【保存版】50cc~125cc原付バイクを市役所でナンバー登録する方法を解説!

【保存版】50cc~125cc原付バイクを市役所でナンバー登録する方法を解説!

50〜125ccの原付バイクなら市役所でナンバー取得が可能

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50ccバイクを原付一種、125ccクラスは原付二種と呼ばれますが、バイクで原付と付くクラスのナンバープレートは市役所で交付してもらえます。

原付は正式にいうと「原動機付自転車」で、原動機(エンジン)の付いた自転車という扱いのため、市町村役所でナンバーを交付しているのです。

 

125ccクラスを超えるバイクは自動二輪という扱いになり、ナンバーを交付してもらうには住所を管轄している陸運局へ行く必要があります。

通勤や通学やちょっとした買い物など、原付クラスは手軽に乗れるだけでなく、住まいの役所で簡単にナンバー取得ができる点がメリットです。

 

市役所で原付ナンバーを交付しているのは市税課

原付(原付一種、二種)のナンバーは住まいの市町村役所で交付してもらえますが、ナンバー交付の申請を行う窓口は市民税課(市税課)です。

窓口での申請は「軽自動車税申告書兼標識交付申請書」という書類を受け取り、必要事項を漏れなく記入の上押印して提出しますが、本人確認が取れる免許証などの身分証明も必要になります。

申請には住所、氏名や生年月日のほかに原付の車名に車体番号も必要となりますので、申請前に車体番号をメモかスマホ画像に残しておくなどし、記入できるようにします。

窓口の混雑具合などにもよりますが、申請内容に問題がなければ20~30分程度でナンバーを交付してもらえるでしょう。

 

申請時の車体番号に関する注意点

原付ナンバーを申請する役所にもよりますが、原付の車体番号の申告に石刷り(いしづり)が必要となる場合もあります。

石刷りとはその原付がちゃんと実在するのかを証明する存在確認のようなもので、刻印された車体番号の上に紙を置いて鉛筆でこすり、車体番号を紙に転記することです。

申請する役所によって必要だったり、必要でなかったりするので、二度手間にならないように事前に電話で石刷りが必要かどうかの確認を取っておくと良いでしょう。

 

原付ナンバーの取り付け方

市役所ではナンバーと、ナンバー取り付け用のネジも一緒に交付されますので、ネジを回すためのプラスドライバーが必要です。

ナンバーの取り付けは、ナンバーをネジで固定するだけで取り付けが終わるので、普段からネジを回したことがないような方であっても簡単に取り付けることができます。

まずは手でネジを真っすぐ締めていき、ある程度ネジが入ったらプラスドライバーで締め上げていくとスムーズに固定することができるでしょう。

 

ただし、ネジを力いっぱい回すと切れてしまうことがあるので、ネジがそれ以上奥に入らない位置に達したら、7割くらいの力加減で最後のひと締めを行うと良いです。

また、ネジとネジ穴が垂直ではなく曲がって入っている場合もネジが破損する原因となりますので、真っすぐネジを締めていくようにしましょう。

 

原付のナンバー取得にかかる料金は?

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原付のナンバー取得にかかる料金は、自分でナンバー申請をする場合とバイクショップなどに依頼する場合とによって異なります。

 

原付のナンバーを自分で申請する場合の料金

自分で市役所に出向いて原付のナンバー交付を受ける際の料金は無料です。

ナンバー申請に必要なものは、軽自動車税申告書兼標識交付申請書(窓口に用意、ダウンロード可)、印鑑(シャチハタ不可)、身分証明書(免許証など)、販売証明書(バイク販売店より発行)となります。

ナンバー取得後にバイクを走らせるには自賠責保険の加入が必須で、万が一加入せずに乗っていることが発覚した場合は、免許停止や6ヵ月以下の懲役または30万円以下の罰金などの制裁が下されますので、忘れずに加入をしておきましょう。

また、ナンバー登録を行うことで軽自動車税の納付義務が発生し、毎年4月1日の時点での所有者宛に納付通知が届きます。

軽自動車税の納税額は排気量50cc~90cc以下で2,000円/年、90cc以上125cc未満で2,400円/年となっており、バイクにかかるもう1つの税金である重量税は原付一種、二種ともに発生しません。

 

ショップなどに原付のナンバー申請を依頼する場合の料金

ショップなどで原付ナンバーの申請を依頼する場合の料金(登録代行手数料)はショップによってまちまちですが、5,000円~1万円前後が相場となっています。

必要書類を揃える必要があるのは個人で登録に行く場合もショップに依頼する場合も同じで、役所に足を運べれば費用もかからず簡単にナンバーを交付してもらえますので、少しでも費用を抑えたい方は自分でナンバー登録に挑戦してみるのも良いでしょう。

 

お店で購入した場合のナンバー取得方法

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お店で原付を購入した場合、大抵はお店の方でナンバー取得まで済ませた上で納車してくれます。

まれに「自分でナンバーを取得してきてください」と言われることもありますが(自転車も併売しているような個人商店が多い)、ほとんどのお店ではナンバー取得費用も含めたバイク本体と納車費用の見積もりとなっているでしょう。

 

少しでも初期費用を抑えたい場合は相談を

少しでも初期費用を抑えたい場合は、お店に相談すると自分でナンバー取得をさせてくれる所もあります。

その際はお店からナンバー申請に必要な「販売証明書」を発行してもらう必要があるので、忘れずに受け取って役所に行きましょう。

 

人から譲渡された場合のナンバー取得方法

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人から譲渡された場合(もらった場合やオークションなどでの取引も含む)は、その原付が廃車手続きを行っているか否かによって手続きが変わります。

 

廃車済み(ナンバー無し)バイクの場合

廃車済み(ナンバー無し)となっている場合は、譲渡証明書、印鑑(シャチハタ不可)、本人確認書類(免許証、パスポートなど)を持って役所に行けば登録ができます。

譲渡証明書は「前の所有者から新しい所有者へ確かにバイクを譲りました」という証明をする書類で、ネット検索を行えばフリーで書式がダウンロードできますので、利用すると良いでしょう。

 

廃車済みバイクの譲渡を受ける際の注意点

廃車とは、ナンバー登録して走行していた原付の登録を抹消した状態のことで、譲渡されるバイクの場合は再登録することで再び乗ることができる「一時登録抹消」の手続きが取られているのが一般的です。

一時登録抹消の場合は再登録することで乗ることができますが、「永久登録抹消」となっていると再登録が認められず乗ることができませんので、廃車済みとなっている場合は譲渡前に永久登録抹消になっていないことを確認しましょう。

 

廃車していない(ナンバー付き)バイクの場合

廃車していない、ナンバーが付いた状態のバイクを譲り受ける場合は名義変更が必要です。

名義変更は「バイクの所有者が誰なのか」という名義人を変更する手続きで、住民登録している市町村役所に現在付いているナンバーと標識交付証明書、譲渡証明書、印鑑、身分証明書を持っていけば手続きができます。

注意点として名義変更を行わないままバイクに乗っていると、軽自動車税の納付書が前所有者に届くなどトラブルの原因となりますので、バイクを譲り受けたならしっかりと名義変更を行いましょう。

 

引っ越し先で原付バイクをそのまま使用する場合は?

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都道府県をまたいだ引っ越しでそのままバイクに乗り続ける場合は、廃車手続きと登録手続きが必要です。

引っ越す前に住んでいた市町村役場で廃車手続き(一時登録抹消手続き)を行い、引越し先住所の市町村役場で登録手続きを行う流れとなり、廃車と登録手続きに必要な書類等は以下の通りです。

 

廃車手続きに必要な書類等(引っ越し前の役場)

引っ越し前の廃車手続きに必要な書類は

  • ナンバープレート
  • 標識交付証明書(所有者の氏名やバイクの諸元などが記載された原付の車検証のようなもの)
  • 印鑑(シャチハタ不可)
  • 身分証明書(免許証やパスポートなど)

となっています。

廃車手続きが終わると、引っ越し先の役所で登録手続きの際に必要となる「廃車証明書」が発行されますので、登録手続きが終わるまで無くさないように保管しておきましょう。

また廃車手続きには「一時登録抹消」と「永久登録抹消」とがあり、再度バイクに乗る場合の手続きは「一時抹消手続き」です。

永久登録抹消をしてしまうと、再度ナンバーの取得ができなくなり公道での走行は不可となってしまいますので、手続きを誤らないように注意しましょう。

 

登録手続きに必要な書類等(引っ越し先の役場)

新たな住まいとなる引越し先で登録するのに必要な書類等は

  • 廃車証明書
  • 標識交付証明書
  • 印鑑
  • 身分証明書

となっています。

手続きが終わるとその場でナンバープレートが発行されますので、ナンバーをバイクに取り付ければすぐに乗ることができますが、強制保険の自賠責保険や任意保険の加入を忘れずに行っておきましょう。

引っ越しを行うと役所で転居届が必要となるので、転居届と合わせてバイクの登録手続きを行うと何度も役所に足を運ぶ必要がなく楽です。

 

上記に該当しない例外の場合

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原付のナンバーの登録から廃車まで手続きを管轄しているのが住まいの市町村役場ですので、ナンバーに関して分からないことがあれば電話などで役所に相談をすると良いでしょう。

譲渡証明書がない場合など、所有者が不明の場合は登録が厳しいこともありますが、場合によっては救済手続きができることもあり、その際に必要な手続きなども教えてくれるので一度相談してみるのをおすすめします。

 

まとめ

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原付バイクのナンバーは意外と手続きが簡単で、必要書類や身分証明書、印鑑などを持って住まいの市町村役所へ行けば無料で手続きができ、その日のうちにナンバーが発行されます。

人から譲渡された場合や都道府県をまたいでの引っ越しの場合は、廃車手続きや登録手続きが必要となりますが、同じく手続きは簡単です。

手続きに自信のない方や役所に行く時間が取れない場合はバイクショップなどに依頼してナンバーを取得してもらえますが、費用が数千円から1万円ほど必要となるので、自分でナンバー登録することで費用を抑えることができます。

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