【2021最新】400ccネイキッドバイクおすすめ7選!初心者や女性でも乗りやすい

ネイキッドバイクとは?
出典元:https://unsplash.com/photos/EoNONBjQxtM
バイクのジャンルにネイキッドというものがあります。
ネイキッドバイクのネイキッドは、「裸の」という意味の英単語(Naked)からです。
エンジンがむき出しになっているので、まるで裸のようなスタイルをしていることからそう呼ばれています。
カウルが付いていないネイキッド
ネイキッドバイクは、カウル(フェアリング)が付いていません。
フロントからサイドまでカウルの付いた、レーサーレプリカなどのスポーツバイクとは対照的なスタイルをしています。
モデルによっては小さなウインドスクリーンが装着されたものもありますが、基本的にカウル類はついていなので、より風を感じながら走れるバイクです。
また、カウルが付いていると夏場など気温が高い日は、エンジンの熱気がこもりやすくなりますが、エンジンがむき出しのネイキッドはカウル付きのバイクほど熱がこもりません。
放熱性に優れているのも、ネイキッドバイクの特色と言えるでしょう。
アップハンドルで乗りやすい
バイク免許を取得する際の教習所の教習車として、ネイキッドバイクが使われていることも多いです。
アップハンドルで自然なライディングポジションとなるので、誰でも乗りやすいことが選ばれている理由の一つでしょう。
乗車ポジションが自然で長時間乗っていても疲れにくいので、ツーリングにも向いています。
ハンドル位置が高いことで、バイクを降りて押す際もそれほど負担を感じません。
400ccネイキッドバイクのメリット
出典元:https://www.honda.co.jp/CB400SF/powerunit/
400ccネイキッドバイクのメリットとは、どのような点なのでしょうか。
これから400ccネイキッドの購入を検討されている方や、バイクに乗ってみようと思われている方は、ぜひバイク選びの際の参考にしてみてください。
大型バイクに負けないくらいのパワーがある
400ccのネイキッドバイクには、レプリカなどのレーサータイプのモデルに匹敵するようなスポーツ性の高いモデルもあり、中には大型クラスにも負けないくらいのパワーがあるモデルもあります。
大型バイクよりも普段乗りとしても気軽に乗れ、十分なパワーもあるのが400ccネイキッドのメリットです。
より気軽にパワーを楽しめるクラスとも言えます。
車検があるので整備不足にならない
400ccクラスのバイクには車検があるので、車検毎に指定されたバイクの状態が保てていなければ車検に合格しません。
そのため400ccネイキッドは、250ccなどの車検のないバイクに比べると整備が行き届いていないという状態に陥りにくいです。
新車購入時は3年、以降は2年毎に車検があるので、整備不足にならないのもメリットと言えます。
小さすぎず大きすぎない車体サイズ
車体サイズが大きすぎず、小さすぎない程よいサイズとなっているのも400ccネイキッドバイクのメリットです。
小さいと取り回しがしやすくなる反面、乗車時は窮屈になります。
逆に車体サイズが大きいと取り回しが難しくなりますが、400ccネイキッドバイクはほどよいサイズで、日本の道路事情にも最適です。
走行時は窮屈な感じがなく、取り回しもそこそこしやすくなっています。
初心者や女性でも安心して乗れる取り回しやすさ
400ccネイキッドバイクは、ハンドルがバーハンドルで高い位置にあります。
そのため、バイクを降りて押す際も取り回しがしやすいです。
ハンドル位置が高いと、車重が多少あってもストレスなく押すことができます。
初心者や女性であっても乗りやすく、走行時や降りて押す際にも取り回しがしやすいのが400ccネイキッドバイクです。
大型バイクに比べ安く購入できる
400ccネイキッドバイクは、販売価格が大型バイクよりも安くなっています。
中には、大型バイクのようなパワーを持っているモデルもありますし、大型バイクよりも安く手にれることができるので、コストパフォーマンスが高いと言えるでしょう。
400ccに乗ってみて、それでも満足いかないのなら大型クラスに挑戦してみるのも良いですが、日本の道路事情に適しているクラスです。
自分に合っていると思ったら、そのまま乗り続けても不便を感じることはほぼないでしょう。
大型バイクよりも安く買える点も、400ccネイキッドバイクのメリットです。
400ccネイキッドバイクのデメリット
出典元:https://unsplash.com/photos/ndBDatncNbA
400ccネイキッドバイクのメリットを見た所で、続いてはデメリットも見ていきましょう。
維持費がかかる
400ccのネイキッドは、同じ中型クラスの250ccと比べると維持費がかかります。
250ccクラスでは必要のない車検が必要なためです。
車検は新車購入時で3年、以降は2年毎に受ける必要があり、車検費用がそのまま維持費に加算されます。
250ccクラスと比べると、車検分の維持費が必要となるのもデメリットです。
長いツーリングにはあまり向いていない
400ccネイキッドバイクは、長距離や長期間のツーリングにはあまり向いていません。
車体も小さいわけではなく比較的ゆったり乗れますが、エンジントルクなどはどうしても大型車と比べると見劣りがします。
トルクが少ない分、よりアクセルの調節をしながら走ることになるので、長距離を走れば走るほど大型車よりも疲労感が増すでしょう。
また、車体が大きい大型は荷物もより多く積みやすいですが、中型車の400ccネイキッドは大型バイクほど荷物を積めません。
荷物の量が限られるので、特に荷物の増えるキャンプを兼ねたツーリングでは、大型バイクほど長期間行くのには向いてはいないです。
長距離や長期間のツーリングにはあまり向かないのも、大型バイクに比べた際の400ccネイキッドバイクのデメリットと言えるでしょう。
大型バイクほど車種の選択肢がない
2021年現在、各バイクメーカーのラインアップの中心が大型バイクになっています。
中でも400ccネイキッドバイクはほとんどラインアップに入っていないため、新車購入時における選択肢の幅が狭いです。
中古市場も、バイクニーズの高い大型車が中心となっているため、新車・中古車問わず大型バイクほど車種の選択肢がありません。大型バイクほど車種の選択肢がないのも、400ccネイキッドバイクのデメリットと言えるでしょう。
おすすめの400ccネイキッドバイク7選
こちらでは、おすすめの400ccネイキッドバイクを7車種ご紹介します。
2021年7月現在、各バイクメーカーのラインアップにはほとんど400ccネイキッドバイクが残っていません。
しかし、過去には各時代の名車と呼ばれたモデルが数多くありますので、今回は新車で買えるモデルに加えすでに販売終了となっているモデルをご紹介していきます。
中古車ではまだまだ買えるモデルも多いので、気になった方はぜひチェックしてみてください。
1.ホンダ CB400SF
出典元:https://www.honda.co.jp/CB400SF/type/
ホンダのCB400SF(スーパーフォア)は中型免許の教習車としても多く使われているモデルです。
初代が登場したのが1992年で、2021年現在では販売開始から90年近くにもなるロングセールになっています。
2017年モデルよりヘッドライトがLED化、2019年モデルではABSが標準装備され、時代のニーズを反映してより安全性が高められました。
搭載される水冷直列4気筒エンジンからは最高出力56psが発生し、街乗りから高速、ツーリングまでストレスなく快適な走行が楽しめるスペックです。
フロントにハーフカウルを付けた「CB400スーパーボルドール」もラインアップにあります。
- エンジン型式:水冷直列4気筒
- 最大出力:56ps
- 最大トルク:39N・m
- 車重:201kg
- 新車販売価格:884,400円~928,400円
2. カワサキ ゼファー400
出典元:https://www.bikebros.co.jp/catalog/4/80_1/
カワサキのゼファー400は、日本のネイキッドバイクの始祖とも言われるモデルです。
1989年に登場し、当時はレーサーレプリカブームで、日本各地のワインディングロードに走り屋と呼ばれるローリング族が日夜走行しているような時代背景でした。
高い馬力のスポーツバイクが支持される中、時代に逆らうようにレーサーレプリカのようなカウルを身に付けず、パワーでも劣るゼファーが登場しました。
当時は時代のニーズを汲み取っていないということから売れないと言われていましたが、蓋を開けてみるとレーサーレプリカに辟易している層を中心に大ヒットとなり、ネイキッドという新しいジャンルを確立するまでに至ったのです。
「ゼファー(ZEPHYR)」という車名の由来は、ギリシア神話に登場する西風の神で、まさに日本のバイクシーンにネイキッドという新しい風を作り出す形となりました。
そんなネイキッドの始祖とも言われるのがゼファー400です。
- エンジン型式:空冷直列4気筒
- 最大出力:46ps
- 最大トルク:30.4N・m
- 車重:202kg
- 中古市場価格:45万~180万前後
3.ヤマハ XJR400R
出典元:https://www.bikebros.co.jp/catalog/2/82_4/
ヤマハのXJR400Rは、1993年に発売されたXJR400の上位グレードとして、1995年に販売開始されました。
搭載される、最高出力53psの空冷直列4気筒エンジンはXJR400と共通ですが、XJR400Rはブレンボ製のキャリパーや、オーリンズ製のリアサスペンションが装着されるなど、パーツが上位グレードになっています。
XJR400Rには他にも、1996年に販売開始されたXJR400RⅡがあり、フロントにビキニカウルが装着され角目のヘッドライトとなったXJR400Rの派生モデルです。
1998年ノマイナーチェンジからは燃料タンクが20Lにアップされ、2001年にはリアホイールやキャブレターが一新されるなど、細かな仕様変更が行われていましたが、2007年モデルを最後に生産終了となりました。
- エンジン型式:空冷直列4気筒
- 最大出力:53ps
- 最大トルク:33N・m
- 車重:177kg
- 中古市場価格:35万~85万前後
4.ヤマハ SR400
出典元:https://www.yamaha-motor.co.jp/mc/lineup/sr400/color.html
ヤマハのSR400は、1978年に販売が開始され、途中で排ガス規制による一時生産停止があったものの、40年以上もの歴史があるロングセラーモデルです。
クラシカルな外観にシンプルな空冷単気筒エンジンが搭載され、低・中回転域での力強いトルク感が楽しめます。
エンジン始動にはセルモーターが主流ですが、SR400はデコンプ機構なのでキックスタートです。
2021年にはモデル最後となる「ファイナルエディション」と1,000台限定の「ファイナルリミテッド」が販売され、歴史に幕を閉じる形となっています。
SR400は生産台数も多く、中古車市場でもタマ数が多いのも特徴です。
車体の程度の差も幅広く、自分で直して乗ることに喜びを感じる方から新車のような状態の中古車が欲しい方まで、幅広いニーズを満たせる魅力があります。
- エンジン型式:空冷単気筒
- 最大出力:24ps
- 最大トルク:28N・m
- 車重:175kg
- 新車販売価格:605,000円
5.スズキ GSR400
出典元:https://www.bikebros.co.jp/catalog/3/27_2/
スズキのGSR400は、2006年より2014年まで販売されていたネイキッドバイクです。
海外向けに販売されていたGSR600と車体がほとんど共通で、400ccクラス向けにエンジンが搭載されています。
2007年モデルにはABSを標準装備、2009年にはメーター前にバイザーも装着されました。
水冷直列4気筒はクラスで最高レベルの61psを誇りますが、どちらかといえば低・中速域に主力を置いた街中で乗りやすいモデルに仕上がっています。
- エンジン型式:水冷直列4気筒
- 最大出力:61ps
- 最大トルク:39N・m
- 車重:215kg
- 中古市場価格:33万~65万前後
6.KTM 390 DUKE
出典元:https://www.ktm.com/ja-jp/models/naked-bike/ktm-390-duke-2021.html
KTMの390 DUKE(デューク)は、オーストリアに拠点を置くKTMが販売するネイキッドモデルです。
もともとオフロードのバイクがレースシーンなどで活躍していたこともあり、オフロードモデルが充実しているメーカーですが、近年にはオンロードにも力を入れラインアップを増やしています。
390 DUKEの特徴は153kgという軽量な車体に、44psを発生する水冷単気筒エンジンの組み合わせで取り回しがとても軽快な点です。
別名「コーナーリングロケット」と呼ばれるほど、素直でシャープなスポーツ性能が楽しめるネイキッドモデルになっています。
- エンジン型式:水冷単気筒
- 最大出力:44ps
- 最大トルク:37N・m
- 車重:153kg
- 新車販売価格:699,000円
7.スズキ Gradius400
出典元:https://www.bikebros.co.jp/catalog/3/146_2/
スズキのGradius400(グラディウス)は、SV400の後を引き継ぐ形で、2009年より2015年まで販売されていた400ccネイキッドバイクです。
海外に販売されていたグラディウス650の車体をそのままに、エンジンだけ400ccクラスに合わせたモデルになっています。
朱塗りのフレームが特徴的で、樹脂製のタンクカバーやサイドカバーによって一体感のあるデザインです。
搭載されるエンジンは水冷V型2気筒で55psを発生し、低・中速が扱いやすいので特に街乗りがしやすくなっています。
- エンジン型式:水冷V型2気筒
- 最大出力:55ps
- 最大トルク:41N・m
- 車重:260kg
- 中古市場価格:65万~85万前後
最速の400ccネイキッドバイクは?
出典元:https://www.yamaha-motor.co.jp/mc/lineup/sr400/feature.html
400ccネイキッドバイクの中で最速なのはどの車種なのでしょうか。
加速力で言うと馬力の大きい方がより加速力を生み出すので、クラスで最高レベルの61psを誇るスズキのGSR400辺りが最速クラスとなるでしょう。
ただし、どのバイクも馬力規制や排ガス規制など、ルールの中で最大限の能力を発揮できるように作られているので、似たような馬力の車種で競争を行っても、それほど差が生まれることはありません。
加速力を上げようとすると最高速が鈍り、最高速を伸ばそうとすると加速が鈍る傾向にありますが、加速が速いバイクは乗っていて感覚的に速く感じます。
CB400SFは回転数に応じてバルブが制御されているので、アクセルを開けるとバルブも開放され加速が増していく仕組み(Hyper VTEC Revo)です。
CB400SFの馬力は56psGSX400より劣りますが、スムーズな加速が得られるような仕組みで、速さを体感できるネイキッドになっています。
まとめ
出典元:https://www.honda.co.jp/CB400SF/chassis/
400ccのネイキッドバイクは、日本の道路事情にも適したちょうど良いサイズです。
荷物の積載量やエンジンパワーは大型バイクに譲りますが、大型バイクほど気を張って乗る必要がありませんし、日常での足からツーリングまで幅広く乗れます。
そんな400ccネイキッドバイクでおすすめを7車種ご紹介してきました。
2021年7月現在、各バイクメーカーのラインアップの中心は大型バイクとなっているため、新車で販売されているモデルがほとんどない状態ですが、過去には名車と言われた400ccネイキッドバイクが数多く存在します。
中古車ならまだそれらのバイクを購入することができますので、ぜひバイク選びの参考にしてみてください。
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