ストリートファイターバイクとは?おすすめ車種24選と、ルーツ・市販車のカスタム方法まで解説!

ストリートファイター(ストファイ)バイクとは?
出典元:https://unsplash.com/photos/Uei332d54yk
バイクのジャンルにストリートファイターというものがありますが、ご存知でしょうか。
ストリートファイターと聞くと某格闘ゲームを想像する方も少なくないかもしれません。
バイクのストリートファイターは、レーサーレプリカなどカウル付きのスポーツバイクからカウルを取り外しネイキッド化したバイクのことで、「ストファイ」の略語でも親しまれています。
もともとは、運動性能の高いバイクからカウルを取り外した改造バイクを指して一部で呼ばれていましたが、近年ではストリートファイターとしてジャンルを確立し、世間で認知されるほどになりました。
まだ一般の認知度がスーパースポーツやネイキッドほど高くはないかもしれませんが、専用のワンメイクレースが開催されるなど市民権を獲得しています。
ストリートファイターは、一部の方がフルカウルのスポーツバイクをネイキッド化したことが始まりでしたが、現在ではメーカーも新車として販売するに至るほどです。
代表的な車種に、ヤマハのMT-03やスズキのGSX-S1000、カワサキのZ1000などがあります。
ストリートファイターバイクのルーツ
ストリートファイターバイクのルーツは、カフェレーサーがその源流と言われています。
カフェレーサーとは、1960年代にイギリスのロッカーズ達によって生み出された、公道をより速くかっこよく走るためにカスタムされたバイクのことです。
公道をより速く走るために、ネイキッドバイクをベースにセパハンを装着して前傾姿勢にしたり、ビキニカウルを装着して風防効果を高めたりするなど速さを追求してカスタムされていました。
また、カフェレーサーのカフェは喫茶のCAFEを意味しています。
行きつけのカフェにロッカーズが集まり、お気に入りの曲をジュークボックスで鳴らして、曲が終わるまでにお決まりのコースを走って戻ってくるという遊びをしていたことからカフェレーサーと呼ばれるようになりました。
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ストリートファイターの原型も、そんなカフェレーサーの流れを組んでいると言われています。
カフェレーサーとストリートファイターを並べてみると一見あまり違わない気もしますが、カフェレーサーはクラシックな外観。ストリートファイターは現代的で攻撃的な外観になっているのが特徴です。
ストリートファイターとカフェレーサーの違い
ストリートファイター(ストファイ)は「カフェレーサーから派生した現代版カフェレーサー」と表現されることもあります。
このことから、バイクに詳しく無い方が見るとストファイとカフェレーサーは同じジャンルに映るでしょう。
両車の違いはモダン風、クラシック風の他にハンドルの位置が高いのがストファイ、セパハンで低い位置にあるのがカフェレーサーです、
リアサスペンションも、基本的に1本のみのストファイ、左右に2本付いているのがカフェレーサーと言われています。
よりストファイが分かるよう、次からは具体的にストファイのモデルを見ていきましょう。
おすすめの250ccストリートファイター7選
おすすめのストリートファイターバイクをご紹介していきます。
まずは中型免許で乗れる250ccクラスから排気量クラスごとにご紹介していきますので、気になるモデルを見つけてチェックしてみてください。
1.【250ccクラス】ヤマハ MT-25
出典元:https://www.yamaha-motor.co.jp/mc/lineup/mt-25/color.html
ヤマハのMT-25は、フルカウル・スポーツバイクのYZF-R25をベースにしたストリートファイターです。
搭載される水冷直列2気筒は、低中速域から扱いやすいので街乗りもしやすく、通勤・通学など普段乗りにも向いています。
中高速域の出力も滑らかで、素直なハンドリングと相まって、街乗りからスポーツ走行も気軽に楽しめるモデルです。
- エンジン型式:水冷直列2気筒
- 最大出力:35ps
- 最大トルク:23N・m
- 車重:169kg
- 新車販売価格:621,500円
2.【250ccクラス】スズキ GSR250
出典元:https://www.bikebros.co.jp/catalog/3/27_7/
スズキ・GSR250は2012年7月に発売開始された、B-KING(ハヤブサのネイキッド・バージョン)のデザインを引き継いだモデルです。
低中速域の扱いやすさに主眼を置き、重心の低さもあって取り回しがしやすいバイクに仕上がっています。
より軽快で高い動力性能を持つ他社の同クラス同ジャンルのモデルとは違ったコンセプトでしたが、2017年モデルを最後に生産終了となりました。
- エンジン型式:水冷並列2気筒
- 最大出力:24ps
- 最大トルク:22N・m
- 車重:183kg
- 中古市場価格:12万~48万円
3.【250ccクラス】カワサキ Z250
出典元:https://www.kawasaki-motors.com/mc/lineup/z250/
カワサキ・Z250は、Momja250と基本性能が同じのストリートファイターモデルです。
37psを発生する水冷並列2気筒にデュアルスロットルバルブ採用で、全域に渡ってアクセルに素直に反応するスポーティな乗り味になっています。
スリムで軽量な車体なので女性でも乗りやすく、スポーツ走行を楽しむ際にも、取り回す際にも扱いやすいモデルです。
エンジンの出す振動を抑えるバランサーシャフトが採用され、出力特性のよさと快適性を両立させています。
- エンジン型式:水冷並列2気筒
- 最大出力:37ps
- 最大トルク:23N・m
- 車重:164kg
- 新車販売価格:610,500円
4.【250ccクラス】ホンダ CB250R
出典元:https://www.honda.co.jp/CB250R/type/
クラシックな印象の強いホンダのCB250Rですが、先進の技術が盛り込まれており新旧が融合するネオクラシカルなバイクと言えるでしょう。
単気筒エンジンでスムーズにトルクが出力されやすく、どの回転域からもアクセルに対して素直に反応してくれます。
引っ張ってくれるようなトルクのエンジンに車重が144kgと軽量なことも加わって、軽快な走行が楽しめるモデルです。
- エンジン型式:水冷4ストローク単気筒
- 最大出力:27ps
- 最大トルク:23N・m
- 車重:144kg
- 新車販売価格:564,300円
5.【250ccクラス】カワサキ Z250SL
出典元:https://www.bikebros.co.jp/catalog/4/73_53/
カワサキ・Z250SLは、単気筒エンジンを搭載したストリートファイターモデルです。
ライムグリーンに塗られたフレームは、同社の大型モデルH2などにも通じるデザインで、見る人の印象に残るでしょう。
エンジンが単気筒で車両重量も抑えることができ、単気筒ならではの振動を楽しみながらスムーズな走りが楽しめます。
Z250SLは2016年に発売開始されましたが、翌年の2017年に生産中止となりました。
走る姿をなかなか見かけることもなく、販売期間も短かった影響で希少性の高いので、人と同じモデルに乗りたくない方におすすめのモデルでもあります。
- エンジン型式:水冷単気筒
- 最大出力:29ps
- 最大トルク:22N・m
- 車重:148kg
- 中古市場価格:28万~42万前後
6.【250ccクラス】ホンダ CB250F
出典元:https://www.honda.co.jp/CB250F/
ホンダ・CB250Fは、CBR250Rからカウルを取り外し、バーハンドルを装着したバイクで、気軽に街乗りから高速走行までできるバイクとして開発されました。
水冷単気筒を搭載し、低速域から高速域までストレスなく周る扱いやすさもポイントで、加えて燃費も良いです。
CB250Fの販売は2014年に始まりましたが、排ガス規制の面から2017年モデルを最後にカタログから消えました。
引き締まった印象のフロントマスクが特徴的で、車重も比較的軽いので女性も取り回しがしやすい1台です。
- エンジン型式:水冷単気筒
- 最大出力:29ps
- 最大トルク:23N・m
- 車重:161kg
- 中古市場価格:
7.【250ccクラス】KTM 250デューク
出典元:https://www.ktm.com/ja-jp/models/naked-bike/ktm-250-duke-2021.html
250デューク(DUKE)は、オーストリアに拠点を持つKTMによって生産・販売されているバイクです。
KTMはもともとオフロードバイクで世界的な高評価を得ており、ハイパワーで軽量なのがオンロードの全モデルに共通する特徴になっています。
250デュークは2015年より販売が開始され、先に販売されて大ヒットしていた125デュークの兄弟車種として高い注目を集めていました。
軽量でパワフルなスポーティさの強い乗り味で、シャープさとオレンジを基調としたデザイン性は、一目でKTMと分かる欧州らしいバイクです。
- エンジン型式:水冷単気筒
- 最大出力:30ps
- 最大トルク:24N・m
- 車重:147kg
- 新車販売価格:639,000円
おすすめの400ccストリートファイター7選
続いては、400ccクラスのおすすめストリートファイターモデルをご紹介します。
250ccを超え400ccまでの排気量区分です。
1.【250超~400cc】ホンダ CB400F
出典元:https://www.bikebros.co.jp/catalog/1/7_49/
ホンダ・CB400Fは、CBR400Rと400Xと共通のエンジン・フレームを持つ兄弟車として2013年より販売が開始されました。
低速域からトルクの力強さを発生するので街乗りなど普段使いでも乗りやすく、高回転域では最高出力が9,500rpmで発生するパワフルなエンジン特性です。
剛性感と軽さを両立する鋼管ダイヤモンドタイプのフレームで、しなやかで路面への追従性もよく街乗りからツーリングまで取り回しを含め、扱いやすくなっています。
CB400Fは、平成28年度の排ガス規制の際に生産終了のアナウンスが出されました。
- エンジン型式:水冷直列2気筒
- 最大出力:46ps
- 最大トルク:37N・m
- 車重:192kg
- 中古市場価格:30万~45万円前後
2.【250超~400cc】ヤマハ MT-03
出典元:https://www.yamaha-motor.co.jp/mc/lineup/mt-25/color.html
ヤマハのMT-03は、250ccクラスのMT-25と兄弟関係に当たるモデルです。
フルカウルのスポーツモデル「YZF-R3」をベースに、ネイキッド化されたストリートファイターで、引き締まったシャープなデザインになっています。
エンジンは、42psを発生する水冷並列2気筒が搭載され、アクセルにしっかり反応する軽い乗り味が特徴です。
倒立フォークやLEDヘッドライトが装着され、より現代的な印象を与えます。
- エンジン型式:水冷並列2気筒
- 最大出力:42ps
- 最大トルク:29N・m
- 車重:169kg
- 新車販売価格:654,500円
3.【250超~400cc】KTM 390デューク
出典元:https://www.ktm.com/ja-jp/models/naked-bike/ktm-390-duke-2021.html
KTMの390デューク(DUKE)は、コンパクトな車体にトルクフルなエンジンが特徴です。
125ccクラスの車体に373.2ccのエンジンが搭載され、車重も149kgとこのクラスに置いて軽さが頭一つ抜けています。
コーナリングロケットの別名を持ち、軽くて振り回しやすい車体にハイパワーなエンジンの組み合わせで、意のままにコーナリングを楽しめるモデルです。
オーストリアの欧州らしいデザインも楽しめる、そんなストリートファイターになっています。
- エンジン型式:水冷単気筒
- 最大出力:44ps
- 最大トルク:37N・m
- 車重:149kg
- 新車販売価格:699,000円
4.【250超~400cc】BMW G310R
出典元:https://www.bmw-motorrad-sor.jp/model/g_310_r_2021.php
G310Rは、二輪・四輪共にプレミアムな車種を提供する高級ブランドとして知られるドイツのBMWが販売しているモデルです。
憧れる人も多いBMWのモデルながら価格が681,000円と、バイク初心者でも手を出しやすい価格帯になっています。
排気量313ccの水冷単気筒エンジンが搭載され、見た目も美しいゴールドの倒立式フロントフォークやラジアルマウントされたキャリパー、ABSなど本格的な装備が充実です。
2017年9月以降から販売されるモデルにはETCが標準装備され、安価で変える本格的なBMWとしてますます人気を集めるモデルとなっています。
- エンジン型式:水冷単気筒
- 最大出力:34ps
- 最大トルク:28N・m
- 車重:159kg
- 新車販売価格:681,000円
5.【250超~400cc】スズキ GSR400
出典元:https://www.bikebros.co.jp/catalog/3/27_2/
スズキのGSR400は、海外向けに販売されていたGSR600の中型バージョンとして、2006年より販売が開始されました。
搭載される水冷直列4気筒エンジンは、GSR600をベースとして400cc用にリファインされ、61psもの高出力を発生します。
2007年モデルからはABSが標準装備、2009年モデルには小さなフロントバイザーも装着され、風防効果が高められました。
2014年モデルはカラーリングの変更だけ行われましたが、このモデルを最後に生産終了しています。
- エンジン型式:水冷直列4気筒
- 最大出力:61ps
- 最大トルク:39N・m
- 車重:215kg
- 中古市場価格:25万~48万円前後
6.【250超~400cc】カワサキ Z400
出典元:https://www.kawasaki-motors.com/mc/lineup/z400/
カワサキのZ400は、Ninjya400をベースにしたストリートファイターで、2019年に新登場しました。
48psの水冷並列2気筒エンジンが搭載され、低速から力強いトルクとシャープな吹け上がりで街乗りから高速までストレスない走りが楽しめます。
フレームにはNinja H2の流れをくむトレリス構造が採用され、ショートホイールベースにロングスイングアームの組み合わせに、フロントフォークのキャスターを立てたことにより、軽快でスポーティなハンドリングです。
- エンジン型式:水冷直列2気筒
- 最大出力:48ps
- 最大トルク:38N・m
- 車重:166kg
- 中古市場価格:682,000円
7.【250超~400cc】スズキ グラディウス400
出典元:https://www.bikebros.co.jp/catalog/3/146_2/
スズキのグラディウス400は、2009年より2015年まで販売されていました。
2021年現在では珍しくなった、55psを発生する水冷V型2気筒が搭載され、全域を通してアクセルに反応する素直なレスポンスの良さです。
異形のヘッドライトや、フレーム、テールライトなどどの方向から見ても一目でグラディウスとわかる、そんな特徴的なデザインになっています。
- エンジン型式:水冷V型2気筒
- 最大出力:55ps
- 最大トルク:41N・m
- 車重:206kg
- 中古市場価格:27万~55万円前後
おすすめの大型ストリートファイター10選
最も多くのラインアップとなっている大型クラス(400cc超~)のストリートファイターモデルを10車種ご紹介します。
メーカーも力を入れているクラスで、選択肢も国産・輸入車と幅広いです。
1.【大型クラス】スズキ GSX-S1000 ABS
出典元:https://www1.suzuki.co.jp/motor/lineup/gsxs1000am0/?page=style
スズキ・GSX-S1000 ABSは、スーパースポーツのGSX-R1000のエンジンと主要パーツを継承したモデルです。
レースで勝つためのGSX-R1000のエンジンを、ストリートで扱いやすいようにチューンされ、最高出力は148psに抑えられていますが、それでも高速域では十分すぎるパフォーマンスを発揮します。
パワーをコントロールしやすいよう、3モードのトラクションコントロールも搭載され、スポーツ走行から雨の日まで走行状況に応じたセッティングが可能です。
- エンジン型式:水冷直列4気筒
- 最大出力:148ps
- 最大トルク:107N・m
- 車重:209kg
- 新車販売価格:1,152,800円
2.【大型クラス】BMW S1000R
出典元:https://www.bmw-motorrad-sor.jp/model/s_1000_r_2021.php
BMWのS1000Rは、スーパースポーツのS1000RRのストリートファイターモデルとして、2014年に発売開始されました。
S1000RRのアンダーカウルやフロントカウルを取り外し、バーハンドルを装着して街乗りなどストリートでの取り扱いやすさに主眼を置いた設計がされています。
水冷並列4気筒エンジンに、より安全で安定した走行ができるよう、3モードのライディングモードやDTC(トラクションコントロール)、レース対応のABSなど電子制御が充実です。
2017年9月1日以降のモデルには、ETC車載器が標準で装備されるようになっています。
- エンジン型式:水冷直列4気筒
- 最大出力:165ps
- 最大トルク:114N・m
- 車重:199kg
- 新車販売価格:1,780,000円
3.【大型クラス】ヤマハ MT-09
出典元:https://www.yamaha-motor.co.jp/mc/lineup/mt-09/color.html
ヤマハ・MT-09は、2014年に販売が開始されました。
水冷直列3気筒を搭載し、ハイギアとなった1、2速により俊敏な発進加速が得られるセッティングです。
クラッチレバーの操作が楽で、減速時に車体挙動が大きくなるのを抑制するアシスト&スリッパークラッチも搭載しています。
- エンジン型式:水冷直列3気筒
- 最大出力:120ps
- 最大トルク:93N・m
- 車重:189kg
- 新車販売価格:1,100,000円
4.【大型クラス】カワサキ Z1000
出典元:https://www.kawasaki-motors.com/mc/lineup/z1000/
カワサキのZ1000は、輸出向けに生産していたフルカウル・ツアラーのZX-9Rがベースで、カウルを取り除いてシャープで戦闘的なスタイルとなったスストリートファイターです。
スパルタンな外観にスーパースポーツバイクに匹敵するような高い動力性能を持っています。
モデル名はカワサキの名車として名を馳せる1970年代に販売されていたZ1000からで、現行のZ1000は初期型が2003年より販売開始されました。
- エンジン型式:水冷並列4気筒
- 最大出力:142ps
- 最大トルク:111N・m
- 車重:221kg
- 新車価格:1,065,000円
5.【大型クラス】スズキ GSX-S750
出典元:https://www1.suzuki.co.jp/motor/lineup/gsxs750am1/?page=style
2017年に販売開始されたGSX-S750は、フルカウル・スポーツバイクであるGSX-R750のストリートファイターモデルです。
GSX-R750の水冷直列4気筒エンジンを、ストリートでも乗りやすいようにチューニングされ、112psを発生します。
低速や発進時にスロットの開け具合やシフトポジションなどを感知し、エンジン回転数を補正してエンストしにくくするエンジンrpmアシストが搭載されるなど、より街乗りがしやすくなったモデルです。
- エンジン型式:水冷直列4気筒
- 最大出力:112ps
- 最大トルク:80N・m
- 車重:212kg
- 中古市場価格:987,800円
6.【大型クラス】DUCATI ストリートファイター V4
出典元:https://www.ducati.com/jp/ja/bikes/streetfighter/streetfighter-v4
DUCATIのストリートファイター V4は、イタリアのメーカー「DUCATI」によるV型4気筒モデルのストリートファイターです。
スーパースポーツのパニガーレ(Panigale)V4のパワーユニットを継承し、幅広のバーハンドルが装備されています。
標準装備のV4の他にV4Sがあり、オーリンズ製の前後サスペンションやマルケジーニ製ホイールなどが装着された、よりスパルタンなモデルです。
- エンジン型式:水冷V型4気筒
- 最大出力:208ps
- 最大トルク:123N・m
- 車重:180kg
- 新車販売価格:2,445,000円
7.【大型クラス】TRIUMPH ストリートトリプルS
出典元:https://www.triumphmotorcycles.jp/bikes/roadsters/street-triple
2017年より販売開始された「ストリートトリプルS」は、イギリスのTRIUMPH(トライアンフ)によるストリートファイターモデルです。
エンジンには660ccの水冷直列3気筒が搭載され、日常シーンでの扱いやすさを追求されているので、大型バイクながら街乗りしやすく収まっています。
レインとロードの2種類のライディングモードや、ABS、トラクションコントロールを装備し、安定した走りがストリートで楽しめるモデルです。
エンジン型式:水冷直列3気筒
最大出力:95.2ps
最大トルク:66N・m
車重:188kg
新車販売価格:999,000円
8.【大型クラス】カワサキ Z H2 SE
出典元:https://www.kawasaki-motors.com/mc/lineup/zh2/
カワサキのZ H2 SEは、スーパーチャージドエンジンを搭載したストリイートファイターです。
水冷並列4気筒で200psモノハイパワーを出力し、しっかり制御をコントロールするブレンボ製のStylemaモノブロックキャリパーや、フロントマスターシリンダーを装備しています。
路面状況や走行シーンに合わせ、リアルタイムで反応するKECS(カワサキエレクトロニックコントロールサスペンション)や、ショーワのスカイフックEERA(電子制御ライドアジャスト)など走行の安定感を高める装備も充実です。
エンジン型式:水冷並列4気筒
最大出力:200ps
最大トルク:137N・m
車重:241kg
新車販売価格:2,178,000円
9.【大型クラス】KTM 1290 スーパーデュークR
出典元:https://www.ktm.com/ja-jp/models/naked-bike/ktm-1290-super-duker2021.html
KTM 1290 スーパーデュークRは、オーストリアに拠点を置くKTMにおいて、ストリートファイターのフラッグシップモデルとして君臨しています。
200kgを切る車重に、180psが出力される1301㏄の水冷V型2気筒エンジンなので、排気量に見合わない軽快な走りです。
KTM自ら付けたニックネームは「ビースト」で、エンジンの唸りや加速などはまさに野獣の名にふさわしいでしょう。
エンジン型式:水冷V型2気筒
最大出力:180ps
最大トルク:140N・m
車重:198kg
新車販売価格:219万円
10.【大型クラス】ホンダ CB1000R
出典元:https://www.honda.co.jp/CB1000R/type/
CB1000Rは、伝統的なクラシカルさと現代がうまく融合したNEO SPORTS CAFÉとして、2018年に登場しました。
旧型のCBR1000RRの水冷直列4気筒エンジンをベースに、よりマイルドで扱いやすいようセッティングされています。
2021年にモデルチェンジされ、環境基準のEURO5にも対応し、スマホ連動のボイスコントロール機能も追加され、より現代的な仕上がりになりました。
エンジン型式:水冷直列4気筒
最大出力:145ps
最大トルク:104N・m
車重:213kg
新車販売価格:1,670,900円
様々なバイクをストリートファイター仕様にカスタムする
出典元:https://unsplash.com/photos/f_gCjlNcVWo
様々なバイクのストリートファイター仕様にするポイントについて、車体の部位ごとにご紹介していきます。
ストリートファイターとして売られているモデルを購入するのもよいですが、自分でカスタムすれば世界で1台だけのオリジナルになります。
人と同じ仕様で乗りたくない方、自分のバイクをストリートファイターのようにカスタムシてみたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
自分でカスタムすることで、よりバイクへの愛着もわいてくるでしょう。
1.ネイキッド化
ストリートファイターへの第一歩は、まずはスポーツバイクのアンダーカウルを外してネイキッド化します。
もともとはスーパースポーツ(SS)のカウルを外してネイキッド化したのがストリートファイターで、以外にもルーツは日本にあると言われています。
かつては峠を走る「走り屋」が全国各地にいて日々峠道など大勢で走行していましたが、レーサーレプリカで走行中に転倒するとよくアンダーカウルが割れていました。
そこで、割れたアンダーカウルを取り外し走行する走り屋が出てきましたが、その様子を見たイギリス人の若いライダーが影響を受け、取り入れてアレンジしていったことがストリートファイターのルーツの一つです。
イギリスの若いライダーはほかにも、ウイリーなどのスタントがしやすいようにショートタイプのテールにカスタマイズもしていました。
現在では、バイクメーカーの販売するサイドカウルの付いたネイキッドもストリートファイターと呼ぶことがあります。
2.ハンドルの変更
スポーツバイクはセパハンが装着されているのが基本ですが、ストリートファイターはネイキッドのようなバーハンドルが装着されます。
ルーツのイギリスでは、ウイリーなどのスタントを行う際に車体を振り回しやすいよう、オフロード車の幅の広いハンドルを流用するなどしていました。
セパハンからバーハンドルに交換するのも、ストリートファイター化への重要なカスタムです。
3.ライト類の変更
ヘッドライトやウインカー類を小型なものに交換します。
ストリートファイターのルーツから見ると、フロントカウルを取り外し小型のライトに変更が行われていました。
ライトの小型化はウイリーなどのスタント時に邪魔にならないようにするためで、ストリートファイターを構成する要素の一つになっています。
メーカーが販売するモデルは、特徴的な形状をしたヘッドライトも多いです。
4.シートカウルの変更
シートカウルをよりショートなものに交換したり、角度をつけて跳ね上げたります。
シートカウルの変更もヘッドライトやアンダーカウルの取り外し同様に、ウイリーなどのスタントがしやすくなるようカスタムされていたことがルーツです。
ショートテール化や跳ね上げ加工することでウイリーの際に擦りにくくなるのと同時に、ストリートファイターの特徴にもなりました。
5.エキゾーストの変更
サイレンサーやエキゾーストパイプ(エキパイ)を交換するのも、ストリートファイターに向けて抑えておきたいポイントです。
エキゾーストをシートカウルに合わせるように跳ね上げるのが、近年の主流になっています。
アンダーカウルがないので、エンジンにつながるパイプを含めてカスタムするとより見た目の良さも向上します。
まとめ
出典元:https://www.honda.co.jp/CB1000R/powerunit/
近年注目のジャンルであるストリートファイターは、ルーツがカフェレーサーと言われるようにパッと見た感じでは両車の違いが分かりにくいかもしれませんが、細かく見ていくと違いが分かってきます。
今回はストリートファイターの特徴とルーツ、排気量別におすすめのモデルをご紹介しましたので、気になるモデル探しにお役立ていただけると幸いです。
ネイキッドみたいな外観でありながら、スーパースポーツに匹敵する動力性能を持つストリートファイター、攻撃的なデザインと走りの両方が楽しめるジャンルになっています。
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