バイクで音楽を聴くのは違法?安全な方法からおすすめヘルメットスピーカー・骨伝導イヤホンまで
バイクの運転中に音楽を聴くのは違法なの?
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イヤホンやスピーカーなど、バイク走行中に音楽を聴ける環境が整っていますが、バイク走行中にイヤホンなどを装着して音楽を聴くのは違法ではないの?という疑問が出てくることがあります。
結論から言うと、バイクの走行中に音楽を聴くのは違法ではありません。
ただし、道路交通法に「バイク走行中に音楽を聴くことを禁止とする条文がない」ため違法行為とはなりませんが、各都道府県が定める道路交通規則によってバイク走行中に音楽を聴く事に関し、制限されている場合があります。
東京都を例に挙げると、規則が以下の通りです。
高音(高い音量)でカーラジオ等を聞き、又はイヤホーン等を使用してラジオを聞く等安全な運転に必要な交通に関する音又は声が聞こえないような状態で車両等を運転しないこと。
ただし、難聴者が補聴器を使用する場合又は公共目的を遂行する者が当該目的のための指令を受信する場合にイヤホーン等を使用するときは、この限りでない。
引用元:東京都交通規則:第1章(交通規制等)第8条(運転者の遵守事項)5項
https://www.reiki.metro.tokyo.lg.jp/reiki/reiki_honbun/g101RG00002199.html
音楽を聴くことで他の車やバイクの存在に気づけない、緊急車両のサイレンが分からないなど、「運転に必要な音の情報が遮られることがあってはならない」と東京都の交通規則では定められています。
具体的に何デシベル以上が規則違反とまでは定められていない
東京都の規則では、「安全な運転に必要な交通に関する音又は声が聞こえないような状態で車両等を運転しないこと」とはありますが、何デシベル以上は禁止など具体的に定められていません。
そのため、運転者の自主判断によって運転に支障のない、常識的な範囲の音量で音楽を聴けば問題はなさそうです。
もともと走行中のバイクは風切り音も大きく、特に風の強い日はより風の音で周囲の音が聞き取りにくくなります。
さらにフルフェイスやジェットヘルなど密閉性の高いヘルメットを着用している場合も、ヘルメットによって多少周囲の音が聞き取りにくくなるでしょう。
その点も踏まえ、救急車などの緊急車両がサイレンを鳴らしながら迫ってきていることに気がつかず、進路妨害をしたとなると交通違反の対象にもなりますので、緊急車両のサイレンが聞き取れる範囲で音楽を聴くのが良いでしょう。
違反した場合は罰金になる?
道路交通法では禁止事項として定められていないので、運転に支障の出るような音量で音楽を聴きながらバイクに乗っても道路交通法上では罰金(正しくは反則金)を支払う必要がありません。
ただし、都道府県によっては交通規則によって罰則を設けている所もあり、状況によっては規則違反として取り締りを受ける可能性があります。
規則では明確に何デシベル以上は禁止、片耳はOKで両耳は禁止、など具体的な基準が定められていない場合がほとんどなので、取り締まる警察官に判断が委ねられている状態です。
常識の範囲を超えた大音量で音楽を聴いていた場合など、規則違反として違反金を支払うことになったり、注意や警告を受けたりする可能性があります。
道路交通法においては罰則はありませんが、都道府県が定めている規則では規則違反として取締りの対象となることがある、という点を留意しておいたほうが良いでしょう。
もし取り締まりにあったら
注意されることで終わることが多いそうですが、明らかに周囲に影響のある音量で音楽を聴いているなど、事故につながるような悪質行為と判断された場合は、反則金の支払いを命じられることもあります。
その際の反則金は原付で5,000円、自動二輪で6,000円前後となっているケースが多く、点数の加点はありません。
音楽を聴きながらバイクに乗るのは安全性を考慮しよう
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バイク走行中に音楽を聴いていても、音量が周囲の音を遮断してしまわない範囲なら捕まることもあまりないでしょうが、音楽によって耳から入ってくる情報量が減っているのは確実です。
耳からの情報量が減った分、目視回数を増やして視覚からの情報量を増やすなど、音楽を聴いていないとき以上に安全性を考慮する必要があります。
また、運転中は目と耳から入ってくる情報を元に常々判断しながら走行しているので、耳から入ってくる情報を音楽で遮断してしまっては安全運転にはつながりません。
音楽を聴きながら走行する際は事故につながらないためにも、周りからの情報を遮断してしまわないよう適切な音量にしつつ、音楽を聴いていない時以上に安全運転への意識を高めてバイクに乗りましょう。
バイクで音楽を聴く3つの方法
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バイクに乗りながら音楽を聴く方法は主に
- イヤホンを使う
- ヘルメットにスピーカーを取り付ける
- バイクにスピーカーを取り付ける
方法があります。
それぞれが具体的にどのような物なのか。また、注意点についても見ていきましょう。
1.イヤホン
イヤホンは耳に装着するタイプのもので、配線を必要とする有線とbluetoothを利用したワイヤレスとがあります。
それぞれのメリットは、有線タイプは音が途切れることなく安定して音楽を楽しめる点、ワイヤレスは配線の取り回しを考慮しなくても良く、乗車の度に取り外しや取り付けをする必要がない点です。
デメリットとして有線タイプは、配線の長さや取り回しを考慮する必要があるのと、乗降車の度に取り付けや取り外しを行わなければならない点で、ワイヤレスは電波を受信しているので再生中に音が途切れたりノイズが混じったりすることがあります。
イヤホンを選ぶならどんなイヤホンが良い?
イヤホンには有線、ワイヤレスの他にも耳の穴に入れて使うタイプと、耳の外に装着する骨伝導タイプとがあり、おすすめはワイヤレスの骨伝導タイプです。
耳の穴に装着するタイプは、音によって発される空気の振動を鼓膜が捉え脳に伝えますが、骨伝導タイプは音の振動を骨が捉え直接内耳に伝えるので、「耳を塞がなくても音楽が聴ける」というメリットがあります。
骨伝導タイプはこめかみ付近に装着するモデルも多く、さらにワイヤレスなら乗降車時にいちいち取り外しをする必要がないという理由から、バイクにはワイヤレスで骨伝導タイプのイヤホンがおすすめです。
2.ヘルメットにスピーカーを取り付ける
ヘルメットにスピーカーを取り付けることでもバイクで音楽を聴くことができますが、スピーカータイプには、ヘルメット内部に貼り付けられるタイプと、ヘルメット外部に取り付ける2つのタイプがあります。
内部に取り付けるタイプは薄型のものが多く、ヘルメット内の耳に当たる部分にマジックテープなどで貼り付けるだけなので、手軽に取り付けが可能です。
設置場所も好みの位置に微調整ができるので、自分に合った場所に取り付けることができますし、スピーカーの脱着も簡単なので、ヘルメット交換の際も手軽に音楽が楽しめます。
ヘルメットの外側に取り付ける物はインカムタイプに多く、インカムタイプは音楽のみならず仲間との会話も楽しめるので、仲間と通話も楽しみたい方は、外側に取り付けるインカムタイプを検討されると良いでしょう。
3.バイクにスピーカーを取り付ける
バイクで音楽を聴く方法として3つ目が、「バイクにスピーカーを取り付ける」です。
取り付けには専門の知識や技術が必要となるため、手軽に取り付けるという面からすると少々ハードルが高いですし、大音量で音楽を流すと周囲に聴こえ、他の方の迷惑になる可能性もあります。
バイクにスピーカーを取り付けて音楽を楽しむ際は、場所や時間帯に応じた音量調節にするなど注意が必要です。
おすすめはワイヤレスのBluetooth機能付か骨伝導イヤホン
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バイクで音楽を聴く方法として、イヤホン、ヘルメット装着タイプ、バイクにスピーカーを直接取り付けと3つの方法がありますが、個人で楽しむのにおすすめなのがイヤホンタイプです。
イヤホンの中でもBluetooth機能が付いたワイヤレスで骨伝導タイプがおすすめで、バイク乗降の際にいちいち取り外さなくていい点と、耳の穴を防ぐことなく聴けるので、外部の音を遮断しにくいという点からバイクに向いています。
また、音楽の他にも仲間と通話を楽しみながらバイクに乗りたい方は、音楽と通話の両方が楽しめるインカムタイプのヘルメット装着スピーカー(ヘルメット外付けタイプ)がおすすめです。
簡単&安全に音楽を聴くためのおすすめ10選
こちらではバイクで音楽が聴けるようになるイヤホン、ヘルメット取り付けタイプのスピーカーを10アイテムご紹介しています。
タイプ別にイヤホンタイプ、スピーカータイプ(ヘルメット外付け・インカムタイプ)の他、コストパフォーマンスに優れるモデル、高音質タイプなど様々なタイプがありますので、自分好みのモデルを選ぶ楽しみもあるでしょう。
1.SYGN HOUSE【00081685】B+COM ONE用 ヘルメットスピーカーセット
SYGN HOUSE(サインハウス)のB+COM ONE用 ヘルメットスピーカーセットは、フルフェイスやジェットヘルに取り付けるタイプです。
バイク用ヘッドセットのB+COM用で、スマートフォンやMP3プレーヤーからの音楽再生に対応しており、USBコネクターはCタイプとなっています。
価格も6,000円前後と、手軽にバイク音楽が楽しめるヘルメット装着タイプです。
2.LEXIN バイク インカム 10riders 4riders
LEXINのバイク インカムは、Bluetooth5.0によるワイヤレス受信のヘルメット取り付けタイプです。
音楽を聴くのはもちろん、FMラジオ機能や最大で10台まで接続できるインカム機能、音楽シェア機能まで付いているので自分のみならず、接続しているメンバー全員で音楽をシェアすることもできます。
同時接続が最大で10名まで行えるので、仲間と一緒に音楽を聴きたい・通話をしたい方におすすめです。
3.ALITOR バイク イヤホン Bluetooth 5.0 薄型 ヘルメット用
ALITOR・バイクイヤホンはヘルメット装着型の超薄型イヤーパッドで、 Bluetoothによるワイヤレスとなっています。
音声マイクも付いているので、音楽を聴けるだけでなく、仲間との通話やスマホなどの音声認識にも対応しているので、声による操作も可能です。
販売価格が2,880円(2021年10月現在)と比較的安価で購入できるので、手軽にバイクで音楽を聴いてみたい方や、バイクで音楽を聴くとどのような感じなのかを試してみたい方におすすめです。
4.ウインズジャパン【AS800】サウンドテック2 プレミアムエディション
ウインズジャパン(WINS JAPAN)のサウンドテック2 プレミアムエディションは、ヘルメットの内側に貼り付けるタイプのスピーカーで、高音質が楽しめるモデルです。
振動板にチタンメッキ、ネオジウム磁石を搭載したダイナミック型スピーカーが用いられ、クリアで重低音のある高音質を実現し、音割れの軽減も図られています。
ワイヤレスではありませんが、配線が絡まることを防ぐコード巻きも付いているので配線がすっきり綺麗に収まりますので、配線の取り回しに苦労することもありません。
5.AfterShokz【AS800】AEROPEX 骨伝導ワイヤレスヘッドホン
AEROPEXは耳をふさがない骨伝導タイプのイヤホンで、Bluetoothを利用したワイヤレス接続になっています。
ワイヤレスによるノイズを抑えるノイズキャンセリングCVC8.0も搭載し、クリアで安定した音楽や通話が楽しめ、重量もわずか26gと装着時の重さを感じるストレスもありません。
1回の充電で約8時間の連続駆動が可能で、購入時より2年間の保証も付帯していますので、通常の使用で万が一不具合に発生した場合には返金などのアフターフォローもあります。
6.PLANTRONICS BackBeat FIT 2100
BackBeatFIT2100はBluetoothによるワイヤレス接続イヤホンで、振動によるノイズの影響を抑えてくれるため、安定して音楽を聴くことができるモデルです。
フル充電時の連続音楽再生時間は約7時間で急速充電にも対応、約15分の急速充電で約1時間音楽を聴くことができます。
生活防水対応で光が当たると反射する反射素材が使われているので、夜間に他のバイクやクルマからの視認性も高く、バイクのみならずウォーキングやジョギングなど様々なシーンで使えるイヤホンです。
7.SENA【10C-PRO-01】 10C Pro オートバイ Bluetooth
SENAの10C-PROは音楽のみならず、仲間との通話や映像の撮影までを1台でこなすヘルメット装着型のモデルです。
Bluetoothを利用した音楽再生やFMラジオ機能、最大で900m離れた仲間と通話もできる機能搭載で、ノイズキャンセルも付いているので雑音の少ないクリアな音質が楽しめます。
初めての操作でもわかりやすいダイヤル操作によって各種モードの切り替えができ、グローブをはめたままでも操作がしやすいバイク向けの設計です。
まとめ
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バイクで音楽を聴く方法についてご紹介してきました。
道路交通法上ではバイクで音楽を聴くことに関して禁止条項はありませんが、都道府県によっては規則によってバイクでの音楽再生を制限(耳を完全にふさがないなど)している所もありますので、音楽を聴く際は音量などに注意が必要です。
規則を意識し、耳をふさぐことなく音楽を聴くことができる骨電動タイプのイヤホンか、ヘルメット装着型のスピーカーがおすすめで、音楽再生の際は音量にも注意をしてできるだけ周囲の音も聞き取れるようにしておくとよいでしょう。
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