カウルをスプレー塗装して愛車をさらにカッコよく!

「自分の愛車のカラーを変えて、さらに自分好みにしてみたい!」
「なんだか傷が目立ってしょぼくれてしまったなあ」
と思うことはありませんか?
特にフルカウルの塗装はプロに頼むとなるとかなりのお値段になってしまいます。
カウルの塗装はバイクカスタムの中でも大きく外観の印象を変えることができるので、カスタム好きにはたまりませんよね。
また、塗装し直すことでバイクの汚れにくさにも繋がるのです。この記事では、素人でも上手くいくカウルのスプレー塗装のやり方とコツ、準備するべきものなどを詳しく解説しています。自家塗装できるようになれば、バイクの楽しみや愛着がさらに深く広くなっていきます!丁寧に、愛情を込めて塗装し切ったときの喜びとその愛車を連れて走り回る嬉しさは、格別なものです。
ぜひ、ご自分の手でバイクを唯一無二のカラーに仕上げてみてください。
- [カウルの塗装のために準備すべきものは?]
- [塗装の手順]
- [注意点・コツ]
- [色んな人の塗装を参考にしてみましょう]
- [まとめ]
[1. カウルの塗装のために準備すべきものは?]
塗装に使うアイテムは専門店で買うのが一般的です。
カウルを塗装するために揃えておきたい道具をまとめると、・工具
・手袋
・耐水ペーパー(320〜2000番)
・プラサフ(プラレマーサフェーサー)
・パテ
・下塗り用のスプレー
・本塗り用のスプレー
・ウレタンクリアースプレー
・シリコンオフ(洗剤とスポンジでも)
・コンパウンドといったところでしょうか。

塗料にはアクリルラッカー・ラッカー・エナメル・ウレタンなど種類がありますが、質でいうならば圧倒的にウレタンが良いです。しかし値段がその分ずば抜けて高いのがネック。仕上がりが良いうえに長持ちするので、長い目で見ればもちろん損とは到底言えないのですが、下塗りは安価なものにするなど組み合わせるのがオススメです。
ただし、スプレーによって相性の良し悪しがあるのでそこのところも忘れないようにして選びましょう。
[2. 塗装の手順]
さて、道具を揃えたら、さっそく作業を始めましょう!
① 最初が肝心!下地作り
塗装経験者であれば、誰もがその重要さを知っているのが最初のステップである、下地作り。
ここでいかに手間を惜しまず慎重に丁寧に作業を施すかに、完成度がかかっていると言っても過言ではありません。
●まずドライバーなどで、塗装するカウルを取り外します。
●より綺麗に仕上げるために、カウルのもともとの塗装(ステッカーやコーティングなど)を落とします。320番くらいの粗めの耐水ペーパーでツヤがなくなるまでしっかりとヤスリがけをしてください。
●傷などあればその箇所を改めてきちんとヤスリがけしてシリコンオフで脱脂したあと、パテで傷を埋めていきます。パテが乾いたら再び、なるべく平らになるようヤスリがけ。しつこいようですが、その後にもしっかり脱脂をします。
② 下塗り
全体をシリコンオフで脱脂し、埃など細かい汚れを完全に落としたら下塗りです。
塗装の瞬間接着剤となるプラサフを全体に重ね塗りして、乾いたら600番程度の耐水ペーパーで下塗りの粉が出るくらいまで磨きます。
③ いよいよ本塗り
さあ、これでいよいよ本塗りに入ることができます。
お好みのスプレーを使って、素早く・薄く・ムラなくを意識して塗装していきます。
液だれなどないよう20〜30センチ離れたところから、薄く重ね塗りしていきます。重ね塗りですが、冬や梅雨などは特に確実に乾燥させる時間を取るようにしてください。
スプレー缶の残量が少なくなると安定せず綺麗に塗れないので、塗りにくいと感じたら無理せずすぐに新しいスプレーを使うことをオススメします。
そして、また脱脂・乾燥を行います。
④ クリア塗装
最後にウレタンクリアースプレーを仕上げのツヤ出しと塗装保護のために複数回にわけて塗ります。
クリアースプレーが乾いたら、コンパウンド(研磨力の強すぎないもの)で最後の磨き作業。
これで、完成です。
[3. 注意点・コツ]
カウル塗装の手順についてまとめましたが、注意すべき点やコツについてもわかりやすくまとめていきます。
●塗装環境を整える
●スプレーは建築用などではなく自動車用の製品を使う
●塗料がついて欲しくない箇所がある場合、マスキングテープでマスキング防護(養生)する
●油汚れがあると塗装が弾かれてうまくいかない原因になるので専用クリーナーでの脱脂を根気よく行う
●下地塗りの最後のヤスリがけは磨きすぎないようにすると本塗りのノリが良くなる
●埃・異物によるダマができやすいので、土埃など立ちにくい環境で作業する
●何に塗るかによって塗料の選択、配合を考慮する(塗料の相性など)例えばウレタンを使う場合、ラッカー系は避けるべきです
●カウルの塗装を剥がす際、剥離剤などの薬剤は使わない
●気を抜かず、乾燥・脱脂を丁寧に行うのがキモ!(乾いたかどうかの目安として、ヤスリがけすると粘らずにさらさらと粉が出てくる)
●塗料を吹き付けすぎると流れて垂れてしまうので気をつける
●スプレーは一定の速度・方向で吹き付けていく
●塗装物は汚れないようにと、なるべく平行にスプレーがけできるように地面から離れた場所に設置する
以上の点を事前に知っておくとうまくいきやすいはずです。同じようなことで失敗する人が多いので、くれぐれも注意を怠らないようにしましょう!
そして何より、焦らないことが大切です。穏やかな気持ちで淡々と作業していく時間を楽しみましょう。
根気のいる作業ですが、完成の喜びはひとしおです。
[4. 色んな人の塗装を参考にしてみましょう]
カワサキのゼファーやバリオス、ホンダのCB400SF、ヤマハのXJR400などネイキッドタイプの言わずと知れた名車たちを自己流にアレンジしている記事など読むと、自分まで青春しているような、初々しいワクワク感がわきあがってきます。何しろ、男らしいバイクがさらに魅力を増す様子がリアリティを持って書かれているからです!
何回かやっているうちにわかってきたコツやオススメの道具なども紹介されていて、読むだけでも面白いです。また、様々な環境でやる人がいるので、自分により近い条件で作業する人のブログを見れば、塗装のイメージもしやすくなります。もしも詳しく聞きたいことがあればコメントしてみるのもオススメ。新しい繋がりが出来るかもしれません。
バイクのことを中心に綴ったブログは実はとても多いので、みなさんもぜひ色んな人のブログからその人それぞれのバイクのカスタムなどを見て、自分はどんな風にしよう?と想像してみてください。
愛車が格好良く変身した姿を思い描くと、道具選びも神経を使う作業も、本当に楽しくて仕方ない時間に変わってしまいます。ブログの写真などから良い刺激を受ければ、よりイメージできる色の幅も広がるはずです。
[5. まとめ]
自分でDIYで塗装すれば、他では味わえない体験とオリジナルのバイクを手に入れることができます。スプレー缶での自家塗装の醍醐味は、そのオリジナリティを実現させてくれる、ということではないでしょうか。
ぜひ、素晴らしい趣味としてのカウル塗装の世界に、足を踏み入れてみてください。
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