位・ホンダ『NSR250』
ホンダの『NSR250』は、1984年よりオートバイロードレース選手権、通称〝WGP〟に投入されたハイパワー・マシン『NSR400』の血を受け継いだレーサーレプリカです。
コンピューターシステムであるPGMでエンジンを制御し、片持ちリアスイングアームやRCバルブといったレーサーが採用していた機構を備えていました。
簡単なチューニングで70馬力近いパワーをひねり出し、上位グレードにあたる『NSR250SP』になると、マグネシウムホイールや乾式クラッチといった豪華装備を標準で装着していたこともあり、当時のライダーの憧れの的となりました。
コンピューターシステムであるPGMでエンジンを制御し、片持ちリアスイングアームやRCバルブといったレーサーが採用していた機構を備えていました。
簡単なチューニングで70馬力近いパワーをひねり出し、上位グレードにあたる『NSR250SP』になると、マグネシウムホイールや乾式クラッチといった豪華装備を標準で装着していたこともあり、当時のライダーの憧れの的となりました。
ランキング第1位・ヤマハ『TZR250』
ヤマハの『TZR250』は当時、ホンダの『NSR250』とレーサーレプリカ内での人気を2分にした大人気モデルです。初代モデルは1985年に発売され、競技車両だった『TZ250』を公道仕様にしたようなハイスペックモデルとしてデビューしました。
その高い完成度から、先代にあたる『RZ250R』を遥かにしのぐ運動性能とハンドリングを発揮。「ヤマハハンドリング」とも呼ばれるそのハンドリングの良さは、今でも語り継がれています。
また、エンジンに「YPVS」と呼ばれる排気機構を備えており、高回転域はもちろん中回転域での扱いやすさも向上させる設計となっていました。
これはレーサーだった『YZR』にも搭載されており、『TZR250』はレーサーより受け継がれた技術が同じように搭載されているモデルとしても注目を浴びたのです。
その高い完成度から、先代にあたる『RZ250R』を遥かにしのぐ運動性能とハンドリングを発揮。「ヤマハハンドリング」とも呼ばれるそのハンドリングの良さは、今でも語り継がれています。
また、エンジンに「YPVS」と呼ばれる排気機構を備えており、高回転域はもちろん中回転域での扱いやすさも向上させる設計となっていました。
これはレーサーだった『YZR』にも搭載されており、『TZR250』はレーサーより受け継がれた技術が同じように搭載されているモデルとしても注目を浴びたのです。
[5. まとめ]
空前のバイクブームに誕生した2ストのレーサーレプリカたち。現在では考えられないほどの豪華装備や、当時としては最新だった技術を搭載したモデルは、今も昔もライダー垂涎の的であることは間違いないでしょう。
4ストでは味わうことができない加速と、鋭いエンジンのレスポンス。チャンバー音に白煙。2ストには、最新のモデルにはない2スト独自の魅力が溢れています。
スーパースポーツが隆盛している今だからこそ、2ストのレーサーレプリカに触れてみてはいかがでしょうか。
4ストでは味わうことができない加速と、鋭いエンジンのレスポンス。チャンバー音に白煙。2ストには、最新のモデルにはない2スト独自の魅力が溢れています。
スーパースポーツが隆盛している今だからこそ、2ストのレーサーレプリカに触れてみてはいかがでしょうか。
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