【2021最新】小型はダサい?125ccアメリカンバイクの魅力とおすすめ新車・中古車11選

維持費の安さなどコスパが魅力の125ccアメリカンバイク
125ccのアメリカンは原付二種(第二種原動機付自転車)に該当するため、維持費が安く済みます。
バイクを保有していると毎月軽自動車税を支払う必要がありますが、400ccクラスの6,000円/年に対し、125ccクラスでは2,400円/年と、税金だけも年に3,600円の差額です。
加えて125ccクラスのアメリカンは車検も必要ないので、車検の必要な400ccクラスのバイクよりも車検に必要な費用分、維持費が安くなります。
保険が安い+車検不要
排気量が250ccを超えるバイクは、新車登録時は3年、以降は2年ごとに車検を受ける必要があります。
タイヤ交換なしの車検の場合、車検をバイク店などに依頼すると、400ccクラスで平均して5万~6万前後の車検費用が必要です。
125ccクラスのアメリカンは車検を受ける必要がないため、2年毎に発生する車検費用が全額カットになります。
また、自賠責保険や任意保険も上のクラスのバイクに比べ、安価です。
保険料もお得
自賠責保険量で比較すると、400ccクラスが24ヶ月の加入で12,200円、125ccクラスだと9,950円と2年で2,250円の差額です。
任意保険も加入する保険によって費用が変わりますが、400ccクラスよりも安価で、さらに自分や家族が自動車に乗っていて任意保険に加入している場合は、ファミリーバイク特約にも加入できます。
ファミリーバイク特約とは、自動車の任意保険に付けられる特約(オプションのようなもの)で、排気量が125cc以下のバイクが加入可能です。
125ccクラスのアメリカンは実際の排気量が124ccや123ccなど125ccに満たないので、加入条件に該当します。
125ccのアメリカン単体で任意保険に加入するよりも遥かに安く加入でき、家族が車に乗っている場合(世帯を同じくしている場合)でも加入できる点が、ファミリーバイク特約の大きなメリットと言えるでしょう。
自動車に乗っていれば任意保険料が安くつくのも、125ccの維持費の安さにつながります。
取り回しが楽
125ccクラスのアメリカンは、ボディサイズがクラス上と同じくらいの堂々たる車格のモデルも多いですが、車重が軽量なモデルも多いので取り回しが楽です。
ネイキッドやカウル付きのスポーツバイクと比べシート位置も低いので、女性など小柄な方でも足つき性が良くなっています。
停車毎の足つきにドキドキする、などといった不安も少ないでしょう。
2人乗りもできる
排気量が51cc以上のバイクは2人乗りが認められているため、125ccのアメリカンも2人乗りができます。
しかし、免許を取得して1年未満の方は2人乗りが禁止になっているので、免許を取得して間もないビギナーの方は注意が必要です。
また、後席(タンデム)の人が足を乗せるステップと、手でつかめるベルトかグラブバーがバイクに付いていることも、2人乗りができる条件になっています。
子供を乗せる場合もステップに足が届き、ベルトかグラブバーを掴むことができるなら可能です。
タンデム用のステップやベルトかグラブバーが付いていない車両は、たとえ125ccクラスであっても2人乗りはできません。
125ccのアメリカンはダサい?
出典元:https://leonartmotors.jp/heritage-125/
125ccのアメリカンは排気量が控えめからか、ダサいと思っている方もいらっしゃるかもしれませんが、決してダサくはありません。
維持費も安く済みますし、取り回しもしやすいので、街中でも肩肘張ることなくスマートに乗りやすいバイクです。
排気量が大きいほうが偉い、と思っている勢力もあるかもしれませんが、人それぞれ生活スタイルや感性が違うのでバイクを選ぶ基準も異なります。
大型バイクでは持て余しすぎて、無用の長物となってしまうという方もいますので、一概に大排気量が偉いとは言えません。
生活に合わせた排気量を選ぶ
人それぞれバイクに乗る環境や目的が違いますし、小型車には小型車の優れている点が、大型車には大型車の優れている点があります。
125ccは通勤からちょっとした買い物、街中をぶらぶらしたりと、気を張らずに好きな時に好きなだけのれる手軽さがありますが、大型バイクには125ccに比べると手軽に乗るというわけにはいきません。
その一方で、長距離・長期間ツーリングとなると、エンジンパワーにゆとりがあり、走行時の安定感も高い大型バイクのほうが疲労も少なく向いているでしょう。
自分がバイクに乗る目的や、生活スタイルに合わせてバイクに乗るのが後悔も少ないでしょうから、自分は125ccがちょうどという方は周りの意見などに左右されず、堂々と楽しんでください。
女性にも人気のアメリカン
アメリカンは堂々たる体格のモデルでも、シート高がネイキッドやスポーツバイクなどに比べると低めです。
そのため、取り回しがしやすく女性でも乗りやすい上、硬派なイメージから女性にも人気があります。
125ccのアメリカンは、上の400ccやそれ以上のクラスのバイクに並べるほどの堂々とした車体のモデルも多いですが、サイズの割には扱いやすいので初めてバイクに乗る方にもおすすめです。
一般的なアメリカンより小さいだけで決してダサくはない
125ccは同じアメリカンで比べると、上の排気量クラスのアメリカンバイクと並ぶとどうしても迫力では及びませんが、コンパクトな分取り回しがしやすく気楽に乗れます。
ネイキッドやスポーツバイクとなら上の排気量クラスのバイクと並ぶと、「本当に125cc?」と尋ねたくなるようなサイズが大きいモデルも多いので、貧弱なイメージはありません。
一般的なアメリカンと比べると小さいだけで、決してダサくはないのが125ccクラスのアメリカンです。
125ccのアメリカンは、上のクラスのバイクなみの大きな車体をしているモデルも多く、ナンバープレートを見て「これで125cc!?」といった意外性を与えることも出てくるでしょう。
125ccのアメリカンバイクおすすめ11選
125ccのアメリカンバイクのおすすめ11車種のご紹介です。
もともと125ccクラスのアメリカンは車種が少なく、日本未発表のモデルもあるので、中古車で探す際もほとんどタマ数がないモデルもあります。
2021年6月現在、日本国産で新車販売されているアメリカンバイクはありません。
国産を求める際は必然的に中古車になってしまいますが、スペインのメーカーであるLEONART(レオンアート)は新車で買えます。
レオンアートは2004年に設立されたメーカーで、一般的にはまだ馴染みが少ないかもしれませんが、125ccながらハーレーなみの堂々たる体格や、シンプルでありながら個性的なデザインから人気も高いです。
新車の125ccアメリカンに乗りたい方、人とは違うアメリカンに乗りたい方はぜひ一度チェックしてみてください。
125cc ホンダ シャドウ125
出典元:https://kakaku.com/bike/item/76103110618/
ホンダ・シャドウ125は、ヨーロッパで販売されているモデルで、日本国内で正規ディーラーでの販売は行われませんでした。
国内のシャドウの125cc版で、専用設計のV型2気筒が搭載されています。
クラストップクラスのエンジン出力15psを発揮し、兄貴分のシャドウのスタイルを継承し、引けを取らないような堂々とした体格の125ccアメリカンです。
ヨーロッパ専売モデルなので、日本の中古車市場のタマ数はかなり少なめになっています。
- エンジン型式:V型2気筒
- 車重:145kg
- エンジントルク:11N・m
- エンジン出力:15ps
- 価格(中古車):25万~48万円
125cc ヤマハ XV125ビラーゴ
出典元:https://www.bikebros.co.jp/catalog/2/87_1/community/
ヤマハ・XV125ビラーゴは、ホンダのシャドウ125同様にヨーロッパで専売モデルとして販売され、日本国内未発表です。
250ccのビラーゴの弟分として共通のボディーが使用され、エンジンだけを125ccに載せ替えたモデルになっています。
V型2気筒エンジンを搭載し、最高出力は11.4psとこのクラスのアメリカンにしてはまずまずのパワーです。
日本未発表モデルなので、中古車でもタマ数が少なく入手が困難な面があります。
- エンジン型式:V型2気筒
- 車重:139kg
- エンジントルク:9.1N・m
- エンジン出力:11.4ps
- 価格(中古車):23万~45万円
125cc スズキ マローダー 125
出典元:https://www.bikebros.co.jp/catalog/3/129_1/
スズキ・マローダー 125は、1998年から2000年頃まで国内で販売されました。
車体は兄貴分のマローダー250とほぼ共通のため、大柄なボディーサイズです。
空冷短気筒エンジンを採用していますが、販売当初はそれほど人気が高くなく、早々に販売停止になったのでタマ数が少ない傾向にあります。
国内での販売は芳しくなかった一方、普通自動車免許で乗れる125ccの人気が高い影響もあり、スペインでは2013年まで販売が継続されていました。
- エンジン型式:単気筒
- 車重:137kg
- エンジントルク:9.8N・m
- エンジン出力:12ps
- 価格(中古車):25万前後
125cc スズキ GZ 125HS
出典元:https://www.bikebros.co.jp/catalog/3/33_1/community/
スズキ・GZ 125HSは、一見マローダー125と見間違うほど似ていますが、GN125の流れを組む中国製の125ccアメリカンです。
中国のスズキで生産されていたため、日本国産のバイクに比べるとややアラが見えたりと完成度に差がありますが、比較的安く手に入ります。
走行時にやや重さを感じますが、柔らかめのシートでゆったり走りたい方に向いているバイクです。
まだ比較的車体の状態が良いモデルも残っていますが、中国製ということもあり部品類の入手が困難になっています。
- エンジン型式:単気筒
- 車重:140kg
- エンジントルク:10.29N・m
- エンジン出力:12.5ps
125cc カワサキ エリミネーター125
出典元:https://www.bikebros.co.jp/catalog/4/77_1/
カワサキのエリミネーター125は、兄貴分の250や400と並んで人気の高いドラッガースタイルのアメリカンです。
680mmと低めのシートポジションに、手前まで伸びたハンドルで自然でリラックスした乗車姿勢で乗れます。
1997年に発売開始された初期型で13psを発生していたエンジン出力が、2003年モデルからは排ガス規制の影響もあり、7.3psにまで落とされてしまいました。
2007年モデルを最後に販売終了となりましたが、よりハイパワーなエリミネーター125を探している方は、馬力が規制される2003年より前のモデルを探すと良いでしょう。
- エンジン型式:単気筒
- 車重:132kg
- エンジントルク:7.9N・m
- エンジン出力:7.3ps
- 価格(中古車):12万~40万
125cc ヤマハ ドラッグスター125
出典元:https://www.bikeboy.jp/yamaha/6224/
ヤマハ・ドラッグスター125は、ビラーゴの後継モデルとして発売開始したドラッグスター250に、125ccエンジンを搭載したモデルです。
ドラッグスター250とほぼ共通の車体ですが、海外向けだったため日本国内では正規ディーラーより販売されませんでした。
Vツインエンジン(V型2気筒エンジン)を搭載し、単気筒を搭載しているモデルが多い125ccクラスの中で希少な存在もあります。
海外販売車ということで元々タマ数が少ない上に人気もあるため、国内の中古車市場での価格は高めです。
- エンジン型式:V型2気筒
- 車重:156kg
- エンジントルク:9.4N・m
- エンジン出力:13ps
- 価格(中古車):30万~50万前後
125cc レオンアート パイルダー125
出典元:https://leonartmotors.jp/pilder-125/
レオンアート(LEONART)のパイルダー125は、同社の125ccアメリカンのフラッグシップモデルです。
レオンアートは2004年に設立された比較的新しいスペインのメーカーで、日本ではあまり馴染みがないかもしれませんが、シンプルながら洗練された硬派なデザインのモデルが多く人気があります。
パイルダー125は並列2気筒を搭載し、トルクを感じるエンジンと素直なハンドリング特性を持ったクルーザーです。
ガソリンタンクがやや長く、ハンドルが低めになっているため独特なポジションになっています。
- エンジン型式:並列2気筒
- 車重:180kg
- エンジン出力:15ps
- 価格:638,000円
125cc レオンアート+デイトナ125
出典元:https://leonartmotors.jp/daytona-125/
レオンアートのデイトナ125は2020年より日本で正式販売開始となった、クルーザータイプのアメリカンです。
シンプルなデザインながら、全長が2,325 mm、ホイールベースは1,660 mmと、大型クラスのアメリカンにも匹敵する堂々とした大柄な車体サイズになっています。
倒立式フロントフォークが採用され、フロントにはダブルディスク、リアにもディスクが装着された見た目にも豪華な仕様です。
新世代の並列2気筒エンジンを搭載し、Euro4規制にも適合しています。
- エンジン型式:並列2気筒
- 車重:180kg
- エンジントルク:8.4N・m
- エンジン出力:9ps
- 価格:528,000円
125cc レオンアート ヘリテージ125
出典元:https://leonartmotors.jp/heritage-125/
レオンアートのヘリテージ125は、コンパクトで普段乗りでも取り回しがしやすい軽量なモデルです。
リアにダブルショックアブソーバーや、両サイドにエキゾーストパイプが装着されるなど、本格的な外観になっています。
ボディーカラーにマットブラックとマットシルバーの2色が用意され、タンクの色とサイドカバーなど他の部分がコントラストとなっており、高級感あるデザインです。
- エンジン型式:並列2気筒
- 車重:150kg
- エンジントルク:8.4N・m
- エンジン出力:9ps
- 価格:418,000円
125cc クリーブランド・ヘイスト125
出典元:https://www.bikebros.co.jp/vb/fifty/fguide/fbg-81/
クリーブランド・ヘイスト125は、アメリカのオハイオ州に拠点のある「クリーブランドサイクルワークス」から、2012年に200台限定で販売されていた125ccアメリカンです。
世間の流行などに左右されず、本当に自分たちが乗りたいバイクをデザインして誕生しました。
兄貴分のヘイスト250と共通のボディを持つ、無駄なものを省いたようなシンプルで特徴のあるデザインです。
ヘイスト125は250との違いはエンジンのみなので、250用のカスタムパーツをそのまま装着できます。
- エンジン型式:単気筒
- 車重:125kg
- 価格(新車価格):298,000円
125cc ヒョースンGV125
出典元:https://www.saku-corp.jp/hyosung/lineup/gv125c.html
ヒョースン・GV125は、韓国のバイクメーカー・HYOSUNG(ヒョースン)が販売する125ccクラスのアメリカンです。
250ccクラスの車体が使われ、堂々とした大柄な車体で、メッキパーツが要所要所に用いられクラシカルな外観に仕上がっています。
シート高が抑えられ、車体のサイドまで伸びたゆったり座れる鞍型シートです。
V型2気筒エンジンが搭載され、トルクを感じながら力強い走りが楽しめるアメリカンになっています。
- エンジン型式:V型2気筒
- 車重:157kg
- エンジントルク:9.72N・m
- エンジン出力:13.4ps
- 価格(新車):298,290円
まとめ
125ccのアメリカンは、クラス上の車体サイズを持つ堂々としたモデルも多いです。
国産メーカーであっても、普通自動車免許で125ccが乗れる欧州に向けて販売されていたモデルがほとんどで、中古車市場ではほとんど球数が無い希少性の高いアメリカンも多くあります。
2021年6月現在、日本国内で新車で125ccのアメリカンを販売しているメーカーはありませんが、新車で探している場合はスペインのレオンアートを一度チェックしてみてください。
2020年より日本で正式販売が開始され、まだまだ知名度も高くないので人と違うバイクに乗りたい方にもおすすめです。
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