バイクのシートバッグの選び方・取り付け方!購入前のポイントから盗難対策まで

バイクのシートバッグの選び方・取り付け方!購入前のポイントから盗難対策まで

バイクのシートバッグの選び方

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収納がごく限られるモデルも多いバイクにとって、シートバッグは荷物を積載できる便利なアイテムです。
使っている方も多く、様々な種類のシートバッグが販売されているので、購入時に迷うかもしれませんが、選ぶ際は次のポイントを意識すると良いでしょう。

1. 容量から選ぶ
2. スタイル(デザイン)から選ぶ
3. 機能性から選ぶ
4. 取り外し・取り付けやすさから選ぶ

容量から選ぶ

シートバッグは荷物を持ち運ぶために装備するので、まずは普段持ち運ぶ荷物の量に応じて、容量を選びます。

日常のみの利用なら容量が5L〜10L程度、日帰りツーリングなら15L~20L、1泊のツーリングなら20L~30L前後の容量がおすすめです。

また、2泊以上のロングツーリングなら50L程度の大きめのシートバックがおすすめですが、上辺も水平になったシートバッグなら、寝袋やコンパクトなテントなどを更に上に詰むことができます。

大は小を兼ねるという言葉もありますが、容量に対して荷物の量が少なすぎる場合は、走行中の振動で荷物同士がこすれあうこともあるので、利用シーンと荷物の量に応じた容量を選びましょう。

スタイル(デザイン)から選ぶ

シートバッグを選ぶ際、自分の気に入ったスタイルや、バイクとマッチするデザインから選ぶのもおすすめです。

バイクに乗る際の服装や、バイクの車体カラーに合ったシートバッグを選ぶと、より一体感も生まれて気分も盛り上がるでしょう。

シートバッグのポケットの数や、メインスペースに仕切りがあるかないかも、デザインと合わせて確認しておきたいチェックポイントです。

機能性から選ぶ

バイクのシートバッグは屋外での使用がメインとなるため、防水性・撥水(はっすい)性などの機能面も重視したい点です。

また、バッグの素材には布やポリエステル、プラスチックなどがあり、持ち運びを考えるなら軽量な布やポリエステル製になりますが、荷物を保護してくれる堅牢さはプラスチック製が優れています。

ただし、布やポリエステルは水を通しやすいので、雨天時は防水カバーを用いるなどして浸水への対策が必要です。

取り外し・取り付けやすさから選ぶ

バイクに取り付けや取り外しが簡単に行えるかどうかも、シートバッグを選ぶ際に確認しておきたいポイントになります。

シートバッグは盗難防止の観点から、バイクを離れる際は取り外すのが安全ですが、取り付け・取り外しが難しいバックだと、乗り降りの度に時間や手間も取られ大変です。

逆に取り付けが簡素すぎると、走行中にシートバッグがずれたりして走行に集中できなくなるので、取り付け・取り外しがしやすく、しっかりと車体に固定されるシートバッグを選びましょう。

バイクのシートバッグ購入前のチェックポイント!

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バイクのシートバッグを購入する前に、取り付けるバイク側の形状や、取り付け場所の確認を行っておきましょう。

リアシートの形を確認する

シートバッグを取り付けるリアシートは、フラットに近い形状から傾斜がきつい形状、シートの厚みが厚い・薄いなど様々です。

シートバッグがきちんと固定されていないと、最悪の場合走行中に緩んで外れるということにもなりかねないので、リアシートの形状をよく確認し、リアシートの形に合ったシートバッグを選ぶ必要があります。

リアシートが薄かったり面積が小さかったりする場合は、シートバックもそれほど大きな物は装備できないでしょう。

どこに固定できるかを確認する

シートバッグの取り付けがしっかり行われていないと、走行中にバタついたり、バッグが前後に動いて乗車姿勢の維持が難しくなったりしますので、購入前に固定位置の確認が大事です。

シートバッグは多くのバイクにマッチするよう、汎用性を持たせて制作されてはいますが、バイクのシート形状やフレームの位置によっては、取り付けが困難になることがあります。

その際は、自分のバイクと選んだシートバッグの相性が良くない可能性が高く、走行中に緩んだり前後に動いたりしやすくなるので、自分のバイクに合ったバックを選びましょう。

バイクのシートバッグの装着方法

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バイク用シートバッグの装着は、リアシートに固定ベルトを挟む方法と、車体のフレームに固定ベルトを接続する方法の2通りが主流です。

それぞれの固定方法について、詳しく解説していきます。

リアシートに固定ベルトを挟む

シアシートに固定ベルトを挟む方法は、リアシートがあれば固定できるので、ネイキッドをはじめ、フルカウルのスポーツバイクなど多くのバイクで取り付けが可能です。

ベルトを張ってテンションを掛けてやることでしっかりと固定されますが、シートの形状によっては、シートバッグとリアシートの間に支点ができ、テンションがうまく掛けられないことも。

シートバッグを固定する位置をずらしながら、ベルトに最適なテンションがかかる位置を探して取り付けましょう。

車体フレームに固定ベルトを接続する

バイクの車体フレームにベルトを掛けシートバッグを固定する方法は、リアシートに固定する方法に比べ、よりガッシリと固定されるので、25L以上の容量の大きなシートバッグに適しています。

ただし、容量の大きなシートバッグに荷物を満載にすると、バイクの重心が高くなることで走行の運動性が損なわれやすいので、普段よりも慎重な走行を心がけましょう。

バイクのシートバッグ危険な取り付け例

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こちらの項では、シートバッグの危険な取り付け方の例をご紹介していますが、危険な取り付け方のまま走行していると、シートバッグが外れたり、ライダー側にずれてきたりして運転の妨げになることもあります。

運転に支障が出ないよう、正しくシートバッグを取り付ける必要があるので、シートバッグ取り付けの際の参考にしてみてください。

中心がズレて傾いている

シートバッグの中心がズレていると、左右のバランスが悪くなったり、カーブを曲がっている最中にシートバッグが外れたりしやすくなります。

取り付けた後に、荷物をある程度(半分以上)入れた状態でバランスよく固定されているか確認を行い、ズレているなら取り付け位置を変えて、中心に来るようにしましょう。

ベルトが弛んでいる

シートバッグを固定するベルトが弛んでいると、走行中の振動やカーブを曲がった際の遠心力で簡単にズレ落ちやすくなります。

シートバッグを取り付けたら固定ベルトが弛んでいないか、しっかりテンションが掛かっているかを確認し、テンションが掛かりにくいなら固定位置を変えるなどして、固定が安定する位置を探しましょう。

荷物を重ねすぎている

荷物を重ねすぎていると、上の荷物が滑落しやすくなりますし、バイクの重心も高くなるので走行にも注意が必要です。

シートバックの上に荷物を重ねる場合は、荷物がズレて落ちないようしっかりと固定し、振動やカーブなどで荷物が滑らないかを確認しましょう。

バイクのシートバッグ取り付け前のチェックポイント

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バイクのシートバッグを取り付ける前に、いくつか確認しておきたいポイントがあります。
確認しておきたいポイントとは、次の通りです。

• テンションが均等にかかっているか
• 背中に当たっていないか
• 実際に荷物を入れてみてズレてこないか

順番に解説していきます。

テンションが均等にかかっているか

バイクのシートバックは、数本のベルトで固定するタイプがほとんどですが、固定する前にシートバッグを中心に、ベルトに均等にテンションがかかっているかを確認しましょう。

テンションに偏りがあると、テンションが強く掛かっている方向へとシートバッグが引っ張られやすくなるので、ズレの原因となります。

固定ベルトに均等にテンションが掛かっているかを確認の上、シートバッグを固定するようにしましょう。

背中に当たっていないか

シートバッグが背中に当たっていないかも、適切な操作をする上で重要なチェックポイントです。

シートバッグが前に来すぎることで、ライディングポジションにも影響が出ますし、ブレーキの度に荷物の負荷が体に掛かりますので、長距離走行では疲労の原因にもなります。

体に当たらない位置に調整してシートバックが固定し、体に当たる場合は固定位置の見直しを行いましょう。

実際に荷物を入れてみてズレてこないか

シートバッグに荷物を入れ、実際に走行することを想定した上でズレてこないか確認をしましょう。

中身が入っていない場合にはズレてこなかったとしても、荷物を入れることで荷物の負荷が掛かり、シートバッグがズレてくることもあります。

必ず荷物を入れた状態でズレてこないかを確認し、ズレてくるなら固定方法や固定場所を変えるなどして調整をしましょう。

バイクのシートバッグは盗難対策をしておこう

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シートバッグは人目に付きやすいこともあり、盗難防止対策が必要です。
わずかな時間であっても盗難に遭うときは遭うので、バイクから離れる時間を問わず、盗難防止策を行っておきましょう。

シートバッグの装着しっぱなしは避ける

コンビニやサービスエリア、トイレ休憩など短時間だけバイクから離れる場合であっても、シートバッグの盗難防止対策を行いましょう。

小容量のシートバッグなら、バイクを離れる際に外して持ち運べますが、大型の物となると施設を利用するために取り外し、持ち運ぶのは現実的ではありません。

バイクにシートバッグを装着したまま行える、盗難防止策を施してバイクから離れるようにしましょう。

シートバッグの盗難防止策

シートバッグをバイクに装着したままバイクから離れる場合は、ワイヤーロックなどを使い、バイク車体とシートバッグを固定しましょう。

ただ固定するだけでは、シートバッグそのものの持ち去りは防げても中身の盗難まで防げないので、シートバッグの取手やリングなどを介して固定することで、シートバッグの開封も防げます。

【おしゃれ】おすすめのバイクシートバッグ5選

おすすめのバイク用シートバッグを5つご紹介します。

サイズも日常用の小型な物から、3泊程度に対応した大型の物まであるので、シートバッグの購入を検討している方や、シートバッグの種類を知りたい方はぜひチェックしてみてください。

①【39~59L】TANAX フィールドシートバッグ アクティブオレンジ バッグ

引用元:https://bikeman.jp/products/tn-mfk-251

TANAX(タナックス)フィールドシートバッグ は、2~3泊程度の宿泊ツーリングに対応するバッグです。

ファスナーの開閉によって19Lから27Lまで収容できる容量を変えられ、防水性はないものの、レインカバーが付属しているので雨天でも使えます。

• 容量:19L~27L(ファスナーでサイズ変更可能)
• 防水性:非対応、レインカバー付属
• 価格(税込):16,349円

②【10~14L】TANAX シェルシートバッグMT ブラック シートバッグ

引用元:https://bikeman.jp/

TANAXの「シェルシートバッグMT」は、荷物を入れても形が維持されるポリカーボネート製ハードシェルタイプのシートバッグです。

容量は10L~14Lと、日常使いから1泊程度のツーリングまで対応し、簡単に装着できズレにくいKシステムベルトが採用されています。

突然の雨にも困らない、レインカバーが付属し、スポーティさと実用性を兼ね備えたシートバッグです。

• 容量:10L~14L
• 防水性:非対応、レインカバー付属
• 価格(税込):9,881円

③【65L】GIVI UT806 防水シートバッグ

引用元:https://bikeman.jp/products/d-96680

GIVI(ジビ)の「UT806 防水シートバッグ」は、65Lもの容量のあるキャンプツーリングにも対応した大型シートバッグです。

底部には型崩れしにくいセミハード素材が使用され、装着時の安定性を高めているほか、メイン収納部には防水加工が施されています。

シートバッグに設けられた4つのコキにベルトを通して固定、シートの形状に合わせた取り付けが可能です。

• 容量:65L
• 防水性:メイン収納に防水加工
• 価格(税込):36,595円

④【35L】GIVI EA107B シートバッグ

引用元:https://bikeman.jp/

GIVE(ジビ)「EA107B シートバッグ」は、容量が35Lのミドルサイズのシートバッグで、2泊までのツーリングに対応しています。

上部と正面左側から荷物の出し入れが可能で、正面右側には小物収納ポケットがある実用性の高いモデルです。

固定はベルトとゴムコードで固定するタイプで、雨にも対応できるレインカバーが標準で付いています。

• 容量:35L
• 防水性:非対応、レインカバー付属
• 価格(税込):10,831円

⑤【9.1L】TANAX スポルトシートバッグ ブラック

引用元:https://bikeman.jp/products/tn-mfk-262

TANAX「スポルトシートバッグ」は容量が9.1Lと、日常生活などでちょっとした荷物を持ち運ぶのに便利なサイズのシートバッグです。

スーパースポーツ車に対応したエアロフォルムで、固定ベルト、Kシステムベルト(シート固定用ベルト)で固定します。

防水性は非対応ですが、レインカバーが付属しているので、突然の雨でも安心です。

• 容量:9.1L
• 防水性:非対応、レインカバー付属
• 価格(税込):6,842円

まとめ

引用元:https://pixabay.com/ja/photos/af-825754/

バイク用シートバッグについて、選び方や装着時の注意点、おすすめのシートバッグまで紹介してきました。シートバッグは取り付け方を誤ると、走行中にズレてきたり、最悪の場合は滑落してしまうこともあります。

取り付けの前にバイクのシート形状や取り付け方法を確認し、取り付けの際は中心からズレていないか、固定ベルトが弛んでいないかを確認し、しっかりと固定しましょう。

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