【保存版】バイク用エンジンオイルの選び方・交換からおすすめまで徹底解説!

【保存版】バイク用エンジンオイルの選び方・交換からおすすめまで徹底解説!
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バイク用エンジンオイルの選び方について

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バイクのエンジンオイルには様々な種類があり、自分のバイクに適合したオイルを選ぶ必要があります。
ここでは、自分のバイクや走行環境に合ったバイクエンジンオイルが選べるよう解説していますので、解説を参考に自分のバイク最適なオイルを見つけてください。

エンジンストロークに合わせたバイクオイルを選ぶ

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バイクのエンジンオイルには「4ストローク用(4スト用)」と「2ストローク用(2スト用)」とがあります。
誤って入れるとエンジンがかからなくなったり、エンジンが焼き付いたりすることもあるので、バイクに応じたエンジンオイルを選びましょう。
4スト用はエンジンを潤滑させる目的のみのオイルですが、2スト用はエンジンの潤滑に加え、ガソリンに混ぜて燃焼させるのでガソリンと交わりやすい混和性も求められます。
万が一違うストロークのエンジンオイルを入れてしまった場合はそのまま走行せず、バイク屋さんに相談しましょう。
4スト用なのか2スト用なのかはオイルの容器に記載されていますので、表示で確認ができます。

4ストは交換が必要、2ストは補充が必要

4スト用オイルは車と同じように定期的なオイル交換が必要ですが、2スト用オイルはどんどん燃焼していくため交換をする必要がありません。
2ストの場合はガソリンを補給するように、定期的なオイル補充が必要となります。
補充をせずに走っているとエンジンの潤滑ができなくなり、最悪エンジンが焼き付くということにもなりかねません。
2ストバイクの場合は、定期的にエンジンオイル残量のチェックと補充を行いましょう。

4スト用オイルはJASO規格に合わせて「MA・MB」を選ぶ

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バイクのエンジンオイルには摩擦特性によって定められたJASO規格があり、「MA」と「MB」とがあります。
スクーターには摩擦係数の低いMBを、MT(マニュアル)車には摩擦係数の高いMA規格のものを選びましょう。
MAは「MA」「MA1」「MA2」の3つに分かれ、MA1、MA2はバイクによって使用指定されている車種もあります。
高性能の大型バイクは、特に指定がない場合でもMA2を選んでおくと安心です。
JASO規格によるエンジンオイルの区分は、以下の表にまとめてあります。

JASO規格とエンジンオイルの選ぶ基準
4スト用JASO規格 選ぶ基準
MA 摩擦特性が高く、MT車でMA1やMA2指定がない場合。
MA1 MAの摩擦特性の基準範囲内で、粘度を低めにしたもの。MA1指定とある車種。
MA2 MAの摩擦特性の基準範囲内で、粘度を高めにしたもの。MA2指定とある車種。
MB 摩擦特性が低く、スクーター向き。
車種に合わせて適したエンジンオイルを選ぶ必要があり、選ぶ基準となるのがJASO規格です。
エンジンオイルを選ぶ際は価格などで選ぶのではなく、自分のバイクにあったオイルをJASO規格の基準を元に決めましょう。

2スト用エンジンオイルも規格で分けられている

2ストバイク用のエンジンオイルは、FA~FDまでの4規格で分けられており、FAは2スト用オイルとして必要最低限の基準を満たしたオイルです。
もっとも性能が高いオイルがFDで、排ガスの排出を抑え、高い洗浄力を誇る2スト用オイルの最高品質のオイルとなっています。

JASO規格と2ストエンジンオイルの規格内容
2スト用JASO規格 規格の内容
FA 2スト用オイル基準の必要最低限を満たしたもの
FB FAよりも潤滑性や洗浄性に優れたオイル
FC FBの性能に加え、より排ガスの排出が少ないオイル
FD FCの性能に加え、よしエンジン内部の洗浄性を高めたオイル
世界基準のISO規格による2ストオイルの基準では、FBが「GB」、FCが「EGC」、FDが「EGD」に適合します。
普段乗りからツーリングなどバイクを走らせる場合はFC規格かFD規格、スポーツバイクなど高性能な2ストバイクには、FD規格のオイルを選ぶと良いでしょう。
ちなみに、最もスタンダードなホンダ純正2ストオイル「ウルトラ 2スーパー」やヤマハ純正「オートルーブスーパービジネスオイル」はFC規格です。このことから、最低でもFC規格を選ぶと良いでしょう。

用途に合わせたベースオイルを選ぶ

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ベースオイルには「鉱物油」「部分合成油」「化学合成油」の3種類があり、化学合成油が最も高価です。バイクの使用環境に応じたベースオイルを選ぶようにしましょう。
オイルには潤滑力を維持させたり、エンジン内を洗浄したりするためベースオイルに添加物が入っています。
ベースオイルはオイルの品質を決める土台となるので、使用環境に応じたオイルを選ぶようにしましょう。
想定される使用環境と、環境に適したベースオイルは次の通りです。

通勤・通学の場合

通勤や通学がメインでバイクを使っている場合は、「鉱物油」を選ぶとよいでしょう。
鉱物油は必要最低限の性能のオイルで、コスト面に優れています。
ハード走行を行うことがほとんどない場合は、鉱物油を選びこまめにオイル交換をすると良いでしょう。
鉱物油は性能面では必要最低限ですが、3種類のベースオイルの中で最も安価なので、最も気軽に手に入るランニングコストのかからないオイルです。

サーキット・高速走行の場合

サーキットや高速走行が多い場合は「化学合成油」を選ぶようにしましょう。
高回転でエンジンを回す機会が多いとエンジンがより高温下にさらされますが、化学合成油は潤滑性や耐熱性が高く、エンジンが高温になっても油膜切れを起こしにくいです。
3つのベースオイルの中で最も高価なのが科学合成油ですが、エンジンの性能を最大限に発揮させるために作られたオイルになっています。
また、サーキット走行を終えたら、走行距離に関わらず早めにオイルを交換するとよいでしょう。
長い時間高温にさらされたオイルは、添加物などの劣化によって油膜が維持されにくくなります。
特に夏場はオイルの温度が高くなりやすいので、サーキットなどハード走行を終えたら早めにオイル交換をするようにしましょう。
オイル量の少ない小排気量車やミニバイクはエンジンへの負担も大きくなるので、よりこまめなオイル交換が必要となります。
レースに出られる方は排気量に関わらずレース毎にオイル交換を行いましょう。

ツーリングの場合

ツーリングによく出かける場合は「部分合成油」が適しています。
部分合成油は、鉱物油と化学合成油との中間に位置するオイルです。鉱物油に化学合成油を2割程度混ぜることで、鉱物油の弱点である熱に弱い、酸化しやすいという弱点を補ったオイルです。
鉱物油よりも性能が高く、価格も化学合成油ほど高くないので、コストパフォーマンスに優れたベースオイルと言えます。
通勤や通学乗りでもエンジンのことを考えたり、エンジンの性能を発揮させたりしたい場合は部分合成油を選ぶと良いでしょう。

SEA規格!粘度は使用する環境に合わせて選ぶ

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バイクのエンジンオイルは、「SEA規格」によって粘度が分かり、「10W-30」「15W-40」などと表記されています。
Wの前の数字は低温粘度、ハイフンの後の数字は高粘度です。それぞれが何を意味するのかを詳しく解説していきます。

低温粘度

SEA規格で表示される「10W-30」、「15W-40」などのWはウインター(冬)の意味で、Wの前の数字が低温粘度を表しています。低温粘度はオイルが冷えているときにどれだけの粘度を維持してくれるのかを表す指標です。
数字が小さいほどオイルの粘度が低い(柔らかい)ため、寒い時のエンジン始動性や燃費性能に優れます。

高温粘度

ハイフンのあとの数字は高温粘度を表し、数字が大きいほど粘度が高い(硬い)オイルです。
高温粘度の数字が他界オイルほど、エンジンが高温時でも油膜が切れにくいなど保護性能に優れ、静粛性も高くなります。
特にサーキットなどのスポーツ走行をする場合は「15W-50」などの高温粘度の高いオイルを選ぶようにしましょう。
バランスの良さで選ぶなら、低温時の始動性の良さと高温時のエンジン保護性能の優れる「5W-40」当たりのオイルを選ぶと良いです。

1~2年以内で使い切れる容量で選ぶ

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オイルは空気に触れると酸化が進むので、エンジンオイルを購入の際は1~2年以内で使い切れる容量を選びましょう。
普段乗りで3,000Km~5,000Km毎または、半年に1度のオイル交換が推奨されていますので、オイル交換サイクルに合わせてオイルの容量を決めます。
オイルの残量保管は高温多湿をさけ、直射日光の当たらない場所に保管しておくとオイルの劣化速度を抑えることができます。保管場所にも気を付けましょう。

シビアコンディションでは早めのオイル交換推奨

シビアコンディションとは、年間走行距離が2万Kmを超える、体を突き上げるような悪路走行をする、山道など登板の多い道の走行、近くへの買い物など1回に乗る走行距離が短い(10Km未満)など、バイクにとってより厳しい条件下での走行のことです。
シビアコンディション下ではオイルの劣化速度も早まるので、走行距離や半年に1度ではなくもっと短いサイクルでオイル交換をする必要があります。

バイク用エンジンオイル交換のやり方・手順を解説!

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バイクのエンジンオイルは手順さえ分かれば比較的簡単にできます。
ここではエンジンオイル交換に関することや、交換の手順について解説していますので、やり方をおさえオイル交換に挑戦してみてください。

バイクオイルの交換はなぜ必要なの?交換しないとどうなる?

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バイクオイルにはエンジンの「潤滑」のほか、「密閉」「冷却」「防錆」にエンジンの燃焼時に出るカーボンやスラッジなど燃えカスを流す「洗浄」と5つの役割があります。
オイル交換をしないと燃えカスなど汚れがエンジン内どんどん溜まっていくので、潤滑や冷却にも影響が出てエンジンが本来の働きができなくなることも。
さらには、金属がこすれることで発生する細かな金属がオイルに含まれていくので、エンジン内部が摩擦で傷がつくなどのダメージも与えかねません。
オイルの劣化により、油膜切れも起こしやすくなるので最悪の場合、エンジンが焼き付けを起こしたりオーバーヒートしたりすることもあります。
燃えカスなどによってエンジンが働く際の抵抗も増えていくので、燃費にも悪影響が出てくるでしょう。

交換時期は?目安はあるの?

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エンジンオイルは、走行距離が3,000Km~5,000Km毎か半年に1度の交換が目安です。
走行距離か半年かで早く達する方を基準に交換していきましょう。
ただし、悪路走行や山道など登板の多い道、10Km未満の短距離の繰り返し走行が多い場合はバイクにとって過酷な条件(シビアコンディション)になるので、オイルの劣化速度も早まります。
シビアコンディションに該当する場合は、目安よりも早めの交換を行うようにしましょう。

エレメント・フィルターの交換時期は?

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エレメント・フィルターの交換時期は、オイル交換2回に1回のペースでの交換が目安です。
エンジンの燃焼によりオイル内に含まれていく汚れをろ過して除去する役割を果たすエレメント・フィルターですが、交換をしないとろ過の能力も落ちエンジンの汚れがうまく除去できなくなります。
エンジンオイル同様にエレメント・フィルターの交換も忘れずに行いましょう。

新車購入の場合のオイル交換と慣らし運転について

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バイクは数多くの金属部品で構成されていますが、新車購入時は各部品がまだ馴染んでいません。
エンジン内部も同様で、部品同士に当たりが付いていなかったり、金属のバリ(加工後に残るわずかな金属のトゲ)が残っていたりします。
そのため、新車時はエンジン内に部品同士の摩擦によってバリが落ちやすくなっているので、通常よりも早めのエンジンオイル交換が必要です。
目安としては、走行距離が1,000Kmに達したときか、購入時より1か月が経過したときのどちらかが先に訪れたタイミングでオイル交換を行いましょう。

慣らし運転は必要?不必要?

新車バイクはエンジンに当たりをつける必要性から、慣らし運転が必要と言われています。
その一方、昔は今ほど部品の精度が高くなかったので当たりをつける必要がありましたが、現在では精度もぐっと上がっているので、慣らしは必要ないという意見もあります。
慣らしは必要、必要ではないと両方の意見がありますが、長くトラブルなくバイクに乗っていくためには、慣らし運転をしておいて間違いはないでしょう。
慣らし運転は新車購入後、走行距離1,000Kmか1か月を目安にエンジンに急激な負荷をかけないように、優しく乗ります。教習所で習ったような、「急の付く運転」をしない乗り方をしていれば大丈夫です。
慣らし期間が終わっても急加速などエンジンに負荷のかかる走行はせず、徐々にエンジンの回転数を上げていきましょう。

交換費用は?どこでできる?

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オイル交換はバイクの販売店やバイク用品店、ガソリンスタンドでしてもらえ、車の整備工場でも一部バイクのオイル交換をしてくれるところがあります。
交換を依頼した際の費用は、オイル代+1,000円~1,500円の所が多いです。
オイル交換の所要時間はオイル交換のみで15分~20分程度ですが、休日や大型連休前などは待ち時間が発生することもあります。

自分でオイル交換した場合の費用

オイル交換をプロに依頼せず、自分で交換した場合の費用はオイル交換費用のみで済みます。
オイル代がかかるのはプロに依頼した場合も同じですが、工賃分自分で交換したほうが安上がりです。
オイル代はオイル容量によって異なり、排気量によっておよそ以下の通りです。
• 50c~125cc以下:1,500円~2,500円ほど
• 250cc~400cc以下:1,500円~5,000円ほど
• 400cc以上:3,000円~6,000円ほど
• フィルター交換:オイル交換+1,000円~1,500円ほど
加えて、オイル交換に必要な工具や廃油受け、バイクによってはバイクスタンドが必要なこともあります。

オイル交換に必要な道具

オイル交換に必要な工具類は以下になります。
• 新品オイル
• オイルジョッキ
• ドレンワッシャー
• ウェス
• ゴム手袋
• 廃油処理BOX
• ドレンボルト外し用工具(ソケット、メガネレンチなど)
オイルジョッキはオイルを抜いた後に新しいオイルを注入する際に使います。
ドレンワッシャーは、ドレンボルトとエンジンの間に挟まることで、オイル漏れを防いでくれる部品。
ウェスはあるとオイルをこぼした際に拭いたり、オイル注入の際に注入口の周りに巻くように置いたりすることで、オイルがエンジンにかかるのを防いでくれます。
ドレンボルト外し工具は、バイクのドレンボルトの位置やサイズによって必要工具が異なり、多くのバイクはメガネレンチかソケットレンチでドレンボルトの取り外しができます。
また、フィルター交換の場合はこれらの工具類の他、新品のフィルターやフィルター取り外し用のフィルターレンチが必要です。

バイクオイルの交換のやり方・手順を解説!

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バイクオイルの交換は、次の順序で行っていきます。
1. オイル交換に必要な工具類、新品オイルを用意する
2. エンジンを軽く暖めておく(熱しすぎないよう注意)
3. ドレンボルトを外し古いオイルを抜く
4. オイルが抜けきったらドレンボルトを締める
5. 新しいオイルを注入する(既定のオイル量で)
6. エンジンを始動し、軽く暖機しながらオイル漏れがないか確認する
書く手順を詳しく見ていきましょう。

1. オイル交換に必要な工具類、新品オイルを用意する

まずはオイル交換に必要な工具類や新品のオイルを用意します。

2. エンジンを軽く暖めておく

オイルを抜く前に軽くエンジンを暖めておきましょう。
冷えたオイルは粘度が高く、流れが悪くなっています。
エンジンを少し暖めるとオイルの粘度も下がり、オイルを抜けやすくなるのです。
ただし、エンジンを暖めすぎるとオイルが熱を持ち、万が一オイルが手にかかったりすると火傷の危険性もあるので、エンジンは30秒~1分ほど温める程度にしましょう。

3. ドレンボルトを外し古いオイルを抜く

エンジンを軽く暖めたらドレンボルトの下に廃油BOXまたは廃油受けバットなどを敷き、ドレンボルトを外して古いオイルを抜きます。
ドレンボルトは外れる瞬間にオイルに押される形で廃油受けの中に落ちやすいので、工具でドレンボルトをある程度緩めた後、最後は手でゆっくり様子を見ながら回して取り外しましょう。
エンジンを暖めすぎると、ドレンボルトを抜いた瞬間に出てきたオイルで火傷する可能性がありますので、エンジンの暖めすぎに注意です。
ドレンボルトが熱くて触れないときはオイルも高温なので、少し時間を置きオイルを冷ました上でドレンボルトを外しましょう。

4. オイルが抜けきったらドレンボルトを締める

古いオイルが抜けきったら、ドレンボルトを締めます。このとき、新しいドレンワッシャーに交換しておきましょう。
ドレンボルトは最初手で締めていきますが、まっすぐ入っているのか確認をしながら締めていきます。
斜めに入っている場合、最悪ネジ穴がおかしくなったり、工具で締めた際にボルトが切れたりすることがありますので、まっすぐ入っていることを確認して締めあげていきましょう。
ドレンボルトを締めすぎるのも、ボルトが破損する原因となるので締めすぎにも注意です。

5. 新しいオイルを注入する

ドレンボルトを締めたら、新しいオイルを入れていきます。
オイルの量は決まっており、多すぎても少なすぎてもいけないので、規定量だけ入れましょう。
オイルの規定量はバイクの取扱説明書やサービスマニュアルに記載されています。

6. エンジンを始動し、軽く暖機しながらオイル漏れがないか確認する

オイルを規定量入れたら、エンジンをかけずに
エンジンを軽く暖機しオイルが漏れていないかを確認します。
漏れがなければオイル交換完了です。

捨て方・廃棄方法は?

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交換した古いバイクオイル(廃油)は、普通にゴミとしては出せません。
ただし、凝固剤で固めるか、紙や布に染み込ませてあれば(液体の状態でなければ)燃えるゴミとして出せる自治体もあるので、自治体のホームページで確認するとよいでしょう。
燃えるゴミとして出せない場合、廃油を自分で処理する必要があります。
廃油はオイルを購入したお店や回収業者が引き取ってくれるほか、一部ガソリンスタンドで引き取ってくれる所もあるので問い合わせてみると良いでしょう。

粘度が違うエンジンオイルを混ぜる(ブレンドする)のはNG?

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エンジンオイルを混ぜても問題はありませんが、あまりおすすめはできません。
オイルは粘度、グレード、ベースオイルがありそれぞれを混ぜるとどうなるのでしょうか。

粘度が違うオイルを混ぜる

「5W-40」のオイルと「15W-30」のオイルを混ぜるなど、粘度の違うオイルを混ぜても特に問題はありませんが、推奨はできません。
同じ銘柄の同じグレードのオイルであっても、粘度によって使われている添加剤が違うこともあります。
特にマルチグレードのオイルの場合、低温から高温まで幅広く油膜を維持しないといけないため、混ぜることで油膜特性に問題が生じることも。
これらのことから、オイル交換でオイルを抜いてしまって混ぜないと新しく注入するオイルが足りない場合など、緊急の場合を除いてはブレンドしないほうが良いでしょう。

グレードが違うオイルを混ぜる

グレードの違うオイル同士も混ぜても問題はないとされますが、メーカーの想定する性能が発揮できなくなる可能性もあります。
あくまでも緊急時のブレンドに抑え、次回の交換サイクルを早めるなどしたほうが良いでしょう。

ベースオイルが違うオイルを混ぜる

ベースオイルも混ぜても問題はないとされていますが、オイル特性が違うことから、オイルの持つ密閉性に問題がでてオイル漏れの原因になることもあります。
こちらも緊急時のブレンドのみにして、次回の交換サイクルを短めに取るようにしましょう。
基本的にオイルをブレンドするのはあまり推奨できません。想定外のトラブルが起きる可能性があるということを視野に入れ、走行中に異音がしないかに気を配り、違和感を覚えたら速やかにオイル交換を行いましょう。

バイク用エンジンオイルを入れすぎたらどうなる?

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オイル交換の際にオイルの規定量を超え、入れすぎた場合はどうなるのでしょうか。
ここではオイルの入れすぎによって起こりえる影響や、対処方法について解説していきます。

エンジンオイルを入れすぎの影響や症状

エンジンオイルを入れすぎた場合、オイル漏れが起きる、クラッチ切れ不良が起こる、アイドリングが不安定になる、エンジンのフケ上がりが鈍くなるなど様々な症状が出ることがあります。

クラッチ切れ不良が起こる

エンジンオイルにはクラッチの摩擦を軽減する役割もあるため、オイルを入れすぎるとクラッチの抵抗も増え切れが悪くなります。

その他さまざまな故障の原因になる

クラッチ切れ不良以外にも、オイルの入れすぎによって次のような症状がでることがあります。
• オイル漏れが起きる
• 燃費の悪化
• アイドリングが不良になる
• エンジンオイルが燃えて白煙が出る
• エアークリーナーが汚れやすくなる
• ブローバイガスが出やすくなる
これらの症状が出ることもありますが、真っ先に出やすい症状がオイル漏れです。

入れすぎてしまった場合の対処法や対策法

オイルの量を規定量ピッタリにする必要はありませんが、明らかに入れすぎた場合は余分な量を抜くことが最善の方法です。
オイルを抜く方法には、上抜きする方法とした抜きする方法とがあります。

上抜きする手順

オイルを上抜きする手順は、
1. エンジンを暖機する
2. オイル注入口を空け、スポイトやオイルチェンジャーなどでオイルを抜く
3. オイル注入口を締め、少し時間を置いてからオイルゲージで量を確認する
となります。
スポイトなどを用意する必要がありますが、抜き取る量も調整しやすくおすすめの方法です。

下抜きする手順

オイル下抜きをする場合、基本的にはオイル交換の手順と同じです。
エンジンを軽く暖め、ドレンボルトを外してオイルを抜きますが、一気にオイルが出て今度は逆にオイルが足りないということにも。
ドレンボルトを外し、またすぐにつけるようにしないといけないので、手がオイルで汚れないようゴム手袋も必須です。
着実にオイルを抜きやすいのは、吸い上げる量の調整をしやすい上抜きとなります。

【4ストバイク用】バイク用エンジンオイルのおすすめ7選!

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バイク用エンジンオイルのおすすめを4スト用と2スト用に分けてご紹介します。
ぜひオイル選びのご参考にしてみてください。

1.おすすめ4スト用オイル「ホンダ純正・ウルトラ G1」

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ホンダ純正のウルトラ G1は、50cc~125ccの原付から小型車向けのオイルです。
粘度は10W-30と燃費性能にも優れ、ベースオイルは鉱物油なのでオイル代を安く済ませたい方向け。
ホンダのバイクに向けて作られた、ホンダユーザー必見のオイルです。ホンダ純正という安心感もあります。

2.おすすめ4スト用オイル「カストロール・POWER1」

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カストロールのPOWER1は、使っているユーザーも多い人気のオイルです。
加速性能に特化し、アクセルへの反応も良いのでスムーズにバイクを走らせたい方におすすめ。
ベースオイルは部分合成油で、通勤・通学からツーリングまで対応しています。

3.おすすめ4スト用オイル「ヤマハ純正・プレミアム シンセティック」

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価格と性能のバランスに優れたヤマハ純正オイルがヤマルーブ スポーツです。
部分合成油のMA2規格、排気量や車種を問わず使えるオイルで、通勤からツーリングまで幅広いバイクシーンに適合しています。

4.おすすめ4スト用オイル「ホンダ純正・ウルトラ E1」

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ホンダのウルトラ E1は、4ストのスクーター向けのスタンダード・オイルです。
鉱物油のMB規格ですが、スクーターに必要な性能をしっかり押さえており、オイル代を安く上げたい方におすすめ。ホンダ純正の安心感もあります。
E1はスクーター向けのオイルなので、MT(マニュアル)車への使用はトラブルの原因にもなります。MTにホンダ純正を選ぶなら、1.で紹介しているG1がおすすめ。

5.おすすめ4スト用オイル「Verity ベリティ MA 4ストローク専用エンジンオイル」

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・旧型車、大排気量車に対応。
・高粘度なので圧縮漏れを防ぎ旧車の大排気量4サイクルバイクに最適。
・夏場の渋滞時に厚い油膜保持がエンジンを保護。
・鉱物油なので旧型車でもオイル漏れが起き難い。

6.おすすめ4スト用オイル「カストロール・GO!」

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カストロールのGO!は、エンジンの洗浄性に優れたオイルです。
耐摩耗特殊添加剤や酸化安定性能により、常にエンジンをキレイな状態に保ってくれます。
通勤からロングツーリング、タンデム走行まで幅広いシーンに対応し、アクセルレスポンスのよい軽快なライディングをしたい方におすすめのオイルです。

7.おすすめ4スト用オイル「ヤマハ純正・ヤマルーブ RS4GP」

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ヤマハ純正のヤマルーブ RS4GPは、レースでのノウハウを生かして開発されたヤマハオイルの最高峰です。
バイクレースの最高峰MoTo GPで得た経験や知恵を元に、市販レベルにフィードバックされており、長時間高回転を使うことの多い激しいスポーツ走行にも余裕で応える高い性能を持っています。
高性能エンジン車のSSなどに適した、ハイパフォーマンスオイルです。

【2ストバイク用】エンジンオイルのおすすめ5選!

2ストにお乗りの方のオイル選びの参考になるよう、おすすめオイルを5つご紹介します。
中にはデザインが4スト用と似たオイルもあるので、購入の前には必ず2スト用オイルということをご確認の上、お買い求めください。

1.おすすめ2スト用オイル「ホンダ純正・ウルトラ S9 10W-40 1L」

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ホンダ純正・ウルトラ は、さらなる環境性能と高品質を追求。
滑らかにエンジンが回るのでスムーズな走りを求める方におすすめ。白煙の排出も抑えた、環境にも優しいホンダ純正オイルです。
600ccクラス超/400ccクラス/250ccクラス

2.おすすめ2スト用オイル「ヤマハ純正・ヤマルーブ ミニスクーター」

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摩擦低減剤(フリクション・モディファイヤー)を配合し、フリクションロスを低減。小排気量車の始動性やアイドル安定性、加速性能等に配慮した4ストロークミニスクーター専用オイル。
ご注意:4ストロークスクーター専用オイルです。それ以外の車両によってはクラッチ性能に影響しますのでご注意ください。

3.おすすめ2スト用オイル「モトレックス・クロスパワー」

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最新技術で開発された4ストオフロード車に最適。
レースなどの過酷条件でのオフロードユースに適したオイル。粘度変化が起こり難く、高温時の継続使用を可能にします。

4.おすすめ2スト用オイル「モトレックス・クロスパワー 2ストローク 1L」

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・オフロード車用に開発されたオイル。
・100%化学合成油でスロットルの開閉が激しいオフロード車用に開発されたオイルです。分離、混合併用可能。推奨混合比は100:1までを実現。

5.おすすめ2スト用オイル「カストロール・POWER1 2T」

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カストロール・POWER1 2Tは、加速性能に優れたオイルです。
低速から高速までスムーズな加速を得ることができ、どの回転域でも優れた静粛性を実現させてくれます。
街乗りから高速ツーリングまで、滑らかで力強い走行をサポートしてくれるオイルです。

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