なぜバイクにリュックが危ない?疲れる・ダサいと言われている理由についても解説

なぜバイクにリュックが危険視されているのか
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リュックを背負いながらバイクに乗る方もたまに見かけますが、荷物の収納場所が少ないバイクにとってリュックは、持ち運べる荷物の量を増やしてくれる便利なアイテムです。
その一方で、リュックを背負いながらバイクに乗るのは危険だと問題視する声が挙がることがありますが、危険だと言われる理由は主に以下の3つがあります。
理由1. リュックが周囲に引っかかることがある
狭い路地や障害物の多い場所を走行時に、リュックが周りの看板など建造物に引っかかり、転倒につながる恐れがあります。
そうならないためにも、大きめのリュックを背負って狭い路地を通る際には、最善の注意をしながら走行するなど、より配慮が必要です。
理由2. リュックで体がずれることがある
コーナリング中など体制を変えて曲がる際に、リュックが内側に入り込むようにずれて落ちてくることがあります。
重いものを入れている場合は、リュックに重サが加わりバランスを崩すこともありますし、ずれたリュックの位置を直そうと、バイクの操作や前方確認が疎かになり、リスクを伴うことも。
理由3. リュックの荷物が凶器になることがある
リュックの中に固い物を入れたまま転倒をすると、地面と体の間にリュックの荷物が入り、背中に強い衝撃を受けることがあります。
転倒の際にリュックが重りとなって背中側から地面に叩きつけられ、脊椎が損傷となることも。
脊椎を損傷すると半身不随になるなど、日常生活にも支障をきたすことがある部位で、リュックの荷物が凶器となる危険性があります。
バイクでリュックを背負う際の注意点
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リュックを背負ってバイクに乗るには、使い方によっては危険を伴いますので、以下のことに注意して使用しましょう。
1. 荷物をつめこみ過ぎない
2. 背中部分に固いものを入れない
3. 背中部分にはやわらかくクッションになるものを入れる
順番に解説していきます。
1.荷物をつめこみ過ぎない
荷物をつめこみ過ぎると、風を受けた時やコーナリング時にバランスを崩しやすくなりますし、万が一転倒の際は荷物が重りとなって、背中から地面に接触する可能性も高くなります。
背中から転倒すると脊椎損傷になる可能性があるので、リュックを使用する場合は、できるだけ中に入れる荷物の量を少なくして、安全面を最優先させましょう。
2.背中部分に固いものを入れない
リュックに固いものを入れると、万が一の転倒時に固いものが凶器となって体にダメージを与えることがあります。
金属製のものなど、固く凶器になりそうなものはできるだけリュックに入れないようにしましょう。
3.背中部分にはやわらかくクッションになるものを入れる
リュックの荷物が多くなる場合や固いものを入れる場合は、柔らかくクッションとなるものを一緒にリュックに入れると危険も軽減できます。
背の当たる側に、厚手のタオルを数回たたんで入れたり、ポリエチレン製などのフォームを入れてクッションにしたりするなど、衝撃を吸収できるようにしましょう。
バイクにリュックは疲れる・ダサいと言われている理由
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バイク走行にリュックを用いると「疲れやすい」とか、「ダサい」などの声を聞くことがありますが、その理由は何なのでしょうか。
主に以下の理由から、リュックを背負いながらのバイク走行は疲れやすく、ダサいと言われています。
1. ツーリングなど長時間の走行には向いていない
2. 肩や背中に汗をかいて不快
3. 荷物が取り出しにくい
4. すべての荷物を持ち運ぶ必要がある
5. ダサいかどうかは人それぞれ
1.ツーリングなど長時間の走行には向いていない
バイクにリュックを背負って走る場合、ツーリングなど長距離の走行には向いていません。
常にリュックを背負って走行しているので、荷物の重さが肩に集中し、肩が凝りやすくなりますし、風の抵抗を受けて疲労が蓄積されやすくなります。
特にバーハンドルのネイキッドバイクなどでは、正立に近い自然なポジションなので、リュックの重さを感じやすいです。
2.肩や背中に汗をかいて不快
リュックのベルト(ショルダーハーネス)を掛ける肩や、リュックと接している背中の通気性が悪く汗をかきやすくなるため、不快感も募りやすいです。
特に夏場など気温の高い日は、肩や背中の汗の量も多くなるので、不快感も高くなります。
3.荷物が取り出しにくい
リュックから荷物を取り出すには、一度背中からリュックを降ろさないとできないので、走行中に荷物を取り出すことは難しいですし、危険も伴います。
タンクバッグは常に胸元にバッグがあるため、わずかな停止時間でも荷物がすぐに取り出せますが、対してリュックはカメラひとつ取り出すのも一苦労です。
4.すべての荷物を持ち運ぶ必要がある
サイドバッグなどの中には、バイクに装着したままバイクを離れられる防犯性の優れたものもありますが、リュックの場合は一緒に持ち運ぶ必要があります。
バイクでの走行中やスポットに立ち寄った場所でも、常にリュックを運ぶ必要があるため、気楽に見て回るのが困難になることも。
5.ダサいかどうかは人それぞれ
リュックを背負いながらバイクに乗るのはダサいという声も一部ありますが、ダサいと思うかどうかは人それぞれです。
実用性よりファッションを優先させ、リュックは背負わない方もいれば、リュックを背負って両手をフリーにしておきたい方もいるなど、個人の都合により異なります。
リュックが必要な方は使うのがよいでしょうし、ダサいと思う方は使わなければいいだけで、自分の都合で使うかどうかを判断すればよいです。
バイクにリュックのメリット
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リュックを背負ってバイクに乗るのは危険、ダサいいと言われることもありますが、逆にバイクにリュックは、以下のようなメリットもあります。
1. 通勤通学など長時間の走行でなければ、むしろ楽
2. 背負うだけなので荷物積載の手間が減る
3. プロテクターになるリュックもある
順番に解説していきます。
通勤通学など長時間の走行でなければ、むしろ楽
リュックを背負ってバイクに乗るのは、通勤や通学、近場への移動など比較的短時間の走行であれば楽です。
常に両手が使えるのと、バイクに装着するバッグのように、乗り降りの度に装着・脱着をしなくてもよいので、手間もかかりません。
長距離の走行だと、リュックの重さで肩が凝ったりしますが、短距離であれば疲労もほとんどなく楽に使えます。
背負うだけなので荷物積載の手間が減る
リュックは中に荷物を入れて背負うだけなので、荷物を積載する手間が省けます。
バイクの限られたスペースに荷物を積載する場合、いざ積載しようと思っても「スペースの都合で積載しきれなかった」と、オーバーした荷物を持ち帰るケースもあるでしょう。
リュックなら最初から中に荷物を入れた状態なので、荷物を運んだり持ち帰ったりする手間がかかりません。
プロテクターになるリュックもある
リュックの中には、衝撃を吸収してくれるプロテクターとなるものもあります。
衝撃から脊椎を守る設計のものもありますし、ハードシェル内蔵で衝撃を分散させてくれるものなど、外部からの衝撃を吸収・分散させるリュックもあるので、高い安全性が欲しい方は検討してみるとよいでしょう。
【おしゃれ】バイク用リュックを背負う場合のおすすめ
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バイクに乗る際におしゃれに背負えるリュックを紹介します。
リュックを背負ったままバイクに乗るには危険な面もありますが、両手がフリーになったり、バイクの乗り降りの度に脱着が必要なかったりとメリットもあるので、状況に合わせて使うとよいでしょう。
1. ROUGH&ROAD AQA DRY ラフデイパック
引用元:https://www.bikeman.jp/
ROUGH&ROAD「AQA DRY ラフデイパック」は、大きな開口部が蓋の役割をし、簡単な防水仕様となっているので、突然の雨でも短時間なら荷物を守ってくれます。
チェスト(肩)ベルトに加え、ウエストベルトも付いているので、肩に集中しがちな重量負担を和らげてくれ、装着時の安定感も高いです。
• 容量(L):20
• 参考販売価格(税込):6,260円
2. DAYTONA GIVI 防水バックパック
引用元:https://www.bikeman.jp/
GIVI は、1978年にイタリアで創業されたバイク用品の発売を行うブランドで、日本ではDAYTONAが販売元となっています。
通勤や通学に最適な18Lの容量を持つリュックで、防水仕様にもなっているので、突然の雨や雨天時の走行でも安心です。
• 容量(L):18
• 参考販売価格(税込):12,678円
3. CAPTAIN STAG FEEL BOSCO ディバッグ
引用元:https://www.bikeman.jp/
CAPTAIN STAG「FEEL BOSCO ディバッグ」は、通勤・通学など日常生活に使えるリュックを探している方におすすめです。
容量は18Lで両サイドにメッシュ付きポケット、内部の背面側にスマホなどを入れておくのに便利なポケットが備わっているなど、荷物を分けて収納できます。
• 容量(L):18
• 参考販売価格(税込):5,042円
4. Alpinestars タイムゾーン バックパック
引用元:https://www.bikeman.jp/
Alpinestars(アルパインスターズ)「タイムゾーン バックパック」は、軽量なファブリック生地のリュックを探している方におすすめ。
耐久性のある600Dポリエステルを使用し、ショルダーベルトにはメッシュ生地が使われているので、軽量かつ通気性のよいリュックになっています。
• 容量(L):20
• 参考販売価格(税込):9,152円
5. CAPTAIN STAG EFFORT ボーダーデイパック
引用元:https://bikeman.jp/products/pal-up2530
CAPTAIN「STAG EFFORT ボーダーデイパック」は、普段使いもできるおしゃれなリュックを探している方におすすめです。
人目をひくボーダーのポップなデザインで、液晶が15インチのノートPCも入る収納ポケットに、アクセスしやすい場所にスマホが収まる小さなポケットも付いています。
• 容量(L):20
• 参考販売価格(税込):6,592円
リュック以外で使用するならタンクバックやサイドバッグ
引用元:https://unsplash.com/ja/%E5%86%99%E7%9C%9F/1JLFlVX5oIo
続いては、リュック以外で収納スペースを確保したい方におすすめの、タンクバッグやサイドバッグをご紹介します。
バイクから離れる際は、バッグの取り外しが必要になりますが、荷物を背負わないので、肩の凝りや疲労を抑えることができるでしょう。
1. TANAX ライトスポルトタンクバッグ
引用元:https://bikeman.jp/products/tn-mfk-259
TANAX「ライトスポルトタンクバッグ」は、初めてタンクバッグを使う方や、小さめサイズのマグネット式タンクバッグを探している方におすすめです。
アクセスしやすい位置に貴重品がしまえる透明な収納や、メッシュ素材となって通気性のよいスマホ収納スペースを備えており、別売りのレインカバーを装着すれば、雨天時の使用もできます。
• 容量(L):2.3
• 参考販売価格(税込):5,839円
2. ROUGH&ROAD デュアルライディングタンクバッグF.C.
引用元:https://www.bikeman.jp/
ROUGH&ROAD「デュアルライディングタンクバッグF.C」は、ツーリングで使えるタンクバッグを探している方におすすめです。
容量は10L(ポケットを含めると12L)で、トップと角度調節ができるサイドポケットはクリア仕様なので、地図やスマホを入れるのに最適。
• 容量(L):10~12
• 参考販売価格(税込):13,200円
3. GIVE 防水タンクバッグ PTB01
引用元:https://bikeman.jp/products/d-92278
GIVI「防水タンクバッグ PTB01」は、防水タイプのマグネット式タンクバッグを探している方におすすめです。
タブレットホルダーを備えた16Lの容量で、固定にはマグネットのほか、マグネットが使えないタンクの場合は付属のベルトでも固定できます。
• 容量(L):15
• 参考販売価格(税込):13,115円
4.XROSS SADDLE SINGLE サドルバッグ
引用元:https://www.bikeman.jp/
XROSS「SADDLE SINGLE サドルバッグ」は、上質なデザインのサイドバッグ(サドルバッグ)が欲しい方におすすめです。
素材は高級感のある合皮で、正面に印象的なバックルと2本のベルトがある、シンプルで飽きのこないデザインです。
• 容量(L):13
• 参考販売価格(税込):16,498円
まとめ
引用元:https://unsplash.com/ja/%E5%86%99%E7%9C%9F/BW9ki_tmouE
リュックを背負ってバイクに乗るのは危険と言われている理由や、ダサいと言われていることについて解説してきました。
リュックは両手がフリーとなり、バイクの乗り降りの際にもタンクバッグなどのように取り外す必要がないため、手軽に荷物の持ち運びができますが、使い方次第では危険が伴うことがあります。
危険を避けるための方法についても解説していますので、リュックを背負ってバイクに乗る方は、より安全な運転につながるよう、ぜひこの記事を参考にしてみてください。
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