バイクのアンダーミラー(クランプ式ミラー)って?選び方や交換のやり方まで解説!

バイクのアンダーミラー(クランプ式ミラー)って?選び方や交換のやり方まで解説!

アンダーミラー(クランプ式ミラー)のメリットデメリットって?

参照元:http://www.redirondenim2017.com/entry/2017/04/12/000000

通常バイクはハンドルより上にミラーが伸びる形で取り付けられていますが、アンダーミラーはハンドルよりも下にミラーが取り付けられているタイプのミラーです。
取り付けにはクランプと呼ばれる金具をハンドルに通し、ボルトなどを回して固定することで取り付けますが、アンダーミラーを取り付けるメリットとデメリットはどのようなものでしょうか。

アンダーミラー(クランプ式ミラー)のメリット

まずアンダーミラーのメリットはいくつかあります。
・見た目のインパクト
・スタイルの良さ
・カスタムをした雰囲気が出る
上記がアンダーミラーを選ぶメリットです。やはり見た目の部分がメリットとしては大きくあげられます。通常のミラー位置とは大きく異なるため見る人にインパクトを与えます。
下向きミラーはアメリカンカスタムの定番と言われるほど有名なカスタムなので交換意味は大きく、本来上向きに取り付いているミラーがハンドルよりも下に位置しているので、デザイン面での意外性を見る人に与えることができるでしょう。
取り付けもクランプ式だとある程度自由にハンドルの取り付け位置を選べるので、自分の体形や好みに合った位置に取り付けることが可能です。
純正タイプだとハンドルの上に伸びてミラーがあるので、アンダーミラーにすることで前方の視界が開けたような解放感が生まれることもメリット。

アンダーミラー(クランプ式ミラー)のデメリット

逆にアンダーミラーを取り付ける際のデメリットを見てみましょう。
・タンクへの干渉やハンドルの切れ角によって取り付けられない可能性もある。
・後方の視認性と左右の視認性が犠牲になる
・車検対応などを考えるとしっかりしたミラーを選ぶ必要がある。
上記がアンダーミラーを選んだ際のデメリットです。見た目が重視のミラーのため視認性が犠牲になってしまいます。安全面を考慮するならばアンダーミラーを取り付けないという選択肢も選ぶ必要があります。
また、通常ミラーがない場所にミラーを取り付けるのでタンクや車体に対して干渉しないかどうかもよく確認して取り付ける必要があります。
最初はミラーの位置に慣れるまで違和感を覚えるかもしれませんが、取り付けてしばらくの間はこれまでミラーのあった位置を確認したりして、出来るだけ注意をしていきながら慣れていくことで解決できます。
また極端な取り付け角度を付けたり、適合していないミラーを無理してアンダーミラーとして取り付けたりすると、ハンドルを切った際にガソリンタンクに干渉したり、手を挟んだりすることもあります。純正の位置のミラーでは起こりえないことがアンダーミラーを取り付けることで起きるので、事前に意識をしておくことでデメリットを回避できるようにしましょう。

アンダーミラー(クランプ式ミラー)の選び方は?

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アンダーミラーはデザイン中心に選ぶのもいいのですが、保安基準に適合していないと車検に通らなかったりするので、まずは保安基準に適合したミラーなのかを注意するとよいでしょう。車検のないバイクであっても極端にミラー面積が小さかったりすると、保安基準違反で警察に止められることも。
また、取り付けるスペースがあるかどうかも確認しましょう。クランプ式でもバーエンドタイプでも取り付けるスペースがなければアンダーミラーを購入しても意味がありません。ハンドル周辺にスペースがあるかどうか、バーエンドは交換ができるタイプのものかどうか、しっかりと確認して購入しましょう。

視認性も確保できるかもひとつの選ぶポイントになります。ハンドルの角度やタイプによってはアンダーミラーにした場合、左右後方の確認ができなくなってしまうため、可能な範囲で確認することも意識しておきましょう。

アンダーミラー(クランプ式ミラー)の交換・取り付け方って?

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アンダーミラーは純正の位置と異なる位置にミラーが固定されますが、手順はそれほど難しくありません。
順を追って作業していけばそれほど苦労もなく交換できるでしょう。
アンダーミラーの取り付けについて交換手順をご紹介します。

手順1.取り付けてあるミラーを外す

まずは取り付けてあるミラーを取り外します。
純正だと雨やホコリから守るゴムカバーが付いていますので、ゴムカバーを上にめくりあげ中に見えてくるナットを緩めます。
多くの場合ナットが 2つ付いていますが、まずミラー側(上側)のナットを緩めたあとその下側にあるナットを緩め、ミラを回すことで外れる仕組みに。
もし錆付きなどでナットやミラーが外れない場合は無理に外そうとせず、バイクの販売店などプロの整備士に任せると良いでしょう。
無理に外そうとするとナットやミラのネジが切れて中で折れることもあり、手に負えなくなります。
ミラーを外したらミラーのネジ部の直径を確認しておくと良いでしょう。
多くの場合は8mmか10mmとなっているので、交換用ミラーの径をその寸法に合わせます。

手順2.クランプを取り付ける

ハンドルにクランプの金具を取り付けます。
U字型になっているクランプはハンドルに挟み込むような形にボルトで抑え込んでいきますが、最後にミラーの位置調整を行うので軽く締めあげておきましょう。
純正のミラー穴を利用したクランプ取り付けは、ミラー穴を利用してクランプをボルトで固定します。

手順3.ミラーを取り付ける

クランプを取り付けたらミラーをクランプに取り付けます。
ミラーを取り付けたら実際にシートに座りミラーの位置がおかしくないか、ハンドルを切った時にタンクなどに干渉しないかを確認しましょう。
ミラーの位置が決まったら、クランプとミラーをしっかり固定します。

手順4.ミラーの位置の確認・調整

ミラーの固定が終わったら、走行時に合わせてミラーの後方視界の微調整を行って完了です。
ミラーの視界のみならず、もう1度タンクなどに干渉しないか最終確認をしておきましょう。
また少し走行したのち、振動で緩んでこないかも確認し、緩んでくるようだったらボルトなどの増し締めを行います。

カスタムについてのよくある悩みを解説!

参照元:https://minkara.carview.co.jp/userid/397381/car/2410847/5013841/1/note.aspx#title

こちらではアンダーミラーの取り付けについてよくあるお悩みをまとめてみました。
取り付け前に目を通すと、どのような所に問題が発生しやすいか予め分かり、その部分をより注意して取り付けることができるでしょう。

アンダーミラー(クランプ式ミラー)が見にくい!(利便性を高めるには?)

アンダーミラーにするだけで一気におしゃれな雰囲気にカスタムできますが、その分機能性よりも見た目に重視されるデザインのものが多いため「見にくい」といった悩みも。
ミラー自体が大きなものを選ぶこと、丸形よりもスクエアタイプのミラーを選ぶこと、また既にカスタム済みの場合には、クランプする位置やミラーの角度を調整することにより解決できるケースがありますが、もし体形などによりどのように調整しても視認性が悪い場合は、高さ調整などが行えるアダプターを噛ませることもできます。
特にステーの短いミラーはより見た目のおしゃれ感は高いものの、視界が見えにくいことも起こりやすいので注意が必要です。

クランプ式のバーエンドミラーが回る?

クランプ式のバーエンドミラーが回ってしまう場合は、まず取り付けボルトがちゃんと締まっているかを確認しましょう。正確に締められているにも関わらず走行中に動いてしまう場合には、さらにトルクをかけて締め込むことで改善することができます。
また、それでも動く場合には、クランプの抑え込む力が弱く、ハンドルとの密着が足りないことも多いので、水道管などの作業で使われるシールテープなどの薄いテープをハンドルに巻いてクリップを通すなど、密着性を高めるとよいでしょう。

アンダーミラー(クランプ式ミラー)って車検に通るの?

アンダーミラーは車検に通るのかというご質問もよく見かけますが、取り付け位置やミラーのサイズなど保安基準に入っていればアンダーミラーであっても後方が確認できる状態であれば車検は通ります。バイクミラーに関する保安基準は以下の条項があり、全て満たしていないと車検に通らないので注意が必要。
・69㎠の面積がある事
・直径78mmの円が隠れる事
・円形ミラーなら直径94mm以上150mm以内
取り付け位置はかじ取り部から280mm以上外に取り付けてあり、左右が堅牢(けんろう)に装着されていれば保安基準に適合しています。

振動がビリビリくるのを軽減したい

特にアメリカンや単気筒エンジンのバイクでミラーの振動が起こりやすいですが、まずはミラーがしっかりと固定されているか確認しましょう。
固定されているのに振動が起こる場合はミラーを一度取り外し、ミラーと取り付け部の間に薄いワッシャーを噛ませるか、ゴムブッシュを入れることで振動を吸収してくれます。

安くてプチプラ!コスパの良いおすすめアンダーミラー3選

続いてはコスパのよさを中心におすすめのアンダーミラーを 4つご紹介しますので、ミラー選びのご参考にしてみてください。

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ステーホルダーを用いることで、より多くのミラーをアンダーミラーとして取り付けることができます。
デザイン面から選ぶなどより選択肢が広がる便利なアイテムです。
バイクやミラーの色に合わせてブラックもありますので、お好みで選びましょう。

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KIJIMA(キジマ)ユーロミラー ラウンド4インチ 左右兼用

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KIJIMA(キジマ)ユーロミラー ラウンド4インチはシンプルな丸形のミラーで、ネイキッドやアメリカン、ビンテージスタイルのバイクに似合うでしょう。
ステーホルダーを用いることで、アンダーミラーとしても取り付けることが可能になります。
左右兼用になっていますが、左右に取り付ける場合は 2つ必要です。

KIJIMA ミニスレンダーミラー メッキ 8mm(左右別)

(右側)
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ステーホルダーを入れて2,000円ちょっとで買えるのがKIJIMA ミニスレンダーミラー メッキ 8mm。
楕円形のおしゃれな形状をしているので、ドレスアップにこだわる方にもオススメのミラーです。
右用、左用とそれぞれ別での販売ですので、ご注意ください。

(左側)

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KIJIMA ミニミラー ブラック 正ネジ10mm

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KIJIMA ミニミラー ブラック 正ネジ10mmはコンパクトな鏡面が特徴。
ミラーの価格は1,000円を切るコスパの良さで、ステーホルダーを入れても2,000円ほどです。(2020年3月現在)
コスパも大切ですが、長く使うものなのでさらによい品質のミラーをお探しの方にはもっとおすすめのミラーがあります。

左右セット バレンT.T ミラー M10 10mm 正ネジ クロームメッキ 左右セット

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この商品はタナックス社製のミラーです。ミラーを多く製造しているタナックス製なので品質はもちろんのこと、車検対応のため安心して取り付けることができます。またバーエンドとは異なりバレンミラーとなっているので下向きミラーにも上向きミラーにもすることができるため見にくい場合は簡単に変更できるのもおすすめです。

またタナックスではナポレオンミラーの開発などミラーの技術も数多くあるため視認性もしっかりと確保されており、安心して取り付けられます。こちらの商品はメッキタイプですが、ラインナップには黒色のものもあります。

さりげなく配置したい場合は黒色、ワンポイントでカスタムしたい場合はメッキタイプを選ぶことができて、自分のバイクに合わせてミラーを選ぶことができるのもおすすめポイントです。

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